総合病院と個人病院・クリニックへの転職、どっちがいい?

総合病院と個人病院・クリニックへの転職

総合病院と個人病院・クリニックへの転職、どっちがいい?

看護師の就業場所として、病院と診療所(クリニック)は一番多く、両方合わせて82%を占めています。もちろん病院といってもさまざまな形態の病院があります。

大学病院のようにな高度専門医療、三次救急を担う大病院をはじめ、地域の中核病院、中小規模の一般病院、療養型病院、精神病院、診療所・個人病院などあり、その規模、役割が異なってきます。このコラムでは大きく総合病院と個人病院への転職でどちらがよいのか検討していきます(*^-^*)。

まず総合病院の定義は以下の通りです。

許可病床数100床以上で主要な診療科(最低でも内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の5科)を含む病院のこと。 従来は医療法で規定されていたが、1996年の医療法の改正により廃止されている。(wikipedia)

法律的には総合病院はすでいにないということですが、実際には多数の診療科がある地域の代表的な病院のことを一般に総合病院と呼んでいることが多いです。大学病院や地域の中核病院は、総合病院といえるでしょう。

総合病院で働くメリットは、さまざまです。まず特定機能病院である大学病院の場合、一般ではなかなか診ることのない重症患者さんや高度専門医療が必要な患者さんを診ることができ、経験を積めます。

最先端医療を経験できたり、キャリアアップを目指すための教育制度が充実していたり、給与や福利厚生の充実していたりと働き甲斐があると言ってもよいでしょう。また人間関係で悩んだとしても、診療科目が多いので、「異動で解決する」ということもあります。

ただし、デメリットとして勤務している看護師さんから、残業が多く忙しいという意見のある病院が多いです。なので、休日や残業については転職前にしっかり確認しておきましょう。

個人病院、診療所(クリニック)の定義は以下の通りです。

医師または歯科医師が公衆または特定多数人のため医業または歯科医業を行う場所で,患者の収容 (入院) 設備がない外来専用のもの,あるいは 19ベッドまでの設備のものをいう (医療法) 。 一般的には医院と呼ばれることもあり,入院ベッドのないものを無床,あるものを有床診療所という。(wikipedia)

個人病院、診療所(クリニック)は基本的には、良くも悪くも経営者である院長の診療方針、経営方針に合うかどうかが最も重要なポイントです。院長が変な人でやりにくいとなれば、長く働けない可能性があります。

ただ院長が尊敬できる人で、職場の雰囲気がぴったり合うと理想の職場になります。実際、総合病院と比べるとアットホームな雰囲気もあり、そうした診療所は離職率が低く、勤続年数が長いスタッフが多いです。

総合病院に比べて、次々と患者を診ていく診療所の場合、その流れにのってテキパキ業務をこなす能力が求められるでしょう。人数が少ないことも多いため、事務作業などの看護業務以外の雑務も担当しないといけないこともあります。

診療時間が限られていたり、大学病院と掛け持ちをしている医師も多いため、休みが多い病院も多く、ゆったり勤務したいのなら、そういった個人病院、診療所(クリニック)に転職するのもよいでしょう。

40代にして決意の転職(体験談)

私自身の経験になります。これまでは個人病院での勤務が中心でしたが、40代を目前にして高収入の「総合病院病棟勤務」に転職を決意しました。正直に告白しますが、「私自身にとっては失敗の転職」だったと思います。

第一に感じたのは経験不足。年齢を重ねた上の体力不足と相まって、新しい知識を吸収しようとしても、若い人と違い、思い通りにすすみません。熱意と謙虚さがあればよかったのでしょうが、自分よりずっと年下の先輩に指示を仰ぐ日々は、私にはハードルが高すぎました。

第二に感じたのは、高収入という求人にひかれて、職場に対する十分な調査ができていなかったこと。当たり前ですが、高収入を掲げた病院はそれだけ人手不足だということ。高収入であっても職員が辞めていくという裏には、激務や人間関係の劣悪さなどの大きな問題が潜んでいるものです。

