小児科と産婦人科の看護師求人とナースの仕事・悩みのまとめ
小児科と産婦人科の看護師求人に詳しい転職コンサルタントの武川さんに話を聞いてみましょう。


ということは、産婦人科や小児科のドクターや看護師求人も減ってるんですね。

実際は少子化のスピードを上回る減少率で、産婦人科不足の地域も多くあります。
原因の一つは産婦人科は訴訟リスクへの懸念があると言われているからです。

看護師としては産婦人科、小児科ともやりがいのある診療科ですけどね。

小児科の看護師求人は数が少なく、離職率も低いため人気があります。


産婦人科の看護師の仕事
産婦人科の看護師の仕事には妊娠、出産をサポートしていく産科と病気(子宮や卵巣の)診療や治療を行う婦人科の2つがあります。
不妊治療、流産・中絶の処置も含まれます。
産科での看護師の仕事は、母子の妊婦検診が主な仕事で、無事に出産が出来るようにサポートをしていきます。
外来と病棟勤務があり、外来勤務の看護師は妊婦検診、産後の1ヶ月検診の介助がメインになります。
また検査のために必要な採血も行ったり、病棟勤務の看護師は入院中の妊婦さんの検温や点滴を行います。
そのほか、身の回りの(清潔にしたり)ケアなども行います。
出産のときには助産師さんの分娩のサポートもします。
産後のママと赤ちゃんの検温、採血、赤ちゃんの沐浴指導や授乳指導も行います。
帝王切開、中絶手術など状況に応じて手術もあります。
そして、出産後のママが心身ともに回復できるように、順調に退院出来るようにママと赤ちゃんの支援します。
婦人科の看護師の仕事はガン検診、その他の診察や処置の介助が主です。
病棟では 患者さんの 検温や処置の介助をしたり、治療の説明や服薬の管理と指導、点滴の管理もします。
手術前に手術前と手術後の説明も患者さんが納得するようにわかりやすく説明をします。
婦人科では内科も外科の治療も一緒に行っています。
妊娠、出産は女性にとっては嬉しい反面、大変で始めての妊娠、出産でしたら不安もたくさんあります。
さらには、病気治療でしたら なおさら不安だらけです…。
そんな女性たちの心身とものケアをすることに気をつける必要があります。
精神的にも不安定な状況になりやすいですから、患者さんの不安をケアしてしっかりとサポートすることが凄く大切な仕事です。
この時の体験は妊娠、出産時に役に立ちます。
看護師は助産行為ができないですが、助産師になればできます。
近年は深刻な産婦人科医不足ということもあり、助産師になる人が年々増えています。
小児科の看護師の仕事
小児科で看護師として働くメリットの1つに、看護師の医療処置のスキルアップができることがあります。
子供用の医療器具はサイズが子供用のために、小さいですから大人の患者さんに使う場合の医療器具よりも細かい動作、操作などが必要とされます。
子供用の医療器具を 常に使って処置を続けているうちに自然に医療器具を扱うスキルが どんどん高まっていきます。
もう1つのメリットは、小児科看護師には、幅広い疾患に関する知識が身に付きます。
小児科の場合は患者さんは、子供ということで「年齢」での一括りにするので、いろいろなあらゆる疾患を持った患者さんが治療を受けるからです。
風邪や、インフルエンザ、怪我や骨折、心臓病、精神的障害、重い症状の病気などとにかく、様々な症状、疾患の患者さんが来院します。
大人ならば、症状によって違う診療科へ行きますけれども、子供の場合には 全ての疾患が小児科に集まります。
したがって、本当に様々な たくさんの症状や疾患を観察することが可能です。
また幅広い疾患に対しての 知識がしっかりと身に付きます。
それから、可愛い子供とふれあうことができる、小児看護師の仕事では子供たちと一緒に遊ぶことも仕事です。
お絵かきをしたり、折り紙や手遊びなどをしたり、入院中の子供の誕生日もお祝いします。
七夕やクリスマスの楽しいイベントも企画をしたりして、子供たちに喜んでもらって心を明るくさせるイベントを行うことも仕事です。
