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国立病院と民間病院の違いは?公的病院の看護師の仕事と給料の比較

公的病院と民間病院の違い(イラスト)

国立病院と民間病院の違いは?公的病院の看護師の仕事と給料の比較まとめ

国立病院と民間病院の違いについて、公的病院の看護師の仕事と給料の比較まとめです。
看護師の勤務する病院の形態として国立病院、県立病院のような公的な病院と民間の医療法人や企業が運営する病院の違いを分かりやすくまとめました。

公的な病院と民間病院

病院の経営母体に着目すると、公的な病院と民間病院に分けることができます。

公的な病院は国、都道府県、市町村等の地方自治体や独立行政法人など厚生労働省が定めた公的な団体が母体となっています。

民間病院は、社団法人・財団法人、医療法人、学校法人、社会福祉法人、個人が母体となっています。

全体の7割以上は、医療法人や個人が運営する民間病院です。

最近では、国立病院・公立病院との多くが赤字経営で苦しんでおり、経営状況を改善するために病院の統合と再編が進んでいます。

【最新ニュース】公的病院の3割が「再編必要」 医療費抑制へ厚労省が名称公表
厚生労働省は26日、1455の公立病院と日本赤十字社などに対して、公的病院の診療実績を分析し、再編が必要であると公表した。このうち約3割(全体の29・1%)の424病院は実績が特に少ないもしくは、似たような実績の病院が近くにあるため、病床数や診療体制を見直す検討があるとしている。来年9月までに各病院に結論を出すよう求めているが、強制力はない。
配信元)(『令和元年9月26日付の本表(平成29年度病床機能報告に基づく分析)』厚生労働省)

病院の経営母体と公的な病院と民間病院の違い

武川さん
公的病院には、国が経営母体の非独立特定行政法人国立病院機構所管の国立病院、国立高度専門医療研究センター、国立大学法人大学病院などがあります。公立病院には、都道府県立病院、市区町村立病院、公立大学附属病院があります。公的病院は、国の政策に沿った医療の実施、高度な医療の研究・教育、地域医療を提供することを目的としています。
下の表をご覧ください。

【国立】

厚生労働省国立高度専門医療センター国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神神経センター、国立長寿医療研究センターなど。
厚生労働省国立病院機構東京病院、東京災害センター、大阪医療センター、名古屋医療センターなど。
国立大学法人国立大学附属病院東京大学医学部附属病院、京都大学医学部附属病院、大阪大学医学部付属病院、北海道大学病院など。

【公立】

都道府県都道府県立病院東京都立広尾病院、東京都立小児医療センター、埼玉県立がんセンターなど。
市区町村市区町村立病院さいたま市立病院、船橋市立医療センター、大阪市立弘済院附属病院など。
公立大学法人公立大学附属病院京都府立医科大学附属病院、横浜市立大学病院、大阪市立大学病院、名古屋市立大学病院など。
日本赤十字社赤十字病院日本赤十字社医療センター、大森赤十字病院、相模原赤十字病院、大阪赤十字病院など。
地域医療機能推進機構地域医療機能推進機構病院東京山手メディカルセンター、横浜中央病医院、中京病院、北海道病院など。
あゆみ
一言で公的病院と言ってもいろいろ分けられるんですね。
民間病院はどんな感じでしょうか。
武川さん
民間病院は全国に8435ある病院のうち約7割を占めます。(2017年4月時点)
民間病院で大きな団体として、済生会病院、厚生連病院、公益法人立病院、医療法人立病院、企業立病院、私立大学附属病院などがあります。下の表をご覧ください。
【民間】

済生会済生会病院東京都済生会病院、済生会横浜市東部病院、大阪府済生会中津病院、済生会熊本病院など。
全国厚生農業協働組合連合会厚生連病院厚生中央病院、札幌厚生病院、静岡厚生病院、豊田厚生病院など。
公益法人公益法人立病院榊原記念病院、がん研究会有明病院、北野病院、東京都保健医療公社大久保病院など。
医療法人医療法人立病院徳洲会グループ、上尾中央医科グループ(AMG)、戸田中央医科グループ(TMG)、愛仁会グループなど。
企業企業立病院NTT東日本関東病院、トヨタ記念病院、関西電力病院、JR東京総合病院など。
私立学校法人私立大学附属病院慶應義塾大学病院、北里大学病院、順天堂大学順天堂医院、聖路加国際病院など。
社会福祉法人社会福祉法人立病院三井記念病院、同愛記念病院、函館中央病院、総合病院聖隷三方原病院など。
あゆみ
看護師の間で人気のある病院が多いです。
ところで、公的病院の看護師は公務員として働いているんですよね?
武川さん
国家公務員として働く看護師は厚生労働省、自衛隊、国立ハンセン病療養所が、地方公務員として働く看護師は、公立病院、保健所・保健センター、あと公立の幼稚園や看護学校などがあります。国立病院機構で働く看護師は準公務員として働きます。
あゆみ
公務員の看護師の給料や待遇は民間病院よりいいんですか?
武川さん
はい。
一般的に給与や手当は充実しており平均年収も民間の平均と比較すると、100万円以上高く、役職が付くと3割近く高くなります。また毎年の昇給もありますし、休暇もしっかり取ることができます。
あゆみ
うわー、公立の病院はやっぱり充実しているんですね。
武川さん
逆にデメリットがあるとすれば、給与は年功序列で能力的に優れているからといって給与が多くなるわけではありません。
また副業は禁止ですし、万が一、辞めてしまった後の失業保険はありません。
あゆみ
そこは安定と引き換えですよね。
国立病院と徳洲会
全国展開する大手病院グループとして、国立病院機構と徳洲会グループがあります。
日本最大のグループの国立病院機構は全国143施設・病床数約5万2千を数え、看護学校や助産学校など付属施設も有しています。
徳洲会グループは全国に70余りの病院のほか、有料老人ホームや社会福祉施設を有する民間最大の医療グループです。
病院のグループ化
病院のグループ化が進んでいます。その大きな理由として、病院の経営状況の悪化があります。特に国立病院、公立病院の多くは赤字経営です。グループ化には医療品の共同購入によるコスト削減、高額な医療機器の共同購入、患者の紹介、資金の融通などのメリットがあります。

