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保健師の職場と転職事情について

武川さん
保健師は看護師が取得する人気の資格の一つで、59,156人(※1)おり、毎年少しづつ増えています。保健師の中でも職場は様々な場所に分かれています。

行政保健師・・・市町村・保健所などで勤務。公務員。全体の約60%。
産業保健師・・・大企業の医務室で勤務。全体の約5%。
病院保健師・・・病院・診療所で勤務。全体の約26%。
学校保健師・・・学校・専門学校の保健室に勤務。全体の約9%。

あゆみ
それぞれの保健師にはどんな特徴がありますか?
武川さん
行政保健師は公務員として、地域住民の健康維持と増進を目的に働きます。
学校保健師は公立学校で働く場合は、同時に養護教諭を持つことで保健の先生になります。
産業保健師は給与が高いうえに休暇も取りやすい傾向にあるため、転職先としても非常に人気があります。
あゆみ
産業保健師の求人はライバルが殺到しそうですね。。。
武川さん
はい、求人倍率が数十倍になることもあります。
保健師としての求人自体は、看護師の有効求人倍率の約2.5~3倍と比較すると低く、おおよそ1倍前後で推移してます。需要と供給のバランスが取れているといってよい状況です。
あゆみ
保健師の仕事は安定しているってことですね!

※1『看護職員の需給に関する基礎資料(厚生労働省)』

保健師の仕事と役割

保健師は、子どもからお年寄りまで対象も多岐にわたり、専門職として科学的な知識と技術で的確に判断を下さなければいけない場面も多々あります。

同じ職業の人だけでなく、いろいろな職種の専門家とチームを組んで仕事をしなければなりません。

あらゆる健康レベルの人たちと接する職業なので、保健師が健康で心にゆとりがなければなりません。

保健師は、さまざまな価値観をもつ人たちと関わっていき、その人たちの考えや生活を尊重しながら、どのようにしたらより健康な生活が送れるかをともに考えて支える職業です。

自分の価値観を押し付けるのではなく、相手の価値観も受けいられる柔軟な思考と人間性が重要になってきます。

地域の人たちがどのような生活をしていけば、より健康な生活が送れるのか、理論に基づいた科学的裏づけをもって判断できることが大切です。

地域の人たちがその人らしく生きていくためには、どのような支援が必要なのかを客観的に見極めることが求められます。

経年的データの分析から、年齢や地域の特徴等を考慮して今後起こりうる疾患等を予測する力も必要です。

保健師の仕事は、幅が広く奥が深いのです。

ですので、新しい情報を常に取り入れていかないと、時代のニーズに追いついていけないのが専門職の仕事といえます。

また、医療系などのチームを組んでいろいろな人たちと協力し合って、仕事をしていく場面が数多く存在します。

チームで知恵を出しあって努力することが大切です。

市役所の保健師としての役割

1.市役所での保健師の役割

私は保健師として市役所に3年務めました。

市役所では、乳幼児から高齢者まで地域の人々の健康のために様々なケアや支援を行っていきます。

私は助産師の資格も持っていたのもあり、母子担当に配属されました。

2.両親学級の開催

私の地域では、市役所の部屋やスペースを借りて、定期的に両親学級を行っていますが、そのときに主催する側として、指導や説明内容、流れなどをすべて企画し実施していきました。

最初は慣れなくてとまどうこともありましたが、回数を重ねるうちに企画するのが楽しくなりました。

実際に沐浴の練習には指導やアドバイスに当たったり、妊婦さんやパパさんで悩みや相談がある場合もあるので話を聞いたりもしました。

最後は、参加できてよかった!という声もたくさんありやりがいを感じることができる仕事でした。

もちろん改善点も指摘されるのでそれは次に生かすようにしていました。

3.新生児訪問

赤ちゃんが生まれると出生届が出されますがそのデータをもとに、赤ちゃんのいる世帯に連絡をとり1ヶ月以内に新生児訪問を行って、赤ちゃんの状態をチェックしたり、子育ての悩みをママさんと共有する時間を持ちます。

だいたい1時間ほどが目安になります。赤ちゃんの計測を行うので体重を測ったり、反射運動が正常かどうか、全身状態を観察したりします。

また日中一人で子育てをしているママさんも多いので、市が提供している子育てサービスの案内も行います。

4.1歳半検診など

私の地域では、1歳半からの検診を市で主催し行うことになっています。

当日は混雑が予測されるので、受付から、簡単な成長チェック、身体計測、相談などをスムーズになるべく時間内に終わらせるように心がけています。

経験重視の転職で保健師は有利

(30代前半/女性)

Q1.簡単な自己紹介をお願いします。
私は現在家庭の事情から看護師を辞めています。これまでに3つの病院で働いた経験があり、うち2つは同県で、もう1つは別の地域の県で働いていました。

