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看護職員の仕事と求人|准看護師・保健師・助産師の仕事内容と将来性は?

准看護師・保健師・助産師(イラスト)

看護職員の仕事と求人|准看護師・保健師・助産師の仕事内容と将来性は?

看護師以外の准看護師・保健師・助産師の仕事内容と転職事情です。
准看護師・保健師・助産師の仕事内容

武川さん
看護職とは、看護師、准看護師、保健師、助産師のことを指します。
厚生労働省によると、平成25年末で約157万人が就業しており、年間約3万人ずつ増加しています(※厚生労働省HPより)。
あゆみ
私にも准看護師の友人、保健師や助産師の資格を持っている先輩がいます。
武川さん
准看護師は全国に約33万人が就業しています。
あゆみ
よく話題になる看護師と准看護師の違いは何でしょうか?
武川さん
看護師と准看護師の大きな違いは、看護師が厚生労働大臣の免許つまり国家資格なのに対し、准看護師は都道府県知事の免許であることです。医師や正看護師の指示がないと業務が行えません。実際の業務は看護師と大差がありませんが、給与、昇格において明確な差がありますね。
あゆみ
確か准看護師は中学卒業後、准看護師学校をでれば最短で17歳、正看護師は20歳から働くことができたと思います。
武川さん
はい、そうですね。
看護助手や医療事務で働きながら学校へ行く人、主婦や社会人から転職する人も結構います。
ただ全体の流れとして、日本看護協会などは安い賃金で雇われがちな准看護師の廃止を目指しており、准看護師は減少傾向にあります。
あゆみ
私の准看護師の友達は、正看護師を目指して頑張ってますよ。
武川さん
保健師は全国に約6万人ほどいます。その98%が女性です。
市町村や保健所に勤める「行政保健師」が全体の約7割、ほかには企業などで働く人々の健康管理をする「産業保健師」、学校などで学生と教職員の健康管理をする「養護教諭」として働いています。最近では、「在宅介護・福祉関連施設」で働く保健師も増えてきました。
あゆみ
保健師は病気を予防して健康を増進する大切な仕事で、幅広く活躍できますね。
武川さん
助産師は、女性しかなれません。全国に約3万8千人ほどいます。約8~9割が病院、診療所で働いていますが、助産師は開業権を持っており、地域で助産所を開業している方もいます。
母親と赤ちゃんの両方の状態を確認し、サポートする仕事です。
あゆみ
助産師は大変だけど、やりがいのある仕事だと思います。

准看護師の仕事内容と将来性

准看護師の仕事内容は看護師とほぼ同じです。

しかし、看護師と比べると、診療所で勤務している割合が高くなっています。大手の病院では採用が少なく、民間の病院やクリニック、診療所での募集が中心です。

その大きな理由として、経営に余裕のない開業医や診療所(クリニック)は、給与が少なく(正看護師より平均年収-5~70万円)、人材を確保できることが挙げられます。

准看護師の苦労(転職体験談)

私は、元々正看護師を目指して学校も正看護師を取得することができる学校を卒業したのですが、現在は准看護師の試験で免許を取得して働いています。

最初に就職して働いていた病院が総合病院だったのですがそこでの部署決めで初めて知ったのですが、准看護師は普通に病棟での勤務がない病院だったらしく決められていたのが外来や手術室といった夜勤が無いものがほとんどでした。

そんな中でもっと専門的なことも学んでみたいと思い就職先を探してたのですが、やはり准看護師だからといって表向きでは正看護師も准看護師も大歓迎と書いてあるのです。

やはり正看護師を優先して雇っているのが現状なのでなかなか自分の条件を探すのが大変でした。

しかし、看護師特優かもしれないのですが看護師専門の職業案内があるのですごく助かりました。

ここでは細かな条件だったり自分が准看護師だけれども将来的には正看護師の免許を取得したいので自分のスキルアップの待遇が良いところなどという事を伝えました。

その条件に近い就職先を探してきて下さり、面接の日程まで設定して下さるといった自分では動きにくい事なども任せることができたので良かったです。

転職する前にも事前に職場を見学することができたり自分がここだけはしっかり見たいところだってことを職業案内の人に伝えておくと聞きたいことなども漏れなく知ることができるのでとても助かりました。