元自衛官の准看護師を体験して

(20代後半/女性)

元自衛官の准看護師です。

東日本大震災において被災し、また災害派遣にも従事しました。その時、未曾有の災害に見舞われた地元で、地域の人達に寄り添った仕事がしたいと思い、准看護師の資格を取得しました。

地元公立病院の外科病棟に勤務し、現在は子育ての為に専業主婦として家庭に入っています。

他業種から准看護師に転職したかたちになります。

元々はPKO活動に憧れ、陸上自衛隊の看護師を目指したのですが叶わず、航空自衛隊の航空部隊に配属されました。

そこでの仕事を全うしようと職務に邁進していたのですが、先の震災で災害派遣に従事した際、被災者の方達に触れた事がきっかけで再び看護師を目指したいと思いました。

傷つき疲れた人に寄り添い、共に歩みたい。

きっかけはニュースで目にしたPKOでしたが、根幹にそういった気持ちがあった事に改めて気付けました。

ある被災された高齢女性は言いました。

「持病もあるのに、家族も病院も家も何もかも失ってしまった。どうして私だけ助かってしまったのか、私は一体どうしたらいいのか…」

何も言えませんでした。

胸ぐらを掴まれながら、相槌すら打てずに黙って聞くだけでした。

当時は何も出来ない自分の無力さにしか目が行かず、そこで思考がとまってしまいましたが、もし看護を学んでいれば、彼女が私に気持ちを吐き出してくれた事の意味であったり、思いに耳を傾けるということの大切さを踏まえ、彼女の心に寄り添った関わりができたのではないかと思います。

そういった経験から一人ひとりの心を包み、掬い上げるような関わりの出来る看護師になりたいと考えています。

また、外科病棟では経験は浅いものの熱傷の患者さんやオペ患さんは勿論、化学療法の患者さんや慢性疾患の寝たきりの患者さんなど多くの患者さんと関わらせていただき、中身の濃い経験ができたと思います。

幅広い知識と技術に触れ、応用の裾野を広げることで、技術面ではあらゆる処置が手早く正確にできる看護師を目指したいと思います。

面接では学校の入試でも病院の面接でも、なぜ安定した他職種から転職を試みたのかを中心に、年齢の高い新人として何が出来るのかなど私が病院にどのような貢献ができるのかを単刀直入に聞かれました。

都度、私はありのままに答えました。

雇用条件など中には足元を見て、卒業直後の3月いっぱいは試用期間で、半分の給与で、などといったことを面接の終盤で言われる医療機関もありましたので、取り繕っても無意味と思い、妥協せず、しっかりと学べ、技術を磨けるような病院を選んだつもりです。 

自分にあった職場を自分である程度見極められるのが、既卒者の強みだと思います。

また、他業種を経験することで、世間一般と比較でき、家族にも自分にも、患者さんにも負担の少ない働き方ができるのではないかと思っています。

正直に申しますと、先輩の看護師さんを見ていて素晴らしく尊敬する反面、いささか常識に欠けるのでは?と思う場面も度々あり、患者さんから「あの看護婦さん、ベテランだけど非常識だね」とご指摘を賜る事もありました。

看護師としての、病院に務める者の常識が、世間の常識と合わないことを知るのと知らないとでは関わり方にも差が出ると思います。

一回くらい他職種を経験しろとは思いませんが、看護師から看護師へ転職される前に、一度自分を振り返り、看護師としてではなく患者さんとして医療機関のお世話になってみることで得るものもあるのではないでしょうか。