看護師としてやりがいを感じます。
しかし、小児科はアクシデントも多いです。
治療中でも、子供は嫌!と思うと我慢が難しいですから、感情のまま行動してしまいます。
結果、様々なアクシデントが起こりますから看護師としては気が全く抜けません。
しかし、そういう現場だからこそ、どのような状況にも対応できる力が身に付きます。
病児保育の看護師の仕事
病児保育室とは、病院、保育所などに付設されています。
専用のスペースや場所などで病気の疾患のある子供や病気の回復後期の子供を看護師と保育士さんで一時的に預かる施設です。
この病児保育室では、病気や発熱などの症状や怪我をしている等の理由で通常保育園に通うことができない子供を預ります。
したがって、保護者が仕事を終えてから子供をお迎えにくるまでの間は、発熱、下痢や、湿疹、などの様々な子供の症状に合わせてケアをしていきます。
病院やクリニックに併設されている病児保育室では、万が一、急変となった場合でもすぐに対応出来る環境が整っています。
そのため症状の重い子供を預かることも多々あります。
病児保育室とはあくまでも保育施設ですから、看護師の業務だけを メインに働く訳ではなく保育業務も兼任しながらの仕事になります。
病児保育室で働くメリットとして
・日勤のみですから、土日や、祝日休みなどと、家庭や、プライベートとの両立が出来る
・預かる人数が、8人以下であるところがほとんどなので、子供1人1人とじっくり向き合いながらしっかりとケア出来る
・病気や怪我の療養を中心としていますから、看護師が体力的な負担は少ない
などがあります。
病児保育室で働くデメリットとして
・毎日違う子供を預かること、前日になってからでないと、預かる人数や、症状がわからない
・感染症(インフルエンザ、手足口病等)などが流行る時期になると凄く忙しい
・急変が あったときに、すぐに対応できる
・スキルが必要
・正社員での求人が少ない
などがあります。
子供と関わる病児保育室ですから子供が好きな人には向いています。
また家庭との両立ができる時間帯に働くことも可能です。
NICU(新生児集中治療室)認定看護師の仕事
新生児集中ケア認定看護師は、新生児集中ケアに関する最新の知識と技術、冷静な判断力で体温管理や呼吸、投薬管理などさまざまなケアを行います。ハイリスク新生児の身体的ケアや神経行動学発達と親子との形成の支援を行うのが新生児集中ケア認定看護師なのです。
役割は、NICUで看護環境の調整や、早産や病気を持って生まれた新生児に対し、集中的にケアを行うことです。ハイリスク新生児の急性期ケアは、ちょっとした見落としが命を脅かすことになりかねないので、小さな変化も見逃さない洞察力と、専門的な知識や高度な技術が必要になるんですね。
さらには、危機理論の視点から出産・育児の意味および、介入法を理解して、早産時の親の受け入れ過程や、子供を亡くした親の喪失体験を学習することで、心理的な危機状態に直面している母子や親子関係を支援することができること等が求められるのです。
2003年に新生児集中ケア認定看護師分野に特定されて、現在200名を超える認定看護師が全国のNICUや新生児集中ケア領域で活躍しているそうです。新生児をとりまく周産期医療では、低出生体重児の増加と不妊治療により多胎児の増加からNICUは常に満床のようです。
さらに、新生児科医師や小児科医師も不足で、新生児領域の看護師は専門性を高く求められているのです。私の個人的な考えですが、看護師さんで若い方などは、出産経験もないまま、周りに障害を持った家族や友達もいないままお仕事を決めたかたがいらっしゃるでしょう。
実践や、学習をしたところで、看護師さんの心理ストレスはどのように緩和していくのでしょうか。そして、母親として、NICUで働いている看護師さんです。出産した時の自分の嬉しかった体験、子供の成長。日々かみしめている方達は、働いている時はとても複雑になるのではないでしょうか。