転職してからは職業案内の人から一週間後くらいに連絡があり転職してからの様子を気にしていただいたりで安心して転職することができました。

手術室の准看護師(転職体験談)

私は現在准看護師として手術室で働いています。

今の職場がとても働きやすく自分で実際に見て感じて選んでとても自分に合う職場を探すことが出来たのでそのことを書きたいと思います。

職場は個人病院で規模自体は大きくなく手術室という事もあって少人数のメンバーで働いています。体力的にはハードですが、予定オペが多く、土日祝日は休みで残業も少ないです。

転職した当初は、どの職場や部署にもいるような個性的なメンバーも揃っている感じで、個性が強すぎてコミュニケーションが取りづらいかなと最初には思いました。

しかし、師長や主任がしっかりフォローして下さり、他のスタッフの方ともいい信頼関係やコミュニケーションをとる事ができとても仕事がしやすい環境だ感じています。

また、教育体制もしっかり個々にプリセプターが付きしっかりと指導してくださるのです。

プリセプターも気付かない事や見落とした部分を他のスタッフが第三者にたちプリセプターに伝え、プリセプティーに指導をするといったフォローをする体制をとってます。

プリセプターとスタッフとのフォローなどもしっかりと普段からコミュニケーションをとっているからこそ、細かな気付きを言い合う事が出来るのだと感じています。

転職活動時にこの病院に見学して手術室の師長やスタッフの方に会い人と人との接し方や対応などを見たときから、この病院のに入って一緒に働いてみたいと感じる事が出来ました。

なので、転職先を決める前には、第一印象も大切だということやここで私の中で1番大事たと感じます。

現場をしっかり自分の目で見て聞いて感じることがとても大事なことを、実際にいくつかの病院を探して感じました。

准看護師の転職活動(転職体験談)

准看護師でキャリアは、10年くらいです。内科系、循環器系、整形外科、の個人病院で働きました。そして、日勤のみの職場で勤務しました。

ライフスタイルは、日曜、祭日が休日でした。日勤のみなので、自分の時間も有効に使えました。

転職の経験は、4回くらいでしょうか。

結婚していた時期は、夫の異動の為引っ越しなどで転職したことがあります。結婚していると時間も限られてくるので、希望の休日もとりやすい職場が良かったです。

それから、給与面(賃金が安い)などで転職したことがあります。

看護師の仕事は、どの部門も大変ではありますが、その中でも仕事の内容にみあっていないお仕事だと転職したいと思うナースはたくさんいることだと思います。

今はプロ意識の高いナース、知識・技術の高いナースを目指しています。

知識や技術は、簡単に磨けるものではありません。長年積み重ねてきたもの、毎日の苦労などで自分のものになっていくものだと思っています。毎日の努力は何事にも変えれないものです。

ナースのお仕事は特に、何事も経験だと思います。経験が自分のお仕事に役に立ちます。辛いこともたくさんありますが、毎日の苦労と努力でかけがえのない自分のものに必ずなります。