夜勤は3人態勢であるという条件の裏には、救急患者の受け入れがあるなどという裏事情が把握できておらず、働き始めてからは体調を崩すことの連続でした。

それでも、私がこの求人に挑戦しようと思った理由は「看護師として総合病院の病棟勤務に挑戦するとしたら、これが最後の挑戦かもしれない」と思ったからです。

そういう意味では、チャレンジせずにいたよりも、自分自身を知る上でも、その後の転職先を決定する上でも貴重な体験となったことは事実です。

看護師という仕事。甘い気持ちでできる仕事ではありません。

しかし、どんな激務でも患者さんに対する思いやりを決して忘れないまるで神のようなナースがことも事実です。私自身はそうはなれませんでしたが(涙)転職する際には職場のことはもちろん自分自身の能力や適性、年齢や経験もよく吟味して、決意することをお勧めします。

個人病院のデメリット(体験談)

現在働いているのは100床弱の個人病院です。噂でこの病院はお給料は安いということは聞いていましたし、実際面接でも「うちはお給料が安いけど良いんですか?」とも言われました。

私は臨床を離れてから10年以上たっており、色々学ばせていただく、という気持ちでしたから、お給料はいくらでも良い、という思いでそのお給料で入職しました。

ただ、入職後1年が経過し、仕事にもぼちぼち慣れてくると、だんだんと不満が募ってきます。

お給料は夜勤をしていても23万円程度、夏のボーナスも1か月分しかなく、いったい看護職の評価はどうなっているのか疑問です。よくこれで皆長いこと働いているなあと思います。

もちろん皆も不満を持っています。個人病院だから仕方がないところもあるのかもしれませんが、他の職種はもっと条件が良い、という噂も聞くと、やはり看護職に対する評価が低すぎるとしか思えません。

他のスタッフが「うちでは看護職はピラミッドの底辺だから」と言っているのを聞いて、看護師の自己評価の低さがとても残念です。それだけの評価しかしないのに、多くのこと求められ、皆疲弊しています。

それでも看護職はまじめですから、一生懸命に応えます。看護のことは大好きですが、ボランティアではありませんから、仕事に対する評価は報酬に反映されているはずです。

やはりそれなりに評価してもらわないとモチベーションも保てませんし、プライドも持てません。看護職は人数が多いため余計に昇給は難しいでしょうが、もう少し配慮してもらいたいものです。

総合病院から個人病院へ転職して思うこと(体験談)

看護師の資格を取り、初めては総合病院の内科病棟で勤務していました。

しかし、結婚をして主人との生活のずれや、同じ日にお休みが取れない状況が続いたので、5年の勤務を終えたところで夜勤のない個人病院である耳鼻咽喉科へ転職をしました。

まず、勤務時間が全く違います。総合病院で働いていた時は、日勤、深夜、早出のローテーションでしたがそれが週五日の9時から5時までの公務員のような生活になりました。

確実に日曜日と祝日はお休みでしたし、御盆休みやお正月休みも最低でも連続で4日間はあります。なので、家族とのコミュニケーションははるかに取れるようになりました。

ただ、総合病院と個人病院ではやることも全く違うので看護師であっても掃除をしたり、業者とのやり取りもしなければなりません。

はじめは戸惑いましたが時間とともに慣れたのでよかったと思います。基本小規模なので仲間とはとても仲良くなれます。
お昼休みも長いのでちょっと外出したり仮眠したりしていました。

お給料の面ではやはり夜勤をしていないので、その分は下がりますね。ボーナスも院長からの支給になるので総合病院と比べると下がる人が多いかと思います。

私個人の考えとしては、独身時は総合病院でスキルをつけ、結婚したり子供を産んだら個人病院で働くのが一番の理想です。

総合病院で働いていて、家庭も完璧にこなすのはかなりむつかしいのではないかと思います。
現に総合病院での離婚率は高いそうです。

何を自分の中で優先するか、自分の選んだ道で家族にどのような負担を与えるのかそういうことを決めて方選んだほうが後悔は少ないと思います。

結婚してから迷う友人もたくさんいました。みんなそれぞれでそのまま総合病院で働いたり個人病院でうつったりされています。

私は今は子供がまだ1歳と3歳と小さく転勤族で周りに頼れる親族もいないので、看護師はお休みして専業主婦をしています。もう少し子供が大きくなったら個人病院で働こうと考えています。