現場研修体制がしっかりしている国立大学付属病院

福利厚生はかなりよかったです 給与も満足でしたが、部署にもよりますがすごく忙しいです。

超急性期なので、とても忙しく残業も多かったですが、その分残業手当が付きますし、休日も勉強会などありますがスキルアップを目ざすことができます。

敷地内にある看護師寮は、四年間入居可能で、共有費を含めて1万から1万5千円です。

平成三十年二月には、敷地外に看護師寮がオープンの予定なので、とても楽しみにしています。

最先端の医療設備があり、内科なら内科、外科なら外科それぞれの一般的な看護に必要な知識と実践力はつくと思います。

新人はクリニカルラダーに則り研修がかなりしっかりあります。それが4年目まで続きます。ロールプレイや事例検討などあります。

給与は、経験年数3年目で500万でした。残業が多く、日勤で も夜まで残ることも多々ありましたが忙しい分みんなで協力する雰囲気はありました。

今いる部署は他職種との関係もよく、医師にも気軽に相談しやすい雰囲気です。 看護師の先輩に気難しい方もいます。

施設・設備・備品については、ハイテクなものが揃っています。 バイタルを測ったら電子カルテに飛ばせる機械が各ベッドサイドにつきました。

大きな病院ですが、立て直しや新棟建築などで院内が複雑な構造となっています。

新卒は3年目まで研修があり、1年目はロールプレイなど実践に役立つものが2ヶ月に1回程度あります。

新人から4年目まで研修&フォローが看護部主体で行われます。 それに加えて病棟毎にクリニカルコーチがおり、研修、研修、研修!大変でした。

国立の大学病院なので福利厚生はしっかりしていると思います。とても忙しそうですが、福利厚生や立地の良さなどが決め手です。

県の病院(公務員)看護師として3交代週5勤務

(20代後半/女性)

県の病院(公務員)看護師として3交代週5勤務しています。

暦通りの休みプラス夏季休暇5日間あります。

年収は400万程度、現在は育児休暇中で、来年から復帰予定です。

現在までの転職回数は1回です。

看護職についた理由は、TVの影響です。

小さい頃『九死に一生』というドキュメント番組があり、そこに出てくる看護師に憧れて小さい頃からなりたいと思っていました。

結婚のため夫の地元に転職しました。

子どもが小学生に入り落ちついたころに認定看護師の資格を取りたいと思っています。

専門的に追求し患者様と関わっていきたいと思っています。

転職経験から得たものは、転職前と同じ科に配属となったのですが、病気はもちろん治療や処置内容など違うことがたくさんあり、こういうやり方もあるのかと広い視野で見ることができました。

以前の病院での知識などか強みとなっています。

面接はとにかく人柄を見ていると思うのでしっかりと自分の思いを伝えれば大丈夫だと思います。

1つ私が焦ったのが面接官の質問の中で『公務員となりますが公務員とはなんだと思いますか?』という質問です。

公務員になるということを忘れており単純な質問に焦ってしまいました。

まずは福利厚生がしっかりしているところが良いと思います。

結婚し出産し育児休暇をとり復帰するとなるとさらに福利厚生が充実していると働きやすさがアップします。

そして病院を必ず見学し雰囲気を見て決めることをお勧めします。

看護師転職サイトで国立病院から総合病院に転職

(20代後半/女性)

看護師7年目です。田舎の国立病院機構整形外科に入職後3年で企業の総合病院整形外科に転職しました。

転職歴は1回です。どちらとも2交代制でした。どちらも急性期であったため、残業はまあまあありました。

転職理由は大きくひとつではないのですが、あげるとしたらいろいろな環境で経験を積みたかったのが大きかったと思います。

マイナビ看護師という転職サイトで情報収集させていただきました。

こちらのサイトを選んだ理由は、検索サイトで一番に出てきたことと、よく聞く名前だったのでどこか安心感がありました。

転職活動の情報収集にあたっては、多少なりとも…特に給料体制などは誇大して記載してあることは覚悟していました。

それに加えて、転職経験のある先輩に聞いたり、他の病院の子に聞いたり、実際 転職したい病院の子に聞いたり…とにかく転職の前には情報を集めまくりました。

また、転職サイトの方も電話で条件など確認して、相談にのってくださるので自分の条件に近い病院を絞りやすいように思いました。

しっかり自分のワークライフバランスを主体に考えながら転職活動ができたように思います。

そしていざ転職となったときに、サイトの方が書類の説明など教えてくださったので、順序よく手続きなど行うことができました。

転職にあたり不安も大きかったですし、転職活動は情報収集から応募、試験面接…何かと気力体力がいりますので、本当に助かりました。

また、いざ転職するにあたっての手続きの方法なども、やはり在職中の施設の先輩などには聞きにくいこともありますので、頼りになりました。ありがとうございました。

これから転職する方へのアドバイスは、一人で考えこまない方が絶対にいいと思います!

周りに相談したり、看護師専門の転職サイトの方に相談したりした方が絶対いいです!

電話などもしつこくないですし、応募、試験、手続き、様々なサポートをしてくれるので損はありません!