転職時の面接対策は特にやっていませんでした。自分がこの職場で何がしたいかを素直に伝えることかなと思います。

転職活動で注意することは、自分に合っている職場を選ぶ事ではないでしょうか。給与面もそうですが、休日なども大事なことだと思います。

忙しい人は看護師求人サイトを利用するのも良いと思います。

保健師の仕事内容と将来性

保健師は大学や保健師養成所において所定の教育を受けたあとに、保健師国家試験に合格して得られる国家資格(免許)です。

保健師になるには、看護師としての経験が3年以上+保健師1年以上で合わせて4年以上学校に行くことになります。

看護師と保健師の資格を両方一度で取るには、看護師教育と保健師教育を統合したカリキュラムを用いる4年制の大学や専修学校に通います。

保健師は高齢社会が進み「介護」の必要性や「地域医療」の推進、「予防医学」の拡がりなどにより保健師の需要は年々高くなっています。

保健師が働く分野は、医療、福祉、行政、産業、教育があります。行政分野で公務員として働く人が多く、被災地では、地域以外の行政保健師、産業保健師も心身の健康支援を行っています。

保健師は98%が女性で、看護師の次に目指す資格としても人気です。

保健師の年収は、正看護師より平均で+50~60万円程です。

保健師の仕事

保健師になるには、看護師の資格を取得し、1年以上の保健師教育課程で学ぶ方法と看護師と同時に資格を取得する方法があります。

保健師の仕事は、多種多様で全ての年齢層、健康増進をはじめ病気、障害のある人など個人レベルから地域レベルまで看護の対象にし、生活を支援します。

結構私達の暮らしに密着していて、その内容を聞けばピンと来る人もいるのではないでしょうか。

保健師とは、人々の体や心が日々健康的に生活をして行けるように適切なアドバイスをして行く大切な役割を担っています。

決して、看護師のように華やかな仕事とは言えないかもしれませんが、国民の健康維持には欠かせない職業であります。

保健師の主な就業場所と言えば、市町村には必ずある保健所やその他には学校や企業です。保健所では、健康診断を担当したりそこで何か問題があった人の健康相談に乗ったりしています。

何か病気が見付かった場合に、どんな医療機関へ行けば良いのかや病気に対する悩みを聞いてあげたりします。

市役所であったり、保健センター等で実施されている地域もあると思いますが、市民の健康相談に乗ってくれたり、健康についての具体的なアドバイスをしてくれる人が保健師の仕事なのです。

また、日頃から体に不調を抱えているにも関わらず、どんな診療科で診察をしてもらえば良く分からない人も、この保健師に相談をすれば適切な医療機関を教えてくれたりします。

どの地域にも、広報と言うのが毎月自宅に配布されて来ると思いますが、この中に健康相談の実施日があります。

そして、普段でも市役所等に問い合わせをすれば相談に乗ってくれる場合もありますので、1人で悩まないでぜひ利用されることをおすすめしたいと思います。

これは、市町村の保健師に限ったことではないと思います。学校や企業にだって、心や体に悩みを持ちながら勉強や仕事をしている人はいます。

そこで、この保健師に相談を出来る場所があったら、どれだけ救われることかと思います。

保健師は、言わばカウンセラー的な役割もあります。人は、話を聞いてもらうことで安心して、自分自身を受け入れてもらったと感じられるものです。そして、その安心感をベースにして人は行動をすることが出来ます。

この、悩みを聞くと言うことが実はとても重要で、これを無くしては次の段階には進むことが出来ません。

まずは、どんな心配や不安を持っているのかの話の奥に見え隠れしている、気持ちを聞いていくことが大切です。

それから、市役所や保健センター以外でも保健師は仕事をしています。学校へ通っていると1度位はお世話になったことがある人もいるかも知れませんが、保健の先生です。

保健の先生って、私が学生の時もそうでしたが、いつもにこやかでほのぼのしていて、いつ保健室へ行っても温かく迎え入れてくれる、言わば学校のオアシス的な存在でした。

保健の先生は、不思議と誰からも慕われてとても人気がありました。

そんな保健師でもある保健の先生に面倒を見てもらったり、心配をされたいとか思って、体調が悪くなくても保健室へ行っていた人もいるのではないでしょうか。

ちょっと休憩時間に保健師の所へ行き、自分の現状を話せれば軽い悩みであれば、その場で解決されることもあります。このように、仕事内容としては地味ではありますが、今の時代に必要とされている大切な職業です。