看護師のプロの方達なので、お仕事に入れば、気持ちも切り替え、母子やご家族の為に、尽くされていると思います。ですが、自分の気持ちも入る事でしょう。とても尊敬し、有難い職に就いてくれたと感謝すらしますね。
(関連記事:「ICU(集中治療室)の看護師の転職体験談まとめ」)
地元の病院の小児科の悩み
私は地元にある少し大きめな病院の小児科で働いていました。その時の仕事の悩みを話させていただきます。
実際に一番困っていたのは夜勤問題です。
病院では冶金があるのは当たり前なのですが何らかの理由を付けていつも夜勤をしない人たちが多くてうまくローテーションが回らないのです。
子供がいるから、旦那さんがいるからなどの理由を付けて夜勤を嫌がる方ばかりなのです。
元々この病院に入る前から夜勤はありますと説明は受けていました。
しかし、週2交代の夜勤を承諾したのもその人たちなのにいつも夜勤をせずに帰ろうとするので、毎回私やほかの人が夜勤ばかり。
それで給料はみんなと一緒ですのですごく不公平に感じていました。
実際に担当医に相談したこともあったのですが全く話を聞いてもらえずにどの看護師がいても別にいい。人がいればいいと言われてしまいそれにも苛立ちを感じてしまいました。
何度か転職を考えたのですが実際にすごく難しいのです。
なぜかと言うと病院同士は話が回るのもすごく早いのでもし別の病院に転職しようとしても何が原因で転職してきたなどと噂の的になってまともに仕事ができないのを私はよく知っているからです。
ですのでこの病院で耐えるしかないのです。
しかし勤めて5年後には私も結婚してしまい今は子供がお腹にいるので現在はお昼のみ働いており夜勤はできないのですがその時に子供がいるからって帰っていた人たちの気持ちが少しだけわかったような気もします。
小児科看護師の役割
まず私の自己紹介として看護師歴10年、この10年間ずっと小児科での看護師をしています。
まず免許取得後一年間は大学病院の小児科で勤務し、その後は市民病院の小児科で勤務。そして結婚を機に現在は小児科クリニックで勤務をしています。
どうして小児科ばかりかと言いますと単純に子どもが好きだからです。ですが、子ども好きだからこそ辛い場面に何度も出くわしました。
看護師一年目は大学病院で勤務していたこともあり、難病と闘う患児の看護がとても辛かったです。
とても痛い処置を涙を堪えて受ける患児を目の前に私も一緒になり涙を堪えて介助についたりと働き出した当初はとても辛かったです。
亡くなっていく患児もおり、廊下で泣き崩れる家族にどう声をかけていいのかも分からず、小児科病棟を希望した事を後悔した日もありました。
また在宅看護を必要とされている子どもが入院してきた時はその患児のお母さんは看護師一年目の私より当然、処置や看護をするのも手際がよく、「一年目の看護婦さんは担当につけないでほしい」と先輩看護師に話していたこともありました。
そんなこともあり最初の三ヶ月は仕事にもなかなか慣れず、勉強もしないといけない、要領よく仕事もできない、患児の母親からも来ないでほしいと言われたりと毎日行き帰りは泣いて、何度も仕事を辞めてしまおうかと思う日々でした。
ですが、半年も経つと段々仕事で自分に任せてもらえる部分も増え、患児、患児の家族ともコミュニケーションが取れるようになり今まで患者さんの部屋に行くのが億劫だったのが楽しみになってきました。
相変わらず痛みに耐え病気と頑張って闘う患児の姿を見るのが辛い時もありましたが、どうしたらこの痛みの伴う処置をスムーズに受けることが出来るかを考えれるようになりました。
少しでも患児が安全、安楽に処置を受けれるかを考え、ねぎらいの言葉をかけながら介助につくことが出来るようになりました。
当時、私が病棟スタッフの中で一番年下のこともあり、中学生の女の子が入院してきた時、少しでも入院生活への不安を取り除けるよう時間の許す限りコミュニケーションを取りました。
