老健看護師の役割とは?介護老人保健施設で働く看護師の仕事と転職のまとめ

老健看護師の仕事と転職

老健看護師の役割とは?介護老人保健施設で働く看護師の仕事と転職のまとめ

介護老人保健施設(老健)で働く老健看護師の主な役割を一言で言うなら、自宅復帰を目指す施設利用者のリハビリのサポートです。

看護師として目的を持つ施設利用者の徐々に回復していくお手伝いをできることは、大きなやりがいの一つだといえるでしょう。

ここでは、実際に老健で働く看護師の仕事、役割、転職について実際に老健でのキャリアを持つ看護師の体験談などを交え、お伝えしていきます。

特養と老健の違いとは?

武川さん
よく混同されるのが、特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健)です。
まずは簡単に特養と老健の違いを復習しましょう。
あゆみさんはこの2つの施設の違いが分かりますか?
あゆみ
えーと、利用者の看取りまでサポートする施設が特養で、利用者のリハビリをサポートする施設が老健だったような、、、
武川さん
そうですね。
特別養護老人ホーム(特養)は介護老人福祉施設とも呼ばれ、要介護度の高い患者が多く看取り件数が多いのが特徴です。
老健は在宅復帰をサポートする施設なので、利用者の在宅復帰が目的になります。
特養は利用者が終身利用なので入れ替わりが少なく、老健は原則3ヶ月で退所です。
あゆみ
看護師としての仕事に特養と老健の違いはありますか?
武川さん
看護師としての役割は、いずれも利用者のバイタルチェックや服薬管理などの健康管理が中心です。
施設によってはトイレ介助、入浴介助、食事介助などを行う場合もあります。
ただ利用者の介護必要度の違いで特養は身体介護がメイン、老健はリハビリがメインといえるでしょう。
あゆみ
なるほど、分かりました!

老健看護師とは?

様々な看護師さんがいらっしゃるとは思いますが、介護老人保健施設で働く看護師さんである「老健看護師」をご存知ではないでしょうか?

最近では様々な看護師の職場のフィールドが広がっており、多くの看護師さんがこの介護老人保健施設で働く道を選んでいます。

これから介護老人保健施設で働いて老健看護師になろうと考えている看護師さんに向けて、どのような仕事があるのかと言うことについてお話をしていきたいと思います。

老健看護師は介護老人保健施設内において入所している入所者に向けて在宅復帰を目指していく施設です。

寝たきりや長期の入居にならないよう理学療法士や作業療法士、栄養士や介護士等と連携を行いながら服薬管理や口腔ケア、食事や入浴の介助などと言った在宅での生活を行うことを意識した看護の視点で入所者のケアを行って行きます。

主にこの介護老人保険施設に入所している入所者は基本的に病状が安定しており、リハビリテーションや介護を必要としている要介護者です。

また近年では認知症高齢者が増加しており、理学療法士や作業療法士、介護士のみならず看護師の役割も重要となってきていますので、介護老人保健施設における看護師の位置合いは非常に重要なものとなっています。

またその非常に重要な位置合いであると言うことから、看護師の中では給与が高い傾向もあると言われているのです。

少しでもこのような老健看護師に興味があるようであれば、転職サイトや転職エージェントの利用を検討してみてください。

働きやすい老健の看護師

介護施設などで勤務をする老健看護師というのは、その勤務状況においてある大きなメリットを持っています。
したがって、老健看護師への転職を考えている人であれば、そのメリットを把握しつつ、老健看護師の仕事としての働きやすさを理解しておきましょう。
老健看護師が勤務する介護施設というのは、基本的に夜遅い時間帯の仕事がまずありません。
絶対にないわけではないものの、全体的に夜勤に該当するような時間帯の仕事がかなり少ないので、一般的な看護師と比べたらそこは大きな違いになります。
一般的な病院で勤務する看護師の場合、夜遅い時間帯でも仕事をしないといけないことが多々あるため、不規則な勤務形態になりがちです。
しかし、介護施設ではそういう時間帯に働かないといけないことがまずないので、不規則な勤務という状況が避けやすくなります。
不規則な勤務状況を避けられれば、体力を消耗しづらくなるので、仕事で疲弊するということが起きにくいはずですし、長く同じ職場で働くことがしやすいでしょう。
仕事はどういったものを選んでもある程度は疲れるはずですが、老健看護師の仕事は相対的に疲れにくい、少なくとも看護師の仕事の中では体力の消耗は小さいと言えるはずです。
だからこそ、老健看護師というものを詳しく知らない人も多いかもしれませんが、転職を考えるときに老健看護師と言うのは魅力が多い仕事であるということが言えるので、その点を理解しておくと良いと思うのです。