保健師の活動について

保健師の仕事は、子どもとその家族への支援を行い、健康な赤ちゃんを育てるためのさまざまな援助を行っています。

現在は核家族化、または少子化が進んでいて、複数の兄弟姉妹と育ち合う経験や、じっくりと赤ちゃんを見る経験がない若者が増えています。

こうした若い親になる人たちを支えるために、母親教室を開催しています。

父親教室をあわせて開催したり、両親学級と名付けている自治体もあります。

教室では、助産師や保健師が赤ちゃんの体重を量ったり、育児や母乳の相談を受けます。

また、保健師は家族の悩みや介護保険専門員の相談を受けます。

民生委員や地域の保健福祉のボランティアと協力して、地域で孤立している高齢者を見つけ出し、いろいろな福祉サービスに結びつけます。

そして、福祉保健センターで実施しているリハビリテーション教室へ紹介します。

高齢者支援担当の保健師は、まだ要介護状態になってしまった高齢者の対応に追われがちです。

ですが、一方では寝たきりや痴呆にならないための予防活動が重要です。

保健師の本来的な役割は、予防活動です。

そのため、病気や障害を抱えてしまった人を対象外するだけでなく、病気や障害を生み出している背景に目を向けて、人間らしい生活ができるように支援することを重視しています。

そして、何よりも地域に暮らす人々が主体的に生活の質を高めていくことが大切だと思います。

保健師は、赤ちゃんから高齢者までだれもが健康に暮らせる地域をつくるためにさまざまな活動をしているのです。

保健師の資格を取った同期の話

同期なので時々お互い愚痴を言ったり、励ましあったりして頑張っていました。

しかし、彼女は仕事の悩みを抱えていて、いつも自分はドジをしてしまい看護師にむいていないと思うと言い出しました。

その後彼女はコツコツと準備を進めていたのか、保健師の資格を取るために編入の段取りをしていて、卒後3年目には保健師の専門学校に行っていました。

私はまず彼女の行動力に驚きました。その後、彼女は健診センター専門病棟に再就職して、しばらくすると海外青年協力隊で南米に行き現地の女性達に保健指導を行うと言い海外に旅立ちました。

現地はスペイン語であるため語学学校に通ったりしてかなり努力をしていました。

あのドジばかりして看護師にむいていないと言っていた彼女とは思えない行動力です。私は心の中では思いっきり自分のしたい道を切り開いている彼女が羨ましいと思っていました。

帰国してしばらくすると、今度は信州の中学校で保健の先生をしているとハガキが届きました。

いつも彼女の近況報告に驚かされていましたが、今度は何にチャレンジするのだろうかと楽しみでもありました。

私自身も彼女から刺激を受けて、卒後8年目に初めてアメリカの病院へ海外研修に行きました。本当は海外留学してアメリカの看護大学に入学して新天地を築きたいと大きな妄想だけはいつも描いていました。

しかし、彼女のように行動を起こすことはできませんでした。

彼女を通して思うことは、自分の看護師としての適性を見極めること、看護職として保健師など選択肢を広げてみること、病院以外にも看護職の職場があることを改めて認識させられます。

看護師の転職事情は決して後ろ向きではなく、自分で適材適所を見つけるために前向きな選択であると思います。

もし、現在職場でいろいろと悩んでいる看護師さん達がいたならば、自分が潰れてしまわないうちに、前向きな行動を起こしてほしいと願うばかりです。

私自身が同じ職場にしがみついて、潰れてしまった経験者なので、ぜひこの声が1人にでも届いてほしいと思います。

現在、彼女は再び臨床の看護師として頑張って働いています。おそらく、様々な経験を積んで視野の広がった彼女は、昔の彼女とは違い生き生きとした姿で働いていることと思います。

