看護師に人気のおすすめ資格ベスト10 キャリアアップ・仕事に活かせる資格
看護師のキャリアアップに人気の資格ベスト10を挙げてみました。実際に転職でも役に立つ仕事に活かせる資格ばかりです。
資格は大きく3種類に分類されます。
法律に基づき国もしくは、国から委託を受けた機関が実施する『国家資格』、行政機関やそれに準ずる機関が実施する『公的資格』、民間団体や企業が独自に実施する『民間資格』です。



転職の時に資格があると自信を持って面接を受けられそうです。


少し焦ってしまいます、、、

▼資格を取って実感したこと▼
・モチベーションアップ
・病院の評価、医師との関係、人脈
・看護の範囲
・患者さんとのコミュニケーション
・その他
・手当



ぜひ参考にさせてください。
◎看護師に人気のおすすめ資格ベスト10
1位
認定看護師
日本看護協会の認定資格。キャリアアップを考える看護師に人気があります。2017年8月の時点で21分野、1万8千人以上が資格を保有しています。認知症看護認定看護師をはじめ7分野が1,000 人を超えています。5年の実務経験が必要で、そのうち3年は認定分野と関連した領域での経験が必要です。
2位
専門看護師
日本看護協会の認定資格。大学院での高度な学びや研究を経て認定されます。11の分野で1266人が登録しています。
3位
保健師
国家資格で合格率は86~99%です。企業や学校、市町村の保健所、保健センター、訪問看護ステーションなどに所属し、地域で健康的に生活を送れるようサポートします。病気予防、早期発見のための健康相談や健康教室を行うことが主な仕事になります。
人々の生存権や健康権を保障する役割があります。
保健所や市町村保健センター以外に、病院や診療所の訪問看護部門や保健指導部門に所属して、直接訪問看護師になったり、在宅患者の関係する機関とのパイプ役となって相談を受けて支援をしています。
地域住民が、健康や暮らしについて一番に相談をする身近な機関といえます。
労働者の健康問題については、心臓疾患などの増加、仕事や職場生活に起因する悩み、ストレスなどの精神面の深刻化などがあり、社会問題となっています。
また、事業所に所属する保健師は、職場の健康にかかわる分野で職員とその健康管理を行い、健診をはじめ健診後のフォローアップ、健康相談などを担当しています。
保健・医療・福祉・教育などの関係部門や、地域に住んでいる人々と協力して総合的な支援活動を進めています。
市町村保健センターには、保健所と違って保健の専門職がほとんどいないので、事務職に保健師活動の協力をしてもらいます。
保健所に援助を依頼することもあります。
保健師は、精神保健活動も担当しています。
精神障害者への偏見や差別をなくし、住民が正しく精神障害者を理解するための啓発活動から、精神障害者が地域で暮らせるような生活上のサポート活動をします。
たくさんの人と関わるので、コミニュケーション能力も必要になります。
4位
助産師
国家資格で合格率は90%後半です。妊娠から出産、育児までの母子の健康を守るための介助を行います。新生児の保健指導、母親に対して授乳指導、育児相談を行うのが主な仕事です。
女性の妊娠前から、約40週間にもおよぶ長い妊娠期間と出産、そして産後から退院、さらには退院以降も赤ちゃんと赤ちゃんの母親を援助することも助産師の仕事です。
助産師は、五感を使うことがとても多いです。
妊婦さんの顔色から声の調子から、そして言葉の端々から、安心して出産をむかえることができるように環境を整えていきます。
妊婦さんを支えることで、赤ちゃんの健康や幸せを守ることにもつながります。
出産時には、直接介助者と間接介助者の2人の助産師が分娩室に入ります。
直接介助者は、赤ちゃんをとりあげる人です。
妊婦さんや赤ちゃんの体に直接ふれるため、消毒された清潔な道具などはさわることができません。
そこで、間接介助者が出産に必要なものを用意をしたり、カルテへの記録をしたり水分補給など、妊婦さんのケアをします。