老健看護師の役割と仕事

介護老人保健施設の入所者を支える存在として活躍しているのが老健看護師です。

入所者が在宅へ復帰できるように、さまざまなサポートを行うのが老健看護師の主な仕事です。

その仕事内容は多岐に渡るため、いろいろなスキルを必要とされるのが特徴の職業だといっていいかもしれません。

その仕事内容ですが入所者の健康を管理するためのバイタルチェックはもちろんのこと、食事やトイレといった日常生活を行っていくうえでの介助をするのも老健看護師の仕事に含まれます。

要するに介護業務も任せられますから、その点は老健看護師の大変な点の1つです。

また入所者に寄り添う形での仕事になりますので、コミュニケーション能力も問われるのは間違いありません。

さらに入所者の体調に何かあったらすぐに医師と連携をとったりするなど、臨機応変で迅速な対応力を求められることもあります。

また勤務体制は日勤と夜勤の2交代制勤務になっていることがありますので、交代制勤務に早く慣れることが長く働くためには大切です。

このあたりの働き方は介護老人保健施設ごとに違っていますので、もしも就職や転職を希望する際はどんな募集要項になっているのかをよく確認する必要があります。

どれぐらいの報酬になるのかはもちろんですが、どのぐらいの人数で勤務するのかについても求人を見れば普通はわかるようになっています。

看護師の与えられた仕事は介護老人保健施設の入所者にとって非常に重要ですので、責任とやりがいのある仕事です。

介護老人保健施設で働くメリットとデメリット

老健看護師は介護老人保健施設で仕事をする看護師のことを指していて、主な仕事の役割としては包括的ケアサービスの提供や入居者に対してのリハビリテーションの実施、在宅復帰を目指すためのケアとかサポート、依頼者の住まいに赴いての在宅生活支援、家族や地域ボランティア等にケア技術や知識を提供するためのセミナー等を開催したりなど、仕事の量は多々あり普通の病院で勤務する看護師の仕事と似た部分があったりします。

勤務時間帯に関しては普通の病院で仕事する時間帯よりも多少短く、夜勤とかの勤務もあったりするので給料的にはまずまずといったところとなっています。

この仕事や役割は介護保険法に基づいて設置されているものとなっているため、正式な職種であり業種となっていて求人募集をしているところが多数あったりします。

介護老人保健施設で働くやりがいに関しては在宅復帰を目指す人たちとか介護支援などが必要な人達に対して万全なケアとサポートを提供しつつ、社会復帰とか在宅復帰を目指して色々と支援してあげられるところとなっています。

教わってきた知識とかスキルが役だつことが多くあるため、お礼とかを言われた時にやりがいを感じたりします。

一番大変なのが痴呆症の方とか脳に障害を持っている人たちを相手にする時にこちらの言ってることをなかなか聞いてもらえなかったり、勝手に行動されてしまい徘徊とかをされてしまうことであり、こういったのは後々になって世間とかとトラブルを起こしかねないのでここが大変なところとなっています。

また夜勤とかの際も急に呼び出されたりすることもあったりするので仮眠もとれずな感じで勤務を終えたりすることもあります。

老健看護師として大切なのはコミュニケーション能力

基本的に看護師は、コミュニケーション能力が高くないと活躍するのが難しいです。

その中でも老健看護師は、特にコミュニケーション能力が重要な職業で、高いコミュニケーション能力を身に付けていることがほとんどです。

その理由として介護を受けている高齢者は、コミュニケーションを求めていることが多いです。

会話をすることによって、高齢者の精神的なストレスを解消でき、少しでも快適な日常生活を実施することが可能です。

その他にもコミュニケーションを取ることによって、高齢者の認知症を少しでも避けられるようになります。認知症になってしまうと会話や人間関係など様々な部分で悪影響を及ぼしてしまいます。

快適な日常生活を実施するのが難しくなってしまうので、このように認知症予防をする為にコミュニケーションを取るケースが目立ちます。

会話をすることで、高齢者が楽しく過ごせるだけではなく、考えながら話をするようになります。

それによって脳に刺激を与えることができ、少しでも認知症予防を期待できるのでコミュニケーションは大切です。

一般的な看護スキルだけではなく、このようにコミュニケーション能力を高めることで、少しでも老健看護師として活躍できるようになります。

現在では多くの地域に施設が存在しており、慢性的な人材不足に悩まされています。

その中でも高い給料や福利厚生が充実している施設を選択すれば、ちょっとでも満足しながら老健看護師の仕事を行えるようになります。

老健看護師の転職体験談

介護老人保健施設への看護師の転職で注意すべきこと

(20代後半/女性)

現在看護師3年目です。転職をしたのは看護師2年目を迎えた4月下旬でした、以前は療養型の病院で働いていましたが、現在は石巻市内の介護老人保健施設に勤務しています。

当施設は長期入所・ショートステイを受け入れるユニット部門(全100床)と、デイケア部門(デイケア+訪問リハビリ)に分かれていますが、私はユニット部門で常勤看護師として働いてします。夜勤ありの正職員です。