その女の子は数ヶ月の入院生活でしたが、無事寛解し退院する際、私みたいな看護師になりたいと話してくれました。
その言葉を聞きこんな私でも少しは役に立てたのかな。と思うととても嬉しくなりました。その患児は現在看護師として働いているようです。
小児科看護師は0歳〜15歳までと様々な成長発達を踏まえた上でその成長段階に合わせた看護が必要なこと。
また自分の意思をまだ伝えることが出来ない年代の異常の早期発見の大切さ。我が子がなんらかの病気で入院するということで計り知れない不安を抱える家族の看護。と多岐に渡ります。
また処置に関しても聴診するだけでも泣いたり、採血も血管が細く難しく技術面でのスキルも必要とされます。
私は自分のスキルアップをする為にも積極的に研修にも参加し、患児、家族に対しても分かりやすい言葉で声掛けや笑顔で対応し少しでも安心して看護を受けれるかを考えています。
また独身の時は母親の気持ちが分からない部分も多かったですが、現在私自身にも子どもが生まれもし大事な我が子が病気になったら。と思うととても不安で仕方ないと思います。
なので少しは病気をもつ母親の気持ちに寄り添えるのではないかと思います。
あんなに看護師一年目は辞めたいと思っていたこの職業ですが、私はやっぱり子どもが好きだし、子どもの病気を治そうと一生懸命になり元気に退院していく姿を見て自分も頑張ろうと思えるのでこの先も小児科看護師を続けていきたいと思います。
産婦人科看護師としてのエピソード
わたしは、看護師になって5年目の25歳の女性です。
わたしは、一度の転職を経て現在働いている大学病院に勤めています。
前の職場は個人病院の産婦人科で、現在の大学病院でも産婦人科を担当しています。
産婦人科は、みなさんが想像している通り、赤ちゃんが生まれる場所であったり、女性特有の悩みの相談を受ける診察科になります。
わたしは、大学病院に就職して、産婦人科に配属になった時には、正直ラッキーと思いました。
前職場でも産婦人科だったので、新しく勉強する部分も少ないと思ったからです。
ですが、個人病院の産婦人科と大学病院の産婦人科では大きな違いがありました。
個人病院では、基本的な普通分娩を希望する妊婦さんが通い、比較的リスクの低い出産をしていたので、救急という場面に立ち会うことはほとんどありませんでした。
一方、大学病院の産婦人科は、個人病院では扱えないと判断された未熟児や障害児、帝王切開や多児分娩などを扱いました。
さらに、一番大きな違いとすれば、大学病院の産婦人科には、これらのような大変な妊娠を経てでも、子供の顔を見られて幸せと感じられる出産の他にも、女性器に関する癌も取り扱いました。
生理不順などの相談と治療などであれば、個人病院でもよくありましたが、癌の診断と治療は、個人病院では行えず大学病院に紹介状を書くことが普通でした。
ですので、癌の患者さんに告知をしたり、治療をしたりしている患者さんの悩みを聞いたりすることは、大学病院にきてからが初めてでした。
最初はかける言葉もなく、経験もしていないわたしが何を言っても無駄だと思っていましたが、患者さんからは、聞いてもらえるだけで安心するという言葉をよくいただけます。
聞くだけしかできませんし、下手なことを言って一度は元気付けたとしても、思うように治療が進まなければ患者さんをより落ち込ませてしまいますので、なかなか詳しい話はできません。
ですが、そもそも癌の話を友人などにはすることのできないという患者さんが、唯一気兼ねなく弱音を言えて、涙を流せる相手だと言われた時には、辛いことも多いけれども、人の役に立っている仕事であると実感できる瞬間となるのです。
婦人科、小児科、内科のクリニックの現場
私の働いていた産婦人科は、地元地域に住む人が集まる婦人科、小児科、内科のクリニックでした。
私は主に外来にいました。
あとは、帝王切開の手術に入ったり、お産の時に先生についてお産時のお手伝いをしておりました。