出産がスムーズに進行するように援助をする、お産の調整役です。
お産は昼間だけでなく、深夜でも早朝でもいつ始まるかわかりません。
状況を伝える電話をかけてきた妊婦さんのお産が始まっていると判断したら、妊婦さんや家族が病院へ到着するまでに、電子カルテから情報を集めます。
助産師は、妊婦さんが安心できるよう、やわらかい表情で落ち着いた対応をしながら、冷静に呼吸の様子などを観察します。
それから問診や触診、内診を開始してこれからどう進行していくのか予測を立てます。
5位
ケアマネジャー
医療系、介護系の国家資格取得者で5年以上業務に従事すれば、受験できる国家資格。合格率は20%前後と低いですが、介護業界の中では比較的高収入です。仕事は、一言で言うと、介護サービスのトータルコーディネーターです。要介護者またはその家族から依頼を受け、要介護者の健康状態、家族状況、希望などを総合的に把握したうえで、最も適切なサービス計画、ケアプランを作成します。その後もサービスを適切に受けられるようケアプランの運用を管理します。スキルアップはもちろん、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所を開業することができます。
6位
介護福祉士
社会福祉士、精神保健福祉士と並ぶ、福祉系三大国家資格(三福祉士)の一(wikipediaより引用)。合格率は60%前後で国家資格としては比較的易しい部類。身体や精神に障害を持っており、日常生活を送るのに支障がある人に食事、入浴、排泄、等の介護を行ったり、指導したりします。高齢社会が進行する中、病院、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイケアセンター、障害福祉サービス事業所等の社会福祉施設での活躍が期待されています。
7位
臨床心理士
日本臨床心理士資格認定協会による心理学系の認定資格です。基本的に心理学を専攻し大学院修士課程を終了する必要がありますが、合格率は60%程度と資格の難易度はそれほど高くなく、時間さえかければ取得しやすい資格のひとつといえるでしょう。有資格者は面接・観察・さまざまなテストを行い、相手の特徴や問題点を明らかにします。そのうえで、臨床心理学的技法を用いて、問題改善をはかります。病院、診療所、精神保健福祉センター、保健所ほか学校や企業、地域社会において提言、調査、研究活動も行えます。
8位
精神保健福祉士
医療機関(病院・診療所)の精神科、精神障害者社会復帰施設、保健所・精神保健福祉センターなどで有用な国家資格。社会福祉士、ケアマネの試験よりは易しい。心の病、精神障害を抱えた人に対し、生活問題の解決の援助、社会参加に向けての援助を行います。
9位
救急救命士
救急医療の現場で、患者さんの心肺蘇生など高度な処置を行い、救命率の向上を図ることを目的とした国家資格。平成3年8月15日以前に看護師の資格を取得している場合、救急救命士の受験ができます。それ以降に資格を取得した場合、救急救命士の養成所で2年以上の過程を修了する必要があります。
10位
3学会合同呼吸療法認定士
呼吸器系の資格で37,109人中21.664人が正看護師の資格保有者(2014年時点)です。看護師、准看護師、臨床工学技士、理学療法士などが取得する呼吸療法に関する資格です。呼吸管理を行う医療チームの向上を目指すことが目的の資格で、呼吸療法の実施や遂行に用いる機器の管理など幅広い領域にわたる専門的な知識や技術を学びます。病院(ICUほか)呼吸管理が必要な部門で重宝されます。3学会合同呼吸療法認定士講習会を受講し、認定試験に合格すると認定されます。看護師は2年以上、准看護師は3年以上の実務経験があり、過去5年以内に認定医院内が認める学会もしくは、講習会に参加する必要があります。
◎スキルアップを目指す看護師
ある程度経験が長くなるとスキルアップを目指す看護師が多くなります。スキルアップを目指す理由は人それぞれですが、例えば、今より収入や待遇のいい病院の転職を希望している方が多いようです。