地域でいつも相談できる保健師さん

保健師さんのお仕事の一つに「新生児訪問」と言うものがあります。

赤ちゃんとママの様子を自宅まで訪問しに来てくれて、いろいろなサポートをして頂けます。料金は無料です

基本的には、生後28日以内に訪問してもらう日程を決めます。

役所からまたは保健師さんから直接電話で連絡がはいります。

また、里帰りなどで実家に帰省していても生後60日以内なら、新生児訪問を受けられます。

当日、保健師さんは体重計を持って、訪問されます。

赤ちゃんの成長、順調に体重が増えているかを赤ちゃんを体重計に乗せて計ります。

あと、赤ちゃんに母乳を飲ませた後に、体重を計ります

それで、体重が増えていたら、母乳が足りている目安にもなります。

赤ちゃんが、飲んでるように見えていても、体重が増えていない場合は、母乳が足りないか出ていない可能性があるからです。

保健師さんから 母乳指導を受けることが出来ます!

赤ちゃんの発育状態や栄養状態、毎日の生活のリズム等々…

保健師さんがママに質問をしながら、調査をしていきます。

それから、ママの健康状態についても聞いてくれます。

睡眠は大丈夫かな?食事をとれてますか?育児に疲れてませんか?

ママが悩んだり、疲れてしまっていたら育児相談にも乗ってくれてとても話しやすい保健師さんが多いです。

また、初産で初めての赤ちゃんのお世話に不安やわからない事にも、親切に丁寧にママに寄り添う感じで話を聞いてもらえます!

新生児訪問の後も、3ヶ月検診や集団の予防接種などでもお世話になります。

初めての育児に悩むママ達にとっては、地域でいつでも相談できる保健師さんは、心強い味方だと思います。

行政保健師のお仕事

保健師が働く環境のなかでは、市町村が1番多くてですね、保健師全体の80%以上の方が働いています。行政保健師(公務員)です。

地域の保健センター、保健所、市役所などで仕事をします。

市町村の保健師というのは主にですね。健康づくり課などの部門です。地域の住人向けの健康診断や、予防接種を行います。

それから、乳幼児から高齢者の方まで育児や介護についての知識をもって、アドバイス・サポートをします。

まず最初には 母子(保健)が最初の仕事になります。母子の仕事としては乳幼児検診全般です。

それから、お母さんの育児に対しての悩みや、相談も 電話や訪問をして、一緒になって対策を考えて 精神的なケアもします。

赤ちゃんや子供の発達障害などに関する悩みや話を聞いたり自宅を訪問して、直接お母さんからの相談を受けたりもします。

それから虐待の心配がある子供、家庭の問題が起こればその問題にも保健師として、介入もします。

また家庭内暴力などが行われている荒れている状態の家庭にも保健師が出向いて、訪問をする場合もあります。いろいろな意味でストレスを抱えることもあります…

保健師の仕事は基本的に地域の方々の健康的な生活を送れるためのサポートや健康を害する前の予防が主な業務になります。

また、赤ちゃんから高齢者の方までと本当に様々な人たちと関わる仕事ですし対人関係や 会話も上手にできる必要があります。

そして保健師にはコミュニケーション能力が必要になります。

助産師の仕事内容と将来性

助産師になるには看護師の資格を取得したうえで、1年以上、必要な科目を治める必要があります。

2年間で学ぶ「大学院」、1年間で学ぶ「大学や短大の専攻科・別科」、「専門学校」、看護大学の助産のコースを選択する方法があります。

病院内で助産師の活躍する部署は「産婦人科外来」、「分娩室」、「産科病棟」、「新生児室」、「新生児集中治療室(NICU:Neonatal lntensive Care Unit)」などです。

開業助産師の場合、妊婦の家に訪問してケアを行ない自宅出産をサポートします。

少子化により、産科の減少が問題となっており、助産師も需要が減りつつあるように思われがちですが、分娩件数、分娩取扱施設が減少する状況でも、助産師は年々増加しています。

また就業場所の偏りが問題になっていますが、総合病院や大学病院の産婦人科ほか、地方の僻地の病院、診療所などでの求人は多いです。

助産師は少子化社会とはいえ、需要が高く、給料は高い傾向にあります。(正看護師より平均年収+8~90万円)

助産師の仕事に必要な能力は?