3つの病院いずれも急性期の約350床程の総合病院で、病棟看護師として働いていました。雇用形態は正規職員です。3交代もしくは変則2交代勤務をしていました。

年収に関しては、経験年数や県が異なることから大きく違いました。新人から3年間働いたところは約450万円で、次に働いたところでは約530万円、最後に働いたところでは約510万円でした。

1番目と最後に働いた病院は同県でありましたが最低賃金が全国的に低い県でしたので、安い印象がありました。

私は保健師資格を有しており資格手当が得られていました。

そして転職した病院では2か所とも、経験が考慮され基本給が決められていました。ライフスタイルに関してですが、はじめの2か所では、独身でした。

Q2.看護職に就いた理由は?
母が看護師をしていたため、小さいころから母親の影響で看護師になりたいと思っていました。

母から看護師になるように言われたことはありませんでした。

また、看護師という仕事は大変だとは思いましたが、人の役に立つ仕事としてやりがいのある仕事だとも思い、看護職に就こうと思いました。

Q3.現在までの転職回数は?
2回です。
Q4.それぞれの転職理由は?
1回目は、大学院への進学のため仕事を辞めたのですが、大学院を中途退学しました。

その後看護師として臨床経験を積むために再度仕事をしました。

2回目は、結婚が決まりましたが他県にいたため、住むところに近い病院への転職をしました。

Q5.目指す理想の看護師・保健師像は?
患者さんやご家族から信頼されるだけでなく、同職者や他職種のスタッフからも信頼されるような看護師、保健師になりたいと日々思いながら仕事をしていました。
Q6.それぞれの転職経験から得たもの、面接対策などの裏ワザ・ノウハウなどがあれば教えてください。
病院や部署によって、看護師の考え方ややり方に違いがあることが分かりました。

人それぞれ考え方は違うのは当たり前のことですが、病院・病棟特有の習慣や考え方などがあることを知りました。

そのため、新たな発見があったり、改善すべき点も見つかり、看護師として成長することが出来たと思っています。

Q7.これから転職する後輩へのアドバイスがあればどうぞ。
転職するには多大なストレスがかかります。

また、転職場所や仕事内容は多岐にわたっており、悩むことも多いと思います。

どんな場所であっても、新しい場所で仕事をすると新たな発見や悪く見えるところが出てきます。

それもまた成長につながっていくと思います。

自分の今後の展望や希望するライフスタイルを考え、転職をすすめてほしいと思います。

父の勧めで保健師資格を取得

(30代前半/女性)

Q1.簡単な自己紹介をお願いします。
神奈川県同じ市内に勤務、看護師(保健師資格も持っています)地域中核病院、日勤常勤→育休からの復帰の時に非常勤に変更しました、

年収200万程度、現在6歳、2歳、0歳の子供がいます。

Q2.看護職に就いた理由は?
子供の頃から体が強い方ではなく、よく入院していた。また、家族も入退院を繰り返していたところをよく見ていたので病院が身近な存在で、自分も何かしてあげたいという思いが小さい頃から強かった。

また手に職をつけるという時に1番に思いついたのが看護師だった。父に勧められて、保健師資格も取得した。

Q3.現在までの転職回数は?
一回。2回目の転職活動していたこともあったが、第三子妊娠したことがわかり、途中でやめています。
Q4.それぞれの転職理由は?
1回目は第一子妊娠し、結婚や出産のより夫の仕事の都合により一度退職せざるを得なかった。

第一子が1歳過ぎてから、転職というか再就職活動をしました。

2回目の転職は、第二子の育休中に今の職場に戻りたくないということと保健師で働きたいという気持ちもあったため転職活動を始めました。

Q5.目指す理想の看護師・保健師像を教えてください。
どんなに忙しくても余裕を持てる、またスタッフにも患者さんにも気配りができる看護師、保健師が理想。

ドクターや上の人から言われる通りだけではなく、先を見越した患者さんや家族に対する関わりができる、丁寧な仕事ができることが理想です。

Q6.それぞれの転職経験から得たもの、面接対策などの裏ワザ・ノウハウなどがあれば教えてください。
面接に関しては、とりあえず笑顔でハキハキ答えるだけでもかなり好印象。

子供がいて、仕事を突発的に休む必要があったり今後迷惑をかかる可能性があるなどといったこちらとしては言いにくい条件を提示したい時もとりあえず申し訳なさそうにかつ笑顔でさらっと言える方がいいかなと。

Q7.これから転職する後輩へのアドバイスがあればどうぞ。
面接や見学の時にもとりあえずただ見る、ただ聞く、ただ答えるというだけではなく、自信を持って笑顔で対応できる力があればたいていのところは雇ってくれると思います!

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