若い時に働いていましたので、夕方からの診察にもよく入っており、感染した子供の診察の介助にもよくその場にいましたので、子供が感染しやすいといわれている溶連菌やマイコプラズマ肺炎などにも、私が感染してしまった覚えがあります。
院内では手洗い消毒、マスクをしていましたが、免れませんでした。手術は、「呼び出し」というものがあり、緊急の帝王切開の場合、予定外に仕事、になるのです。
もちろん手当は通勤費用程度の少しだけつきますが、プライベートの予定はたってたたないようなものでした。
先生はクリニックの一部屋がホテルのような佇まいになっておりましたので、そこでほぼ毎日寝泊まりをしておられ、自宅にはほとんど帰っておられないようでした。
とても多忙な仕事だったのだと思います。確か、先生の楽しみと言うと、診察の合間に1時間ほどする、サイクリングだったようです。
とても真面目でストイックな先生方ように見受けられました。
私はたまにナースに交ざってクリニックで食事へ連れて行ってもらいましたが、食べ終わるタイミングですぐクリニックからの呼び出しの電話が入り、クリニックに患者さんのところへ仕事に戻っていたのを思い出します。
産婦人科の特機の悩みで転職
職場によっては、休みの日にもかかわらず、待機を命じられている職場ってありませんか?
私の職場がそうでした。産婦人科だったのですが、お産というのは、いつ起こるものか全くわかりませんよね。
また入院中の方は産後の方だけでなく、産前の切迫の人も多い。
また単胎だけでなく、双胎、品胎などの場合もあるので、本当に予測がつかないのです。
その時のために、今日は待機はこの人というのを決められているのです。
日勤帯は問題ありません。看護師の人数も十分ですから。
しかし夜勤は限られて人数しか看護師がいないので、お産が重なって人手が足りない。
また急な帝王切開で、オペだしなどがある、また超未熟児が生まれそうなどという時のために待機者を決めているのです。
その待機にあたると、夜寝ていても寝ている気になりません。
また無事に自宅で朝を迎えることができても、なんだか精神的に疲れがあるのです。
産婦人科時代に、このようなことが度々あり、それが仕事上の悩みでした。
そのため、そのような勤務が無いようなところがいいなとおもい、転職を希望したのです。
やはり、自分の勤務時間はしっかり働くけれど、それ以外の時間はプライベートの時間としてしっかり確保できる勤務がいいですよね。
私が転職した理由はそれだけでしたが、プライベートの時間がしっかり確保できると、また仕事も頑張ろうという気になります。
また仕事を頑張ってお給料をもらってプライベートも充実させようと生活にもメリハリが出ました。
そのため転職は成功だったなと思います。
個人病院の耳鼻科から大学病院の産婦人科に転職
わたしは、看護師歴6年目の26歳の女性です。
わたしは、2年前に前職の個人病院から現在の職場である大学病院に転職をしました。
理由は、給料面でもう少し収入を増やしたかったことから、夜勤が多い職場に転職したいと考えたからです。
個人病院の際には、耳鼻科でしたので夜勤はほぼないようなものでした。
急患があったとしても、診察をしてすぐに大きい病院に紹介状を書くという感じでしたので、夜勤といえたほど働けませんでした。
その点、大学病院では産婦人科の看護師で、しかも夜勤担当で採用をしていただけましたので、目的である給与面の向上はかなり結果がでました。
また、産婦人科ですと赤ちゃんと触れ合う機会も増えて、癒されるとともに将来子供ができた時の大変さや心構えも練習できる職場となれて、非常に満足でした。
この転職の際に大変だったことは、前職の職場に退職することを、予定よりも早く言ってしまったことで、人間関係がよくなくなってしまった点でした。
それまでは、同じ職場の仲間として仲良くしてくれていた先輩たちも、わたしが辞めるということを知った時から、全く会話にも入れてくれずに、雑務ばかりを預けてくるようになりました。