保育園へ預けるのもひとつの手ですが、子供とふれあう時間も貴重だと思って日々過ごしています。

もし転職を考えている方がいたら、色々悩んでこうしたらこうなるだろうな等先の見通しを立てて動いていくと実際動くときにスムーズではないかと思います。

看護師を辞めたくなくて総合病院から個人病院に転職(体験談)

私は6年前に辛い実習を乗り越えて、なんとか国家試験を合格し新人看護師として働き始めました。新人のうちは大きな病院で勉強して技術を身につけようと思い、地元でも有名な総合病院に入社しました。

看護師になってからも勉強の日々で、休日も研修会に参加しなければならず休む暇もありませんでした。

また、その総合病院は3交替勤務であったため日勤してからの深夜勤というのも当たり前です。それでも新人だからしょうがないと思い、とにかくがむしゃらに働きました。

やっと仕事に慣れてきた2年目の時に、今まで気にしなかった先輩看護師からの悪口が聞こえるようになりました。最初は私の思い違いだと思ってましたが、段々とそれは確信に変わっていきました。

私に聞こえるような大声で悪口をグループで言い合っていたり、勉強会を開催するとダメ出しが止まらなかったりと先輩看護師達は飽きることなくイジメ続けていたのです。

またある時はテーブルの上が散らかっており、私のせいにされ罵声を浴びながら片付けをしたこともありました。幾ら私より先輩であっても、人間としてどうなのかと疑問を抱くようになりました。そして、こんな人間にはなりたくないと思い退職することにしました。

総合病院は忙しいため、皆ギスギスしてしまうのです。なので、次に勤務したのは個人病院です。個人病院ですが、手術も病棟もあります。

総合病院よりも忙しくなく、先輩看護師達から色々な事をじっくりと教えてもらえます。人間関係も良好で、イベントを開催したり地域の行事に参加したりもします。

体調が悪い時はしっかり休ませてもらえますし、プライベートも楽しくさせてもらえる環境が十分に整えられており転職して良かったと感じている毎日です。

転職するなら総合病院か個人病院か(体験談)

私は看護学校卒業後、 付属の総合病院に勤めていました。

三交代制で外来はなく病棟勤務で、日勤、準夜勤務、深夜勤務と毎日忙しい日々ではありましたが、たくさんの患者様と関わることは私にとってはとても有意義な時間でした。

しかし結婚を機に退職し再就職することになった時、今度は大きな総合病院とは違う夜勤もなく日勤のみの個人の開業医の外来診療のみの病院に勤めることにしました。

まず個人病院なだけに、面接も雑談程度で終わりその日にすぐOKを頂き明日から出勤してくださいと言われました。受付の事務の方、看護師の方、院長、院長の奥様と紹介され、総合病院とは違うアットホームなイメージを受けました。

しかし驚くのは翌日からで、勤務初日にも関わらず看護師は私一人で先生と二人きりで外来をすると聞かされ正直パニック状態でした。

物品の場所も分からない、システムも軽く説明されただけでまだ理解しきっていない状況であれやこれやと指示をされます。

もちろん患者さんにも就職したての私が答えられない質問されたり、処置がスムーズでないことでクレームも言われたりしましたがフォローしてくれる人もおらず大変困りました。

以前勤めていた総合病院病院では新しい職員の方が来ると職歴は関係なく数日間はフォローの方が付き色々と指導してくださった上で、独り立ちというスタイルだったのでここで個人病院の洗礼を浴びることになりました。

他にも、薬品を扱う際は看護師二人でダブルチェックをして患者名、薬品名、使用量、など声出し確認することはもはや義務化されていましたが、看護師一人しかいない状況でダブルチェックが出来るわけもなくただ一人で何度も何度も間違いがないかチェックをしました。

使用済みの注射器は針はペットボトルを半分に切って作った簡易式のケースに入れ込むことや、常連の患者さんには順番を早めるなど、正直多くの違いを見てとてもビックリしたことを強く覚えています。

