看護師転職の履歴書・志望動機 再就職に成功する応募書類の書き方まとめ
転職の際に必要となる履歴書、応募書類で最も大切なポイントは?重要ポイントに絞って解説しました。
看護師の再就職事情
看護師をはじめとする看護職員の有効求人倍率は、2014年度にナースセンター調べで2.79倍、正看護師にいたっては3.26倍でした。
高齢社会に向けての看護師不足を解消するため、看護大学が急増したとはいえ、現在も依然として、看護師が不足している状況は変わりません。
また看護師求人を大きく左右する「診療報酬改定」も看護師求人に大きく影響します。たとえば、過去には、2006年度の「7対1入院基本料」導入で、看護師求人が急増しました。
2016年度改定では、「地域包括ケアシステム」と「病床機能の分化・強化、連携」を推進することが決定しています。
影響として考えられるのが、訪問看護ステーションの求人の増加、7対1入院基本料算定の要件強化により7対1病床が削減することでの病棟看護師の減少なども考えられます。
他にもいろいろありますが、「ワーク・ライフ・バランス」をしっかりと意識しながら、看護師としてのキャリアを考える必要があるでしょう。
看護師の転職に必要な応募書類と履歴書

■看護師の転職で必要な応募書類
・履歴書(病院によってはフォーマットが決まっている場合もあり)
・看護師免許証の写し
・成績証明書
・職務経歴書
・健康診断書


また自分自身で応募書類を送る場合は添え状を添えるとよいでしょう。


学歴の卒業した学校、職歴の法人名は略称ではなく、正式名称で書きましょう。
会社の場合と病院の場合の書き方(表現)の違いはあります。
病院の場合、入社は「入職、退職」または「勤務、退職」、貴社は「貴院」ですね。


履歴書の中でも「顔写真」、「志望動機」、「退職理由」は採用担当者の目に留まりますので、特に意識した方が良いでしょう。
履歴書に特記事項がある場合は、そこで意気込みを伝えても良いですね。
履歴書(応募書類)の書き方は、看護師転職サイトの担当者が詳しいので、分からないことがあれば、どんどん質問してください。