転職活動では看護師歴が1年と短いことで、面接を受けても「ここも直ぐに辞めてしまうのではないか」「経験が浅すぎる人はちょっと・・・」というように難色を示されることが多かったです。

これらの理由で現在勤務している職場に合格するまでに他3ヵ所の病院・施設の面接で不合格となっています。

その為前の職場を退職した経緯と面接を受けた施設で自分がどのように働こうと思っているかを伝えることが転職活動では1番大変でした。

面接は事務長と看護師長に行っていただきました。想定内の質問が多く自分の思いや考えをしっかり伝えられたと思います。

しかし正直な言うのであれば看護師長の第1印象があまり良くなく、こちらからの質問には曖昧な返事が多かったです。

そのため「この師長のもとで自分はやっていけるのだろうか」との不安を感じた面接でもありました。

しかし次の日には内定を頂き、その2週間後から勤務開始となりました。

気づけば1年半当施設で働いており、看護師長のみではなく看護師仲間や他職種の皆さんにも恵まれ日々働いています。

このことから、第1印象なんて当てにならない、条件が合うのであればとりあえず働いてみるのが良いというのが私の考えです。

どのような職場にも良い点・悪い点があると思います。

その悪い点が自分の妥協できない点とかぶらないのであれば良いのではないかと思います。

ですので、これから転職・面接を控えている方には自分が絶対に妥協できない点ははっきりさせてほしいと思います。

また、余程のことが無い限り職場の雰囲気が良ければ面接官の印象に左右されないほうが良いかと思います。

体調不良と結婚で老健の看護師から転職

(20代後半/女性)

老健で看護師として働き始めて2年たったころ、仕事のきつさに体がついていかなかった。

朝は7時に出勤して帰りは11時。お風呂に入って寝るだけの為の帰宅であった。

先輩は優しいけど何より看護師が少ないし、学べる知識も少ない。

もっと自分に知識があったらこの老健でもさらにできることがあるのではないか、と思い転職を考えるようになった。

長時間の残業だが、残業手当は出ず月給も20万もいかない。

もともと安定した収入を望んで看護師にになったのだが、先に自分の体が壊れてしまいそうであった。

もともと介護士として働きながら学校に通っていたため、御礼奉公としてあと1年この老健で働かなくてはいけなかったのだが体調不良と、結婚を機に転職した。

御礼奉公を全うできなかったため100万円の返済もした。

手元にほとんどお金がない状態での転職活動になった。

転職サイトで担当してくれた方には初めての転職だという事、2年も働いていながら採血もまともにできない事や紙カルテがいいなどすべて相談し、面接までの期間密に連絡を取り面接の練習などもしていただいた。

おかげで望んでいた病院に就職することが出来き、理想の看護師への一歩となった。

この病院で知識を身に付け、もっと患者様の為になる看護を提供できる看護師になるべく今もこの病院で働いている。

これから転職する方達へのアドバイスとしては、必ず自分のなりたい看護師像を明確にしておくことが大切だと思う。

老人保健施設の転職面接でも情報が大切

(30代前半/女性)

看護師は10年経験、病院、施設での勤務経験です。

千葉県四街道市、佐倉市、船橋市、松戸市で正看護師として勤務してました。

施設に関しては、老人保健施設で、雇用形態は、常勤、派遣を経験しています。

看護師の転職で一番大変なことは、派遣での転職が多いため、履歴書の記載と職歴の作成が大変でした。

面接は、派遣をして時期は、半年に1回あったので、特に面接で困ることはありませんでした。

面接時は、再度同じ病院へ転職の際は、看護部長も知っている為、面接時に落とされることなく採用前提での話で10分程度で済みました。

あとは、他科を経験していることもあり、どこの配属でも出来そうと期待をしてくれていることが嬉しかったです。

他の病院や施設等の面接でも同様な対応をされました。

転職や面接を控えている方へのアドバイスですが、新卒の場合は、一からのはじまりもあり周りの環境や特色を理解した上で転職を考えた方が良いかと思います。

なぜなら、現実看護部長や周りの師長クラスからの話は、最前線で仕事をしていることが少ないため、スタッフからの話も聞かせてもらって検討した方が良いかと思います。

既卒者の場合は、今までの経験を活かし自分の得意な分野を生かせる場に勧めると仕事もスムーズかと思います。

以前知り合った派遣の看護師で、大学病院から民間の病院へ来たときには、業務内容にギャップがあったため、早期退職を考えていた方もいました。

新しい環境にチャレンジできるならば、違う環境も刺激になって良いかと思いますが、情報をまず集めることが大事です。

面接に関しては、特に気負いすることなく、相手は落とすための面接ではないと思います。

人よりも転職が多い経験からそのように感じました。

自分の条件面に関しては、面接時に伝えておく必要があるかと思います。

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