そしてアットホームな環境だけにスタッフの数が少ないのでどうしても距離が近すぎて小さないざこざなよく起き、気まづいまま仕事をすることも多くありました。

そのような環境になかなか馴染めることができず数ヶ月して退職することを決めましたが、やはり病院選びは慎重にしないといけないのだと痛感しました。

総合病院、個人病院、どちらにも良いところも自分に合わないところもあると思います。人数や病院の予算なども大きく違うわけなので様々なギャップがあって当然であると思います。

自分に合った働きやすい病院と出会うことは簡単なことではないので情報収集をしっかりして自分に合う職場を見つけることが大事なのだという学びを得ることができました。

総合病院とクリニックとの違い(20代後半/体験談)

私は以前公立病院の産科・小児科病棟で9年間三交替勤務をしていました。その後三交替勤務の過酷さ、委員会、長時間の残業が辛くなり外来のみの内科クリニックへ転職しました。

私がNsを目指したのは昔から看護師に憧れがあり親戚にも医療関係者が多く、資格があれば就職にも困らないだろうとの考えからです。転職は一回のみです。

総合病院では電子カルテの入力や委員会、研修などが多く患者さんと関わる時間が少なく、患者さんとの関わりを大事にしたい私にとってはだんだん苦痛になってしまいました。

そしてクリニックへ転職。クリニックは外来業務なので診察や検査の介助、採血や点滴などを行いながら患者さんとお話をして、身近に接する機会が増えました。

顔見知りのかたも増え名前を覚えてもらったり、患者さんが今困っていることなどにゆっくり耳を傾けることができるので私には総合病院よりクリニックが合っているように感じています。

また、以前の職場はスタッフ数も多く、派閥や人間関係のいざこざもありました。やはり勤務が繁忙のためみんな疲れ果てギスギスしてしまうようです。

クリニックではスタッフも少なく、事務も看護師も医師もみんなで力を合わせて働いており、スタッフ仲はとても良好です。人間関係が良いと仕事も楽しく行うことができるように感じます。

面接では今までのスキルや転職後にどのような仕事をしたいかなどを聞かれました。クリニックでは人手不足なところが多いので面接でよほど変なことを言わなければ大体採用されると思います。

クリニックでは医師が言ったことが全て、のような世界ですので医師をたてながら褒めながら接していくと良い関係で仕事が出来ると思います。

総合病院の内科から婦人科・心療内科のクリニックへ(20代後半/体験談)

親の勧めで看護師になりました。資格を取って就職に困らないようにと半ば強引に進路を決められました。確かに就職難と言われていた時期だし、お給料も高いしと安易な考えで看護師を目指しました。

高等看護専門学校を卒業し、半年間、地元から離れた総合病院の内科に勤務しました。その時は夜勤が月5回ほどあり、一人暮らしをしていました。

その後、看護学校時代にお世話になった医師が開業をするということで一緒に働かせていただくことになりました。婦人科、心療内科のクリニックです。

そこで2年半働き、現在は結婚し乳児を育てる専業主婦です。

転職回数は1回だけです。転職した理由は多忙な毎日に疲れ、目の前で亡くなる患者さんの多さ、対処療法しか出来ない医療に嫌気がさしました。

お世話になった医師が予防医学を取り入れ、症状を抑えるだけでなく根本的に治療をしていくというスタイルで開業したということを聞き、その方針に納得し自分も勉強したいと思い転職を決意しました。

業務的にではなく、ひとりひとりに寄り添い、病院に来たら安心出来る空間作りが出来る看護師が理想です。

身体や心に不調があって、病院に来てくださるのだから真剣に受け入れてお話しを聞いて援助出来る看護師となりたいです。

看護師は人手不足なので面接も緩いところが多いと思います。とくに関東ではそのようなところが多い気がします。看護師は対人の仕事です。

マニュアル通りにはいかないことがたくさん起こります。面接では硬くなりすぎず、余裕をみせるくらいのほうが看護師に向いているなとアピールすることができると思います。

医療の世界は幅広いです。同じ内科でも外来、病棟でやることが違います。さらに言えば医師によって方針や施術などのやり方、カルテの書き方…。全てが異なります。その場に合わせる適応力も必要です。