また、今は高齢化社会で、入院しているお年寄りの数も増えており、高齢者のための専門的な知識も必要になります。
それでスキルアップのために資格をとる看護師も多く、介護系からリラクゼーションと幅広い資格が人気となっています。介護の資格はある程度、経験が必要であり、ハードルが高く感じますが、リラクゼーションなら忙しい看護師でも隙間時間に勉強して合格を目指すことも出来ます。
また、このような資格は自身の暮らしにも活かせるのが魅力です。セラピーや癒し、アロマなら女性にぴったりな資格で美容にも役立つでしょう。それから看護師はメンタルケアの仕事も求められており、メンタルケアの資格も人気となっています。心理学やカウンセリングを学んでいる看護師もたくさんいますし、特にマッサージや整体は注目が集まっています。
このような資格を持っていると看護師が結婚や出産で退職をして、再就職を目指す時にも有利になります。高度な医療スキルを求めて海外に行く看護師も増えています。海外の高度な医療スキルが身につくと帰国して再就職をする時にも大きな医療設備が整った病院を目指せます。
他にもスキルアップの方法はありますが、今、スキルアップに悩んでいる看護師には、身近な資格からチャレンジしていくとよいでしょう。
認定看護師として活躍したいならパソコンのスキルは必要
ところで看護師という職業も、実はパソコンと密接な関連性があります。看護師は、自分用のパソコン選びにこだわっている事も少なくありません。
看護師という仕事では、最初の内は特にパソコンを使用する機会は無いのです。病院という現場では、パソコンに触れる機会自体が殆ど無い事もあります。看護学校の実習の段階では、パソコンに触れる事は多々あっても、病院では殆ど触れていないという看護師も多いのです。
しかしキャリアアップを望むなら、話は大きく変わってきます。そもそも看護師と言っても、様々なレベルがあるのです。中でも認定看護師などは、かなりハイレベルなスキルが求められる傾向があります。きちんと実習も受けて、スキルを習得する必要があるのです。
それで認定看護師として働きたいなら、パソコンはほぼ必須になります。現に実習の際には、まず間違いなくパソコンを使用する事になります。
大抵は、ノートパソコンで実習が行われるのです。デスクトップではありません。ですから多くの看護師は、ノートパソコン選びにこだわっているのです。
そして実習でノートパソコンを使用する以上は、もちろんパソコンにも慣れておく必要があるのです。ですから看護師として活躍したいなら、やはりパソコンはある程度は学んでおく方が良いでしょう。できるだけ早いうちに、ある程度パソコンに詳しくなっているのが望ましいです。
英語力がある看護師が優遇される2つの理由
まず1つ目の理由は、患者の国籍です。病院に対する患者は、必ずしも日本国籍であるとは断言できません。病院によっては、外国人の患者が比較的多い事もあります。そのような患者は、必ずしも日本語を話せるとは限らないのです。
それで看護師という仕事は、患者と接する機会が大変多いです。患者と話をする事も多いのですが、時には外国人と接する事もあります。
それだけに病院によっては、英語を話せる看護師は、優遇される訳です。ですから看護師として働く方々は、時には英語を学んでいる事もあります。
それだけではありません。薬の名前にも関わってくるからです。
看護師という職業は、薬とは無関係ではありません。薬を処方するのは医師ですが、看護業務の一環として、窓口にて処方せんを渡すこともあります。
それだけに看護師として働く方々は、薬の名前もある程度覚える必要があります。それで薬の名前は、全体的に英語が多いのです。
身の回りにある薬の名前をイメージすると分かりますが、大抵は横文字です。中には日本で作られた薬もありますが、総じて英語表記が目立ちます。