助産師は、出産の現場で昼夜関係なく安全に出産ができるように、判断や経過予測をしていく責任と重圧があります。

助産師の仕事場については、大学病院や市民病院など大きな病院の産婦人科で働いています。

次に多いのは、マタニティクリニックなどのような診療所です。

独立して、助産所を開業している人もいますし、海外で活躍している方もいます。

出産という、長時間におよぶ大きな仕事を終えたお母さんの体は疲れきっているなか、助産師は出産後のお母さんの気持ちに気を配ることが必要です。

羊水の中で過ごしていた赤ちゃんは、お母さんのおなかから出て初めて肺呼吸を始めます。

なので助産師は、赤ちゃんが生まれるとすぐに優しく顔をふいて、口や鼻の中の水分をとりのぞきます。

お母さんの胸の上に赤ちゃんをのせて、体をふきます。

そして注意深く観察し、出生1分後と5分後にアプガースコアをつけます。

しばらくたって、赤ちゃんがお母さんのおっぱいを探し始めたら、まだ不馴れな赤ちゃんが上手に母乳を飲めるように位置を調整したりします。

育児教室は、出産後のお母さんと赤ちゃんのための情報交換の場ですが、助産師は赤ちゃんの生活リズムや母乳の飲み方、散歩などについてアドバイスをしたり相談に乗ったりします。

また、陣痛が来たときの行動やお産の進行の仕方、また生まれたての赤ちゃんのことなどについて教えています。

よって、コミニュケーション能力や包容力が必要になります。

助産院と病院の助産師のお仕事

出産に立ち会い、そして赤ちゃんを取り上げることが助産師の仕事。

一般的な知識でありますが、それ以外にもまだまだ助産師の業務はたくさんあります…

妊婦さん、産褥婦さん、新生児と関わっていき妊娠中の栄養管理や健康管理、母乳育児に向けての指導も行います。

それから母親学級での妊娠、出産、赤ちゃんの状態などの指導や、新生児との生活についての指導、妊娠中の悩み、出産後の悩み、育児の悩みの相談も行います。

助産師の業務は本当に多岐にわたりますから専門の知識と経験や技術が必要です。

助産院と病院での仕事の内容は?

助産院では、母子共に健康でなおかつ、正常な状態の出産の介助を行う場所です。

利用者は 妊娠さん、産褥婦さんです。

助産院では妊娠中の健診、分娩、育児を一貫して助産師として活動します。

助産院で働く助産師は 施設によって人数が異なりますが専門的な技術、そして責任を持って働いています。

また温かい雰囲気で、スタッフや妊娠さんとのコミュニケーションをとって、その家族と一緒になって分娩に立ち会います。

病院では、看護師、医師、その他の医療スタッフと一緒にです。

医療チームの1人、一員としての役割を求められます。

業務に関しては総合病院でも助産師の資格がある場合は、産科に配属されます。または産婦人科としてです。

婦人科の疾患を持っている患者さんの看護が主な業務になることがあります…

けれども、専門知識のある医師や看護師他にも医療関係者のいる病院では、本当にあらゆる様々なケースの分娩にも立ち会えます。

また助産師としての経験を積むこともでき、たくさんのことを学ぶ機会になります。

助産師の仕事のやりがい

看護婦免許と助産師免許を持っている私ですが、勤務し10年目のことです。

助産師免許を生かしていきたいと思う気持ちが大きくなり、勤務していた病院のグループ病院に配置転換の希望を提出しました。

有難くも、希望は通りグループの産婦人科病院に勤務することになりました。そこで、改めて看護婦とは違う醍醐味を実感しました。

看護婦時代は4交代での勤務でしたが、産婦人科というお産の現場です。いつ、患者さんが入るかわからない現場です。
4交代とはまた違う大変なシフトと、身をもって実感させてもらいました。