しかし私が体験したように自分の興味のある方針や患者さんをどう援助したいかによって転職する場所を選ぶことができます。看護師の需要は高いので色々なところへ転職し、自分にあった職場を見つけて下さい。

大学病院とクリニックの違い(20代前半/体験談)

私が転職した時のお話です。私は看護学校を卒業してすぐに大学病院に勤めたのですがなかなか環境に馴染めずにおおよそ2年で転職することになりました。

最初は大学病院に馴染めなかった自分と周りの環境に負けてしまった自分に対してすごく情けなくて悔しくしばらく悩んでいたのですが、知り合いの看護師さんに病院はここだけではないと励まされて転職することにしました。

しかし、実際はすごく難しかったです。求人雑誌の看護師募集を見ても正社員で雇ってくれるところはとても少なくてほとんどがパートで時給扱いでした。

派遣で看護師と言う手もあったのですが安定した職ではなく派遣はいつ切られるかもわからないのでなかなか踏み出せませんでした。

やはり、看護師と言うのは看護学校を卒業してそのまま就職できた病院でずっと働くのがどれだけ恵まれているのか突きつけられました。

結局は、近くの歯科医院で雇われ看護師をすることになったのですが何とか話し合いで月給にしてもらえることになりました。

しかし、一度大学病院を味わってしまうとクリニックの患者さんの来なさには慣れなかったり、看護師の実力を出せてない気もしました。

大学病院はいつも患者さんが多くて忙しかったのですが、こういったクリニックは患者さんも同じ人が多いのですぐ顔も名前も覚えました。

患者さんとは少しずつ仲良くなれたのでクリニックの良い所はこういった患者さんとの触れ合いが出来る事なのかなとも思いました。

地元の小さな個人医院と内科医院で働いて(40代前半/体験談)

大学生の時、自分が学んでいる内容と現実社会が抱えている問題との間にズレがあるのを感じて悩んでいました。このまま大学で学びを深めても社会に貢献できないと確信し、大学を卒業してから看護学校に入学しました。
看護師の道を選んだのは、超高齢化社会に最も必要とされる人材の1つであることと、患者の命を支えるという責任感の大きな役目に魅力を感じたからです。

卒業後、知人の紹介もあり地元の小さな個人医院に勤めました。私は一匹狼タイプで、従業員も患者も多い総合病院は合わないと思っていたため幸運でした。

職場には、医師の他には私を含めて3人の従業員しかおらず、婦人科なので女性の患者しか来ることがなく、心に余裕を持ってのびのびと働くことができていました。また、入院を扱っていないため交代制勤務でなかったことも、生活スタイルが壊れることなく良かったです。

転機は39歳の時でした。私の雇い主である医師が、高齢を理由に引退することになったのです。跡継ぎがいなかったので医院も壊すことになりました。

その後、私はオファーを受けて同じ市内にある内科医院で働くことになりました。祖父母が長い間お世話になっていた医院で、医師や看護師とはすっかり顔なじみのせいもあり、面接も試験もなしにそのまま転職できました。転職活動も一切していませんが、これがとりあえず自分にとって初めての転職です。

最初の職場の婦人科に比べると患者の数も種類も多く、突然身の回りが忙しくなりました。上司である医師は寡黙なタイプで、患者とのコミュニケーションも苦手のようでした。そのことがますます私の多忙の原因となりました。

転職した3日目に辞めたくなりましたが、患者と医師とをつなぐのも看護師だからこその役目と思い直しました。そして今日も1人1人の患者の命のために頑張っています。

私は、患者の抱える苦しみを少しでも和らげることのできる看護師になりたいと思っています。しかしそれは、状況によっては、必ずしも患者の命を救うことや延ばすことではないとも密かに考えています。

私たち医療従事者は、患者の命の長さを決める権利は勿論ありません。でも、患者から苦しみや痛みを取り除く義務があります。それらが耐え難いものであればなおさらです。権利と義務に挟まれて日々悶々としていますが、転職しないと経験できなかったことかも知れません。