つまり薬を扱う仕事である以上、看護師という職業の方々にも、英語力が求められる事も多いのです。ですから英語力がある看護師は、やはり病院から優遇される傾向はあります。
◎分野別、役立つ資格
▼救急・集中治療・手術室向き
医療環境管理士
学会認定・自己血輸血看護師
学会認定・臨床輸血看護師
呼吸ケア指導士
3学会合同呼吸療法認定士
視能訓練士
周術期管理チーム看護師
手術看護実践指導看護師
BLSヘルスケアプロバイダー/ACLSプロバイダー/PALSプロバイダー
▼循環器・呼吸器系
インターベンションエキスパートナース(INE)
禁煙支援士
学会認定・自己血輸血看護師
学会認定・臨床輸血看護師
血管診療技師(CVT)
抗酸菌商症エキスパート
呼吸ケア指導士
3学会合同呼吸療法認定士
循環器専門ナース
人工心臓管理技術認定士
心臓リハビリテーション指導士
日本摂食炎嚥下リハビリテーション学会認定士
BLSヘルスケアプロバイダー/ACLSプロバイダー/PALSプロバイダー
▼消化器系
栄養サポートチーム専門療法士(NST専門療法士)
消化器内視鏡技師
日本口腔ケア学会認定資格(5~1級)
日本摂食炎嚥下リハビリテーション学会認定士
▼腎・透析・内分泌系
ケアマネジャー(介護支援専門員)
健康医療コーディネーター
健康運動指導士
透析技術認定士
日本下肢救済・足病学会認定士
日本褥瘡学会認定師
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師
認知症ケア指導管理士
認知症ケア専門士
排尿機能検査士
フットケア指導士
臨床心理士
▼がん
医療リンパドレナージセラピスト
経絡リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー
弾性ストッキング・コンダクター
日本癌治療学会認定データマネ―ジャー
臨床心理士
リンパ浮腫療法士(LT)
▼産科・婦人科
新生児蘇生法(NCPR)インストラクター
体外受精コーディネーター
弾性ストッキング・コンダクター
日本アロマセラピー学会認定看護師
BLSヘルスケアプロバイダー/ACLSプロバイダー/PALSプロバイダー
不妊カウンセラー
マタニティピクス認定インストラクター
臨床心理士
リンパ浮腫療法士(LT)
▼小児科
医療環境管理士
思春期保健相談士
社会福祉士
新生児蘇生法(NCPR)インストラクター
日本アロマセラピー学会認定看護師
臨床心理士
▼精神科・認知症
音楽療法士
精神科認定看護師
タクティールケアⅠコース認定資格
日本アロマセラピー学会認定看護師
日本精神科医学会認定看護師
認知症ケア指導管理士
認知症ケア専門士
メンタルケア心理士
臨床心理士
▼療養・緩和・終末期
音楽療法士
グリーフケア・アドバイザー
タクティールケアⅠコース認定資格
日本アロマセラピー学会認定看護師
日本褥瘡学会認定師
日本統合医療学会(IMJ)認定師
認知症ケア専門士
メンタルケア心理士
臨床心理士
笑い療法士
▼在宅医療、介護向き
医療環境管理士
おむつフィッター
音楽療法士
介護施設管理士
介護予防指導士
ケアマネジャー(介護支援専門員)
経絡リンパマッサージ・セルフケアアドバイザー
健康医療コーディネーター
健康運動指導士
健康予防管理専門士
NR・サプリメントアドバイザー
産業カウンセラー
社会福祉士
整容介護コーディネーター
タクティールケアⅠコース認定資格
転倒予防指導士
日本アロマセラピー学会認定看護師
日本抗加齢医学学会指導士
日本コンチネンス協会認定排泄ケア専門員
日本褥瘡学会認定師
日本摂食炎嚥下リハビリテーション学会認定士
認知症ケア指導管理士
認知症ケア専門士
認定ケアマネジャー
排尿機能検査士
福祉住環境コーディネーター
福祉用具プランナー
笑い療法士
看護師は常に勉強が必要
看護師は、自分が配属されている分野に関しての勉強は、する必要があります。
それは医師の仕事と思われますが、患者さんに一番近い存在として、態を把握する必要があります。