担当の患者さんの、出産と見届けるまでが勤務となり、勤務当初はいつ仕事でいつ終わるのか?わからないといった感じに思いました。実際に、中で働いてみて助産師の現実を痛感しました。

ですが、お産の現場に身を置かせて頂き、生命誕生の神秘を改めて痛感する日々を送る事が出来たことに感謝でした。

看護婦や助産師の様な医療職は、労働環境や実態としては過酷な現実がないかといえば、うそになる。そうした側面はあることは事実ですが、大変ながゆえに遣り甲斐と喜びを頂ける職業であります。

そして、女性のとってはとても将来を保証されて職業ということもいえるのかもしれません。

この免許をもっていたら、いったんリタイヤしても再就職に結びつく可能性が高いと思います。

人の役に立つことを我喜びとして、人の為に働いて行きたいと考える事の出来る人には、是非看護の道に進んで頂きたいものです。

板挟みの助産師(友人の話)

助産師をやっている友人から聞いた話です。

友人は規模の大き目の総合病院で助産師をやっています。

助産師といえば、生命の誕生の瞬間を見届ける事が出来る、とても素晴らしい職業だと思っています。
が、病院内での位置関係はそうでもないようで…。

出産といえば、正常分娩だったり帝王切開だったり、出血の量や新生児の状態から何からなにまで、母体である母親次第!だと思っていた私は友人の話を聞いて驚きました。

助産師の世界では、出産方法や出血の量、分娩所要時間や裂傷の有無まで、すべてが助産師次第。
むしろ、その具合で助産師のレベルが分かる、と言われているほどらしいです。

どの程度で出産させる事が可能なのか、先輩助産師から毎回スキルを見られている…とビクビクしていました。

医師は陣痛促進剤や会陰切開をやりたがるらしく、まだまだ伸びそうな状態でもさっさとチョッキン、正常分娩でいけそう!と思っても帝王切開を勧めてきたりもする!と言っていました。

そして無事に生まれてホッとしたのもつかの間、今度は方針の合わない助産師に先を越され、完全母乳じゃないと赤ちゃんに悪い!と新生児のお母さんに吹き込まれる始末。

ちなみに友人は、完母が無理そうならミルクも可!ミルクだって栄養素たっぷりだし、ちゃんと選べば母乳と同じくらいいいものだってある!という派。

助産師によって意見がコロコロ変わるなんて患者さんにとっては混乱して良くないことだからグッと我慢。

他の看護師さんには、産科しか経験ないんだから分娩後は口を出さないで〜的な雰囲気が漂い、新人の頃は板挟みどころか八方塞がりだったようです。

それでも友人が助産師を続けている理由は、やはり生命の誕生の瞬間は毎回何とも言えないほど感動するから、らしいです。

私はそこまでツライ思いをしながらも助産師のやりがいを優先して続けている友人は、本当に助産師に向いている!と思います。

助産師の転職体験談

現在は海外留学中ですが助産師として、4年間勤めていました。

3年間大きな病院で働いており給料面や委員会などで不満もあったので、個人病院へ転職することにしました。そして無事採用。

しかし、ここまで私は知りませんでした。助産師は産科でしか働かないので20年以上のベテランさんがそこに居続けていわゆる「お局」になっていることを。

看護師さんは大きな病院だと、転科がありますからね。しかもやり方が気に入らないのか、やたらと私のやること為すことに文句をつける始末。

もちろん以前で働いていた病院で同じやり方指導方法ですので特に問題とはなっていないですが。

そして看護師、助産師のみなさんはご存知だと思いますがこの職業の女性はみな気が強い。例外なく私も気が強く言い返してましたが、古いやり方のエビデンスを語られ怒られる。