昔に比べると、転職にマイナスイメージが抱かれなくなりました。職場は単なる生活費を稼ぐ場所ではなく、自分を成長させる場所でもあります。

あまり転職を繰り返すことは相応しくありませんが、どんな自分になることを目指しているのかを常に忘れないで欲しいと思います。そうすることで、より良い職場を求めたり出会ったりすることでしょう。

循環器病棟(急性期)からクリニックに転職(20代後半/体験談)

私は循環器病棟で7年勤務しており、3交代制でした。看護師になった理由として、最初は祖母の影響で医療のテレビ番組を見ることが多く、小さい頃から医療に携わる人になりたいと思っていました。

そして、過去に1度だけ入院したことがあり、その時に見た看護師さん達の働き方を見て、改めて看護師になりたいと思い看護の道へすすみました。

循環器病棟は主に急性期であり、生死にかかわるように患者様ばかりで、1人生命の危機を脱したと思えばまた1人生命の危機状態にある患者様がくるというように、随時入れ替わっており、ものすごく回転が早い病棟でした。

元々、私はがん患者、ターミナル期における患者様の看護がしたいと思っていたため、回転の早い病棟だと患者様とゆっくり関わることが出来ませんでした。

日々、業務を終わらせることで精一杯で、患者さんのために何かしてあげよう等考える余地もありませんでした。

また子持ちで仕事をしていましたが帰宅時間がいつも遅く、子供との時間も少なくなってしまい、家族にも迷惑をかける毎日で、仕事と家庭との両立が難しくなってしまいました。考えに考え、転職にふみきりました。

病棟からクリニックへの転職でしたが、クリニックは患者さんとの関わりも一瞬で終わってしまい、私が目指す看護師像とはほど遠いものでしたし、やりがいを感じる場面もさらに少なくなりました。

またクリニックは少ない人数でまわしてることもあり、子供のことで急に休むということが難しくなってきます。しかし、これらのことも含め転職して良かったと思っています。

その理由は定時で帰宅でき家庭のことも十分手が回せること、また病棟よりも業務内容の幅が狭く、キャパオーバーにならずに仕事に従事できているからです。

自分が望んでいた、育児をベースをもっていきたいという願いが叶っているからです。今後転職を考えてる人へ、やはり病棟でリーダー層くらいまでのある程度の経験を積んだ方が良いと思います。

転職先にも受け入れてもらいやすくなりますし、何より自分が働きやすくなります。またもう一度考えてほしいのは、働く場所に何を求め、何を優先したいかです。

それぞれの場所で全て良いところはありません。何か優先するものがあれば、何かを犠牲にしなければなりません。そこを考えて転職に臨んでほしいと思います。

クリニックへの再就職時は総合病院との忙しさのギャップに注意

あゆみ
友人の看護師の転職話です。

彼女は急性期の大きな総合病院に勤めていました。
総合病院の中でも手術室かICUか超急性期の場所だったと思います。

私は地域密着型の急性期の病院に勤めていたのでその時でもずいぶんと忙しく、ばたばたしていたのでそれ以上に忙しいなんて考えられませんでした。相当忙しく走り回っていたのだと思います。

そんな彼女が仕事を退職をしました。

引っ越しも兼ねていたので一時退職し、引っ越しまでの半年間短期でクリニックで勤めることにしたようです。仕事をしながら就職活動までして頭が下がります。

このご時世短期でもすぐにみつかったそうです。

私からしたら退職後はゆっくりしたいものですが、すぐに新たな職場で働くことはすごく大変なことだと思います。

彼女は今までのバリバリの環境から、ゆっくりとした時間が流れるクリニックへの変調にうまくなじめなかったらしく、体調が悪くなったり体がおかしくなったそうです。

忙しくて体調が悪くなるのではなく、忙しくなさすぎて彼女は体調をくずしてしました。

バリバリやっていた看護師からすると急なクリニックへの転職は難しいのかもしれません。
クリニックによっても総合病院くらい忙しいところももちろんあると思います。

再就職を探すときには、クリニックの忙しさや、今の職場とのギャップを考えることも必要なんだなと感じました。

自分が再就職をするときにはそのポイントも考えながらにしようと思いました。

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