患者さんは、具合がいいと言っていても治療している状態からそんなはずはないと判断でき、急変した場合でも医師に報告するタイミングが遅れることもありません。
看護師には仕事内容の中に勉強の義務はありませんが、仕事をスムーズに手順通りに作業できるように常に勉強は欠かせません。
看護師の仕事は時間制であり、引き継ぎの際も迅速さが求められます。知識はいつもしっかりとしたものにしておかなければなりません。
講習会や勉強会なども予定にあり、できる限り出席することが大事になります。
キャリアアップのためにどんどん参加したい気持ちと家庭を優先にしたい気持ちが、看護師の中ではストレスになる方も多く、方向性をはっきり定められずにいる方も多いです。
この悩みが根強いのは、キャリアに繋がるからです。
産休・育休は取りやすい職場ですが、家庭の用事には対応が難しい職場なのです。
看護師には夜勤もあり、正看護師・准看護師の格差もあり、勉強も必要となるとやはり転職も考えてしまうのでしょうか。
看護師の転職については、看護師の間ではいつも話題になっています。
看護師から介護の仕事に転職する方は多く、こうした話が多いのです。資格を取得し、キャリアアップをはかることで、転職しやすくなったり、現在の職場を良くしたりできるようになります。
海外研修で最先端の医療に触れた体験談
私は約20年間総合病院で看護師として働いてきました。現在看護界は専門化がめざましく進んでいます。高度医療や超高齢化といった大きな社会的変化にも看護界は対応し続けているのではないでしょうか。今から20数年前、私が看護師として8年目の頃の話です。
8年目ともなると、かなり仕事に対する責任も重くなり、組織に対しての不満もじわじわとつのり、「こんなに長く看護師をしているはずじゃなかったのに、もう疲れたので辞めたいな。」などと毎日考えていました。
その時読んでいた看護学雑誌の特集が海外留学、海外の病院研修というテーマに目が留まりました。「アメリカの看護事情」など読んでいると、「さすがアメリカは進んでいるな」「リエゾンナースって何?専門の看護師がいるの」など目からウロコの状態でした。
英語はできないけれど私でも研修くらいなら行けるのではと思い、必至に研修を探しました。あまり長期研修に前向きでない看護部を押し切り応募しました。看護部からは「この研修難しいからね」と言われていましたが、合格通知が来ると「あら合格したの」という感じでした。
しかし、このアメリカ病院研修期間は1ケ月間で1月下旬の出発でした。その時はまさに阪神淡路大震災の年でした。私はもうこんな状況で研修は中止だろうと思っていたのですが、病院の配慮で研修に行かせてもらうことができました。その点は非常に感謝しています。
研修先はカルフォルニアの西海岸にある最前線の総合病院でした。当時日本の看護はアメリカより10年遅れていると言われていました。研修当日いきなり看護部長の記者会見がありました。病院のコスト削減のための改革を行うという内容でした。
当初正直意味がよくわからないまま研修を受けていました。病棟研修に行くと、クリティカルパスがすでに導入されてチーム医療がすでに行われていました。またリハビリ、糖尿病、リエゾンの専門看護師の話を聞く機会もありました。
この時すでに専門看護師はコストの高い私達がリストラの対象になるという危機感を抱き、ナースプラクティショナー(開業看護師)の勉強をしていると話していました。驚いたことに看護助手さんも「とうとう私達も血糖測定をしなければならない」と危機感を抱いていました。
病棟業務の実際は完全に分担ですから、看護師は検温、服薬管理が中心で生活の援助は看護助手さんが中心でした。この時私はやはり日本の看護師の仕事の方は温かみがあって、自分が患者であったら日本の方がいいなと思っていました。
海外研修は私にとって多いに刺激となり、視野が広がりました。もちろんリフレッシュにもなり、今まで視野が狭いがために表面的にしか組織を見ることができず、不満ばかりがつのっていたことに気が付きました。