もちろんそのやり方については、以前勤めてた病院では「やり方が古い」ということで実施されていませんでした。

もちろん、指導方法や母乳育児指導など細かいことは病院によって違うことは承知でしたし、それについて異論はありませんでした。

しかし、新生児の管理や助産介助方法について、以前勤めていた病院で推奨されてたことを頭ごなしに否定するベテランの助産師のやり方に私はずっと不満を持っていました。

同じ40-50代の助産師でも、積極的に勉強会に参加したり、私たちのような若い助産師の話をしっかり聞いてくれる方もいるのになんでこんなに違うのだろうと思いました。

しかし、やはりベテランの言うことも経験や長年の知識に基づいて言っていることであるのでそれも否定はでいませんけどね。

要するに、経験年数の少ないうちの助産師の転職は、大きな病院から個人病院へ移動する際にはそれなりに叩かれる覚悟とそれに対応する言葉と自分なりの根拠をしっかり持たないとやっていけないな、と思ったということです。

なので、20代で転職を考えている助産師のみなさんは、個人病院でベテランばかりいる病院へ移動するのは少し考えたほうが良いと思います。

私は海外へ行くことが決まっていたので、給料面を考えて1年間我慢できましたが他のみなさんはそうでもないですしね。

女性だらけの社会。年齢も違えば考え方も違うので相当なストレスも感じられます。

何より人間関係が一番大事ですので、その病院の口コミや受診したことのある友人の話をとにかく聞いて調べました。それでも、なかなか中身は見られませんけどね・・・。

看護の転職サイトを利用しましたが、私はその地域の地元の人間ではなかったので周辺の病院の情報を知らなかったので利用しました。

看護師の転職サイトを利用して理想の職場に転職した助産師

(女性/30代後半)

私は今現在子育てをしながら、助産師として働いています。現在はパート勤務で産婦人科のクリニックにつとめています。

日勤のみで日曜日、祝日は固定で休みをもらってます。それ以外の日はシフト制ですが、比較的、希望も通り子育てとの両立もできています。

助産師を取得するまでの道のりは長く、18歳で准看護師の資格をとり、22歳で看護師免許、24歳で助産師免許と、回り道をしながらの取得になりました。

18歳で看護師専門学校の定時制で学生をしながら、クリニックでパートとして仕事をしていました。この時期は夜勤もあり大変な事も多かったです。

学費も自分で払いながらだったので、看護師転職サイトにも登録し、単発のバイトなどもしていました。

訪問看護、訪問入浴、ディサービスなど、普段産婦人科ディ勤めている私には縁遠い仕事内容で不安もありましたが、丁寧に情報を教えてもらいフォローしてもらえる場所を紹介してもらえました。

独身の時は時間にも余裕があり、単発の遠方の仕事も受けながら、はじめていく場所もあり楽しみながら、時間を有効に使うことができました。

ただ、結婚、出産により夜勤などができない環境となり転職を考えなくてはいけない状況になりました。

看護師転職サイトでは、幅広い仕事先があり選択肢が多いと思いました。また、私の条件に合う病院を探してもらいとても親身に考えてもらいました。

地域柄、あまり多くの病院がなくなかなか条件が合う場所は見つかりにくい状況でしたが、今の職場に巡り合うことができました。

ご自身が今働いている場所で満足できない内容があるのなら、ぜひ一度転職サイトを利用してみてください。きっと理想の職場に出会えるとおもいます。

保健師、助産師を含め看護職員は、全国的にみると、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で不足しています(人口10万対比850人以下)。保健師は、他に大阪府、兵庫県(人口10万対比35人以下)で、助産師は、三重県、群馬県、栃木県、茨城県、愛媛県、広島県、佐賀県で少なくなっています(人口10万対比20人以下)。
(参照:都道府県別看護職員、人口対比

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