・黒のボールペンか万年筆で書く。
・字は丁寧に書く。
・誤字・脱字に注意する(下書きしてから買い手もよい)。
・間違えても修正液は使わない(間違えたら新しく書き直す)。
・大きな記入欄は箇条書き、段落を用いて読みやすくし、スペースの8割以上を記入する。
採用担当者は履歴書のどこを見るのか?
医療機関は中途採用で求める人物像をかなり具体的に絞っています。
病院、介護施設は、特定の能力や技術を持ち、即戦力となる人を求めています。その第一印象を決めるのが、履歴書です。
履歴書は少なくともマイナスイメージを持たれないように丁寧に書く必要があります。基本的な注意点としては、文字を丁寧に書くこと、空欄が多くならないこと、誤字脱字をチェックすることです。誤字脱字が多いと普段からミスの多い人だと思われてしまいます。
特に「顔写真」、「志望動機」、「退職理由」は大切です。
顔写真は印象を決める重要なファクターなので、プリクラや背景付写真はもちろんNGです。スピード写真はできる限り避け、写真店で撮影するとよいでしょう。
最近では、顔写真の加工、修正がフリーソフトやアプリで誰でも簡単に自宅でできるようになりました。しかし、やり過ぎはかえって、面接時の第一印象が下がってしまい、よくありません。常識の範囲内に抑えておきましょう。
次に採用担当者の目がいく記述項目は、「志望動機」と「退職理由」です。実際に採否を決定しているのは、この2項目であると過言ではありません。
特に「志望動機」はオリジナリティーを最大限発揮できる欄なので、空白がないようにしっかり考えて書くことが大切です。
面接でも必ず聞かれる項目なので、要点を絞って書くとよいでしょう。
注意点として、看護師転職サイトの志望動機例の丸写しはやめておいた方が無難です。
職歴では「転職回数・頻度、未就職期間」をチェックされます。
転職回数が多いとどうしても「採用しても、すぐに辞めてしまうのではないか?」と思われてしまいます。
転職回数の多い人、短期間の間に転職を繰り返している人は、面接対策としても転職理由をしっかりと考える必要があります。
職歴のブランクに関しても、1年なら大丈夫ですが、2,3年以上のブランクが空くと病院・施設によっては気にされます。ブランクが長い場合、手厚い教育・研修環境のある医療機関・施設に応募した方がよいかもしれません。
看護師転職の志望動機の書き方
ネット上に、看護師の志望動機のサンプル例が多く出ており、採用担当者から「同じような文章をよく見かける」という話を聞きます。
ネット上に出ているサンプルは、多くの人も参考にしているので、そのまま書き写したような志望動機では印象がよくありません。
先輩の志望動機や転職の体験談を参考にしながらも、他の応募者とは違うオリジナリティを出すために、「なぜこの病院(医療施設)で働きたいのか」を今までの経験とこれからのキャリアでこうなりたいという接点から、具体的に書く事が必要です。
これまで小児科だったけれど、皮膚科に行きたいなど経験と異なる分野であっても、具体的に患者さんとのエピソードやこれまでの経験などから、応募する病院の内情をふまえて志望の理由を書くとよいです。
たとえば、教育体制を理由にする場合は、具体的にどこに魅力を感じ、自分としてはどうなりたいのかといった事まで書けばよいでしょう。
履歴書の中で、志望動機の他に採用担当者にアピールするのに、「免許・資格」欄があります。
キャリアアップを目指す看護師なら、看護師国家資格や普通自動車免許以外に仕事に役立つ資格を取得しているかもしれません。
たとえ、今は資格を持っていなくても、現在勉強中であれば、、「○○取得に向けて勉強中」と記載するとよいでしょう。
またすでに試験日が決まっており、取得可能性が高い場合は、「○月に取得予定」と記載します。
ただし、学びたい、キャリアを磨きたいということを必要以上に強調しすぎるのもよくありません。病院、施設側はしっかりと働いてくれる看護師を必要としているからです。
もし学びたいのなら学校に行けばよいでしょう、と多くの採用担当者は考えてしまいます。たとえ学ぶにしても、その先のことが大切です。
病院での面接で質問される志望動機とそのポイント
看護師の仕事を探すなら、もちろん求人広告を見ていく事になるでしょう。
色々な広告を比較検討しながら、自分に最適と思われる病院を探す事になります。
それである時に、良さそうな病院を見つけたので、応募する事になったとします。
それで応募する際には、必ず何らかの理由があるのです。働きやすさやスキルアップの可能性などに魅力を感じて、応募する事になるでしょう。
志望動機とは、その「理由」なのです。何をきっかけに当病院に応募したのかを、面接にて質問される事になります。
もちろんその質問には、率直に答える必要はあります。
しかし、できる事なら病院の理念や姿勢なども踏まえた上で、志望動機を答えてみると良いでしょう。
求人広告を見てみますと、病院の理念などが明記されている事もあります。また病院の公式サイトにも、それが明記されている事もあるのです。
時にはその理念に共感をして、応募する事もあるでしょう。もしくは病院の姿勢に共感する事もあります。
その共感したという点を交えて志望動機をまとめる方が、総じて熱意も伝わりやすいのです。
ですから面接前に志望動機をまとめる際には、「共感」という点も意識してみると良いでしょう。
ここで気を付けたいのが、「人の役に立ちたい」、「勉強したい」といった漠然とした志望動機や「給与や待遇が良い」といった志望理由です。
たとえ、本音ではそうであっても、それを全面的にPRするのではなく、それよりも自分自身の志、使命といったより抽象度の高い視点から、志望動機を考えくとよいです。
採用する側は、「何故、当院でなければいけないのか?」、「どのように働いて貢献出来るのか?」という視点で、応募者をみています。
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看護師の転職、面接後の試用期間について(体験談)
看護師の転職は、皆さんも経験はされていると思います。
女性が多い職場なので、人間関係も複雑ではないのでしょうか。妬みなど多いと思います。私も人間関係には本当に悩むところはありました。
特に子供がいると急な休みが取れなかったりとシフト上でも悩むこともありました。
長いこと勤めてもらいたいと病院側の意向も初めはありましたが、実際に勤めてみると最初の話と違っていたり子供が入院しても休みをくれなかったりと理不尽なことも多くあり、悩んだ時期もありました。
自分が少しでも有利な立場になると融通を利かすことができたり、上司に気に入られると有利にシフトを組んでくれるようになったりとする場合もあります。
個人病院や総合病院でも扱いは違うと思いますが、最終的には自分の働きやすいところで仕事をするのが一番だと思います。
面接の時に、ある程度の希望はしっかりと伝えておくべきだと思います。子供の事、親のことなどしっかりと話しておくとが大切です。自分の勤めたいスタイルで仕事ができるかどうかも大切ですし、病院の雰囲気も気になりますよね。
面接の時に、見学も兼ねてできるかどうかも打診してみるといいと思います。今では、病院でも事前見学が可能なところもあります。自分の目で見て実際に肌で感じることも大切です。
そして最終的には自分で決めたらいいと思います。
内定が決まってからは、3ヶ月から半年は試用期間の場合があります。
試用期間の間に合わないようでしたら、上司としっかりと向き合って話をして見るのもいいですし、お互いが気持ちよく仕事ができるように人間関係もしっかりと作って行くことも大切だと思います。
人間関係をしっかりと作るのは大変なことでもありますが、チームで仕事をするわけですから自分自身もその輪の中に入れるように常に心がけることも大切です。
職場は友達を作る仲良しチームではありません。如何に自分が協力しあって仕事ができるように心掛けなければなりません。悩むこともたくさんあるとは思います。
中でも気の合う人もいるかもしれません。親しき中にも礼儀ありっていうように、線引きをきちんとできる関係を築く事が1番です。
転職するときには自分にこの仕事が向いているのか、また病院に雰囲気もしっかりと目で見て決めることをお勧めします。
入社してからは自分次第です。悩み事も多いとは思いますが、自分の意思をしっかりと持って人間付き合いを上手にしながら仕事をされるといいと思います。
(看護師転職の履歴書・志望動機 再就職に成功する応募書類の書き方まとめ)
看護職は引く手数多なので履歴書の内容はそんなに重要視されないのかなぁと思っていましたが、キチンとチェックされている項目があるんですね。
しっかり自分の文章で書かなくては!と、気を引き締めて頑張って書きたいと思います。
それに、自分の意思をちゃんと履歴書に書いてアピールすることが大切なんだとも感じました。
こういうことなら書いても大丈夫なんだとか、書いた方が良いんだということが学べてよかったです☆