その10年後まさに自分の勤務する病院でもクリティカルパスの勉強会や作成の取り組みが始まりました。自分のこり固まった頭と心身のリフレッシュのために、海外研修は有効だと思います。
また、現在の10年後日本の医療・看護界はどうなっていくのか予測をするためにも意義のあることだと思います。
生涯学習である看護師の仕事
看護大学生であるときゼミの先生から、看護の仕事は生涯学習であると教わりました。私は大学2年生のときに実習が嫌になりバイトが楽しくなってしまい半年間休学していましたので、2年生を2回しました。
生涯学習の話しは4年生になったときに教わり、初めは意味がよく分からずにいました。それよりも休学したことにより友人たちといっしょに卒業できなかったことや取り残こされた気持ちのほうが大きかったです。
看護師になってからも1年から3年くらいは日々勉強、検査のことや薬、病態について勉強です。勉強しないと先輩の看護師から怒られるのが恐かったからです。ですが自分が先輩になった今、勉強は自分を守るため、患者の安全を守るため、仕事のモチベーションをあげるためだと感じています。
そして医療は日々進歩しているため、10年前に習った技術も今や通用しないことが多々あります。日々アンテナを高くする必要もあります。勉強していると患者さんのことが分かるようになります。
そして興味を持つことで学習意欲にもつながります。私達の仕事は嫌な部分のほうが多いかもしれないが、少しだけ喜びも感じます。それは患者さんの回復や感謝されることや医者より早く気づくことだと思います。
仕事のやりがいを感じる根本的なものは生涯学習ではないかと感じます。あのとき大学生で休学したことも今はよかったと思います。同じように現実から逃げたくなる人の気持ちが少しだけ理解することができるからです。
看護の仕事は生涯学習だと教わることができて感謝しています。
このままでは嫌だ 看護師がキャリアアップする方法
キャリアアップには昇進することだけではなく、看護師、専門職としての意識や専門能力の向上、社会的使命、役割意識といった意味も含まれます。
しかし、看護師の仕事にやりがいはあるけど、このままの待遇で生きていく事に不満を覚える人もいます。
そこで看護師のキャリアアップする方法をみていきましょう。
・管理職になる事
管理職になる事は定番のキャリアアップとなります。
かなりの努力をする必要はありますが、看護師長の座を獲得する事もできます。看護主任の仕事は通常の仕事の加えて、看護師長のサポートや担当部署の看護師の補助や管理、シフトの作成などです。
看護師の仕事は人の命に関わる仕事である事から緊張感も高くて、人間関係も難しい面があります。
看護主任は所属部署の人間関係がスムーズになるように、看護師長と他の看護師との橋渡しをしたり、間に入り仕事をやりやすいような環境作りをする事もあるのです。それゆえ大変ですがやりがいが持てるでしょう。
また看護師長の場合は担当部署を取り仕切る事に加えて、所属部署の看護師や他の従業員が働きやすいように業務の見直しをする事もあります。それに病院の経営者と話してスタッフが働きやすいように気を配ります。
主任は30代以上の事が多くて、師長は40代以上の人が多いです。
・外国で働く事もできる
キャリアアップという意味では少し変わった方法として国際看護師になる事も一つの手段です。
外国で看護師になるという事ですが、他の国で習得した技術を日本で活かす事もできますし、日本よりも看護師に対しての待遇が良くて給料がいい国もあるので、そのような国の看護師になる事も一つの方法ではあるでしょう。
30年の看護師としてのキャリア
私は看護師として、30年のキャリアがあります。産婦人科以外は臨床経験があります。
得意分野としては、新生児科小児科と循環器内科外科です。
ここ10年は、国際看護の途上国支援に興味があり、JICAでシニアボランティアの活動に5年間参加していました。
母子保健プロジェクトに関しての活動で、病院と保健センターで新生児乳幼児の看護や支援を行いました。