ですので、患者さんの前に立つこともできなくなり、常に書物や印刷ばかりをする仕事が続きました。
この時に感じた教訓は、院長先生には早めにお知らせをするのはマナーだと思いますが、周囲のスタッフには時期を見てあまり早く言わない方が良いのだと思いました。
NICUと産婦人科勤務の看護師
(20代後半/女性)
現在は育児に専念しているため専業主婦です。
出産前には個人の産婦人科病院で常勤として勤務していました。
もともとは子どもが好きなため、子どもにかかわることのできる仕事を希望していました。
保育士や教師なども考えていましたが、母の強い勧めで看護師を目指すことにしました。
母は、商業高校を卒業して簿記1級の資格をもっていましたが、育児をしながらでも働くことのできる職場に就職することに苦労したようです。
看護師であれば妊娠出産育児等のライフスタイルの変化があっても就職に困ることは少ないと母に言われました。
私自身も医療の分野に興味がないわけではなかったので、小児科の看護師を目指すことにしました。
実際、結婚で転職したり出産に伴い仕事を辞めても、再就職できるかという不安は少ないので良かったと思います。
私は看護師として、NICUと産婦人科で働きましたが、どちらの科もまだ話すことのできない赤ちゃんを相手に看護を行ないます。
手を抜こうと思えば、ルーチンの決められた仕事だけ行えばいいので楽かもしれません。
しかし、泣いていたら抱っこをしてあげたり、少し月齢が大きい子には発達を促すようにたくさん話しかけてあげたり歌を歌ってあげたり、その子のためにできることは時間がある限りやりたいと思います。
病気の看護だけでなく、子どもの発達や精神面などを含めてかかわっていくことのできる看護師が理想です。
新卒で大学病院のNICUで2年働き、結婚に伴う引っ越しを理由に退職しました。1~2か月ほどの転職活動を経て、個人の産婦人科病院に就職しました。
大学病院で働いていた時は夜勤があり、体調がすぐれないこともあったので、日勤のみの契約で就職しました。
しかし、個人病院はもともと限られた人数のスタッフで賄っているため、急な退職や妊娠する方がおり、月に3~5回の夜勤をすることになってしまいました。
私が就職してから数か月の間にも新しい人が入ってきてはすぐに辞めてしまうということも続きました。
もともと長く働いている看護師が横柄なふるまいをするためにスタッフの入れ替わりが激しい病院だったようです。
新卒で大学病院という福利厚生に恵まれた病院で働いたため、細かい条件はあまり気にしていなかったのですが、転職する際はその病院の離職率は必ず確認した方が良いと思います。
離職率が高い病院は、それだけたくさんの人が辞めてしまう理由があるはずです。
もちろん離職率だけでその病院を評価してしまうのではなく、どうしても勉強したい分野があったり、給料面やアクセス面で条件が良ければ、いろいろなことを天秤にかけてトータルで納得できる条件の転職先を見つけることが大事です。
大学病院の小児科から個人経営の美容クリニックに転職
私は高校時代に手に職を付けたほうがいい、と母に勧められて看護の道へ進みました。
専門卒業後にすぐ就職も決まり実家からも通える大学病院で晴れてナースデビューを果たすことになりました。
最初は本当に怒られてばかりでしたね。
私が最初に配属されたのは小児科病棟でした。
まだ小さい子供達は自分がどれだけ大きな病気を患っているか説明されてはいても理解はしていません。
慣れてくると沢山自分の話をしてくれたりしてそれがまだ新米で怒られてばかりの私の救いでもありました。
ただお見舞いに来る家族、親御さんの様子を見ているのはとても辛いものがありました。
我が子の病気に直面して泣いているお母様方も沢山見ました。
初めて担当患者さんが亡くなった時私も涙が止まりませんでした。
先輩は「これがナースという仕事だよ。」と一言。