今はお金のために総合病院のNICUで働いていますが、今後も機会があれば、途上国支援に参加したいと思ってます。
看護師となった理由は、特に無く、高校で理系コースのクラスで大学にいけなかったので、看護学校へ進学しました。
看護師として働きだして楽しくなり、合っている仕事だと思うようになりました。
転職回数は3回です。転職理由は、1回目は生活の事情でした。
2回目は、大学病院のシステムが嫌になり辞めました。3回目は夢を実現する為に、辞めることとなりました。
看護師像としては、いつまでも柔軟性を持った、生涯現役の看護師でありたい、と思っています。
最初の転職は勇気が必要でしたが、その後はそうでもありませんでした。自分に合った職場を見つければ、仕事も楽しくなります。
また、自分の夢や目標を持つと、それを達成するために必要な要素があるかないかで、転職先を探したり、選ぶことができると思います。
更に、キャリアを積んでいくと、アピールポイントともなり、希望の部署を選択しての入職も可能となると思います。
看護師としてスキルアップをするために転職した体験談
看護師歴4年目で消化器内科、内分泌内科がある病棟で勤務しています。
私が中学3年の時に祖父が肺炎で他界し、その際廊下で大泣きしていた私に看護師さんが話しかけてくださり、背中をさすりながら話を聞いてもらったことで看護師になりたいと思い、専門学校3年を経て看護師になりました。
1度就職し、結婚を機に転職をしました。現在の病棟では私よりも若い子が多く、活気に溢れた病棟です。
転職をする際に重要視したのが、スキルアップできるかということ、融通がきくかということでした。いずれ子どもが欲しいと考えていたため、面接時にも上記のことをお話ししました。
また資格をとりたいと考えていたため、今後のスキルアップも視野に入れ病院探しを行いました。
転職後の現在の病院はスキルアップも応援してくださり、託児所付きでもあること、お給料もそこそこあり、とても働きやすい病院です。
先輩看護師さんは、資格を取得されている方も多く、私がとりたい資格を取得されている方からは個人的にも指導して頂いてます。
今後転職を考えている方は、看護師求人サイト、ハローワーク、ナースセンターのいずれを利用するにせよ、3年、5年後の自分をイメージし病院探しをおこなうことおすすめします。
お給料も大事ですが、今後のライフスタイルも視野に入れて考えることで、その病院でスキルも磨け、充実した生活を送れると思います。
何回も転職するのは自分にとってもストレスになりかねないので、病院の特色と掛け合わせご自身の生活をイメージしてされるといいと思います。
資格を取得後、看護師の転職サイトで再就職
現在40代、クリニック所属の看護師です。常勤で勤務しています。
私はまだ看護師として7年目に入ったころに結婚しました。
それまでは小児を主に経験していましたが、結婚を機に退職、子供の妊娠、出産、転居に伴い、新しいところで転職をしようと思ったのです。
実際に転職しようと思ってから、実際に転職するまでには、時間がかかったのはいうまでもありません。
その期間ただただ転職活動をしていたわけではありません。
何か資格を取得できないか?何か転職に役立つことはないかと思いながら過ごしていたのです。
そんなときに目に留まった、福祉住環境コーディネーターの試験。
民間の試験ですが、興味を持ち勉強して受験することにしたのです。そして2級を取得。
これをきっかけに整形外科なんて面白いと思いながら、転職先を絞って探すことにしたのです。
転職サイトを選んだ理由は、大手だったからという理由です。
しかし実際は大手だけれど、地方の情報はそれほど持っていないという印象でした。
また求人を見ても都市部が中心で地方のは物足りないなというイメージでした。
そう思っている矢先、大手から紹介を受けて、地方の担当者に変わることになったのです。
担当者が変わることで、私の転職活動は一気に加速しました。
これまでは調べるから、問い合わせるから待ってくださいとその繰り返しでした。
しかしながら、担当者が変わると、何でも情報の確認が早いのですね。
そのために転職活動も波に乗ったのではないかと思いました。
転職をする時というのは、ある意味決断したら時間との勝負です。
だらだら続けても、モチベーションを保つことも大変ですし、良い求人はなくなっていくからです。
そのため良い担当者にめぐりあえることも、転職を左右すると思います。
経験豊富ならば複雑な業務も行える看護師
病院の仕事は、明確に役割分担されています。それだけに看護師の仕事には、制約もあるのです。病院のあらゆる業務を担当する訳ではありません。
少なくとも看護師の方々は、治療行為は行わない事になっています。いわゆる外科の手術などは、看護師が担当する事はまずありません。
例えば誰かがケガをして、入院してきたとします。その際に医師の方々は、メスなどで手術を行う事はあるでしょう。
ところが看護師の方々が、その作業を担当する事はほぼ無いのです。万が一の事があると大変なので、明確に役割分担されているからです。
何も手術だけではありません。医療知識が求められる複雑な業務は、看護師は担当しないことになっているのです。
しかし経験豊富な看護師の場合は、かなり高度な医療行為を行っている事も、たまにあります。それもいくつか条件があるのです。
基本的には、病院での所定の研修を受けている必要はあります。実地研修なども受けて、特に問題ない技術を兼ね備えている看護師ならば、複雑な業務を担当する事も可能なのです。
また経験豊富な看護師でしたら、もちろん知識も兼ね備わっていますから、特に問題なく業務遂行が可能な事もあります。病院や医師がその技術を認めていれば、複雑な業務を担当できる事はあります。
つまり看護師が複雑な業務を行えるかどうかは、スキルや経験に左右される一面があるのです。スキルアップ目指して頑張っている看護師の方々も、少なくありません。
キャリアアップ転職なら

看護師としてステップアップするために、転職を選ぶ方は少なくありません。
しかし、実際にどんな条件をもとにして転職先を選ぶべきなのでしょうか。
表に出ている求人の中にも魅力的な求人はたくさんありますが、せっかくなら非公開求人を狙い撃ちすることでキャリアアップを一気に狙ってみましょう。
非公開求人とは、実力のある人材を求めて公には公開していない求人のことです。
あるいは、好待遇であるために応募者の殺到が予想され、あえて非公開求人としているケースもあります。
どちらにせよ共通しているのは、条件が良いだけに以前の職場よりも好待遇で働ける可能性が高まることです。
転職を検討されている方の中には、数年看護師としてキャリアを積まれている方も多いでしょう。
そのような方に向けてひっそりとたくさんの非公開求人が用意されているので、それらを中心に公開している看護師転職サイトを漁ってみるとよいでしょう。
ただし、非公開求人は人材不足により急募案件も珍しくありません。そうした求人は募集人数も少なく、例え条件が良くても早いもの勝ちな側面があります。
非公開求人はスピード勝負な一面もあるため、転職を決意したらすぐにでも非公開求人を用意している転職サイトを覗いてみるべきでしょう。
基本的に、こうした情報を閲覧できる転職サイトは無料で登録できます。登録しておけば自分が求めている条件に合致する求人情報を送ってくれるので、ぜひ活用しましょう。
現在外科外来で勤務しています。外来全体で有効に活用できる資格でスキルアップ をしていきたいのですが、何にしょうかわかりません。教えていただけると幸いです。
外来看護師には特に必要な資格というのはありません。経験がキャリアにつながります。
ただし資格を取りたいということであれば、看護協会の認定看護師か専門看護師を目指すのもよいでしょう。
ただし、認定看護師については現行の教育制度を2026年度で廃止することが決まっています。
2020年以降にその次の制度の認定看護師教育が決まる予定です。