文章にすると冷たい印象ですが私には慰めと励ましも感じられた一言になり今までも頑張っていたのですがどんどんこの仕事に誇りを持つようになりました。
その反面子供を作ることが怖くなりました。健康に生まれるのが普通なことではないと若いながらに目の当たりにしてしまったからでしょう。
結婚し夫ができてもしばらくは子供を作りたくないと子作りを突っぱねてましたね。
そして夫よりも誰よりも誇りを持って仕事をしていると自負していたので周りを少し見下すようになっていました。
夜勤もあるし話す時間も普通の夫婦より少なかったのでもちろん夫との仲も良いとは言えませんでした。
そんなある日主人に転勤の話が来ました。
私は「仕事はやめられないから単身赴任で行ってきてよ」と冷たく言い放ちました。
仕事に燃えまくっている私を見た母はこう言いました。
「看護という仕事も大事だけど家族や大切な人を大事にしなさい。一番わかってると思うけどいま周りにいる人も永遠に側でささえてくれるわけじゃないんだよ」と。
私はそんな当たり前のことも気付かずにいたんだなと言われて初めて気づいたのです。
結局私は長く勤めていた大学病院はやめました。
現在主人の転勤先で見つけた個人経営のクリニックに勤めています。
実は大学病院勤めの時はクリニックなんて…という気持ちが少なからずありました。
でもやはり病院というのは体の異変を感じて初めて訪れる場所。
みんな健康になりたくて訪れるのです。
仕事に優劣はないんだなとナースデビューをして数年してからやっと気づきました。
夜勤もなくなったので主人との時間も増えました。
主人は転勤族なのでまた新たに再就職したら今度はどんな病院がいいかな?と考えると楽しくもなります。
ナースという仕事は一言でいうと簡単ですが内科、外科、と配属先でも仕事内容は変わってきます。
ちなみに私の友人は美容クリニックに勤めだしてからどんどん綺麗になりました(笑)
それが不純な動機とは今の私は思いません。
家庭と両立させたい人はパート勤務もあるしナースという仕事は人の命を預かるというハード面もありながら自分の生活スタイルに合わせることもできる女性にとって素晴らしい仕事だと思います。
転職で悩んでいる方、まずは一歩踏み出してみてはいかかでしょうか?
新しい価値観、考えが生まれるかもしれません。
転職して新生児集中治療室から小児科病棟へ
(20代後半/女性)
私は看護師国家試験に合格して、初めて就職した病棟はNICU・GCUという新生児集中治療室という場所でした。
簡単に言うと、赤ちゃんの救命救急センターという場所でした。
その名の通り、四六時中死に直面している赤ちゃんたちがたくさん運ばれてきます。
300gという信じられない程小さい体重の赤ちゃんもたくさん来ます。
もちろん、求められる看護のスキルもそれはそれは高いものでした。
新人の頃は教わるがままに一生懸命学び、働いていました。
しかし、学年が上がる毎に重症なお子さんを受けもたせていただく機会も増えていきます。
やはり、重症なお子さんを受け持つと細かなケアも多く、自身の神経をとても使い、精神的にも体力的にも辛いことが多くなりました。
そんな時、もう少し、ゆったりと一人一人の患者さんをみて看護していきたいと感じるようになりました。
それから穏やかな小児科病棟に勤務し、現在も働いています。
内定通知を頂いてから働くまでは、そんなに長くはないです。
手続きや生活の不安もありましたが、やはり楽しみの方が大きかった気がします。
転職前は仕事を一番で考えておりましたが、現在は仕事と生活を考えて働くことができています。
これから転職する方へのアドバイスでは、仕事だけを考えるのではなく、仕事よりプライベートを優先して働くという考えもありなのかなと私は思います。
またガッツリ仕事をやりたいなと思ったら、我武者羅にやればいいと思います。
人間関係で辞めた後に看護師転職サイトを利用して転職成功
わたしは現在27歳の看護師です。
看護師歴は通年で7年で、現在は大学病院の産婦人科で看護師をしています。
夜勤と日勤はシフト制で、独身のわたしは夜勤担当になることが多いシフトになっています。
前職は個人病院の産婦人科でしたが、人間関係というか上下関係がうまくいかなかったことと、院長先生からのセクハラ紛いの言葉が原因で転職をすることにしました。
現在までの転職回数は二回です。
マイナビ看護師を利用した理由は、同期に同じく転職を考えていた友人がマイナビ看護師を利用していたことと、マイナビという転職サイトはよく名前も聞くので安心感があったためです。
マイナビ看護師は、わたしにとってはとてもよい看護師転職サイトでした。
なぜならば、わたしは人間関係がうまくいかなくて仕事を辞めたのですが、辞めたいと思い始めた頃、同じく職安に行った際に辞めたい理由を話したら非常に嫌な対応をされてしまいました。
そのあとは、説教じみたことを言われ続けたことが怖くて職安に行くことは辞めてしまいました。
その後にマイナビ看護師を利用して、辞めたい理由をはなしたら、しっかりと話を聞いて説教ではなくアドバイスのような形で話をしてもらえたことが非常に好印象でした。
そして、わたしの性格や勤務希望に合いそうな職場をいくつか抜粋してくれた上で、その職場ごとの面接のポイントなどもアドバイスしてくれました。
おかげでわたしは、現在の職場の面接で採用をいただくことができました。
これから転職する人は、一歩踏み出すことは勇気がいりますが、仕事は1日の半分くらいの時間を過ごすものですので、その時間を有意義に過ごすためにも何かしら問題があると感じたら思い切って転職をすることが大切だと思います。
総合病院からにクリニックの小児科に転職
(20代後半/女性)
看護師7年目です。
・関東の総合病院にて、混合外科病棟勤務を2年
・同じく関東の総合病院にて、泌尿器科・整形外科の病棟勤務を2年
・現在の東北のクリニックで小児科を3年目といったところです。
総合病院は600床程の地域の基幹病院といったところでしょうか。2交代制でした。
現在勤務中のクリニックは入院施設などはなく至って普通のクリニックです。日勤のみで、週休2日です。
高校2年生の時の進路選択で、女性一人でも将来不安なく生活していくために、男性に負けず劣らず自立できる職業を考えたことがきっかけで看護師を選びました。
それまで文系の進路を考えていましたが、看護学校なら理数系の勉強科目を一つに絞れたため少ない受験勉強時間で進学出来たことも大きいです。
転職は1回だけです。総合病院の中で移動は1回ありました。
転職理由は、夜勤が辛くなってきたためです。
夜勤は精神的にも、体力的にもきつく、病棟勤務を続ける気持ちがどんどん薄れていきました。
次第に看護の仕事そのものにも意欲的になれず、職種も変えようと思いました。今思えば燃え尽き症候群だったとも考えられます。
しかし、患者さんとより身近に寄り添える外来での働き方に興味が出てきて、さらに小児看護の希望もあったため、2度目の新人になろうと心機一転転職しました。
入院病棟でも、クリニックや外来でも、患者さんの生活に寄り添える看護師が理想だと思います。
看護師は、病院に来ているときの患者さんにしかお会いできません。
しかし、患者さんにも日常があり、生活していくなかで病気と上手に向き合わなければいけません。
それを可能に出来る、生活に寄り添える看護師はとても魅力的だと思います。
面接では、打てば響くというように愛嬌良く、反応良くすることが大切だと思います。実際に転職後のクリニックでは、職員たちは面接時の反応で合否を決めているところがあります。紹介会社に登録しているなら、面接時に付き添ってもらい、聴きにくいことを代わりに聞いてもらうこともオススメです。
転職に躊躇している方は、足取りが重いと感じる方もいるでしょうが、看護師の転職応援サイトや会社は柔軟に対応してくれ、協力的です。希望条件ははっきり伝え、自分に合った職場を見つけてほしいです。
