ナースセンター(ナースバンク)の看護師求人!東京都のナースプラザと都道府県看護協会・e-ナースセンター100%活用法
ナースセンターは、看護師等の人材確保の促進に関する法律により、管轄が厚生労働省の日本看護協会(中央ナースセンター)と管轄が都道府県の都道府県看護協会(都道府県ナースセンター)があります。
ナースセンターは各都道府県に1つはあり、無料で看護職の紹介事業(ナースバンク事業)を行っています(東京都ナースプラザはナースバンク東京とも呼ばれています。)。
他にも、看護師のために知識や技術を学ぶための研修会や再就職希望者の転職相談会を開催しており、出産、子育て後でブランクのある看護師にもおおむね好評です。
中央ナースセンターが管理・運用するインターネット上(eナースセンター)でも、求人情報を検索して、無料で仕事を探すことができます。
ナースセンター(ナースバンク)・e-ナースセンターの100%活用法





看護職員に対しては、離職の際にナースセンターへ届け出(「とどけるん」)を推奨していますね。
届け出ることで研修の情報が届きます。


ナースセンター(ナースバンク)、ナースプラザ(東京)を利用するメリット・デメリット
各都道府県にあるナースバンクは、看護師の資格があればだれでも無料で利用することができます。
看護職の事業に関しては、看護師に特化したハローワークと言ってもよいでしょう。
メリットは、その地方の看護師求人に強いことです。また相談に乗ってくれる相談員は、看護師資格を持っています。
したがって、信頼度もハローワークと比較すると高いといえるでしょう。
また、子育て後の再就職支援も手厚く、さまざまな研修が行われているので、ブランクがあって最新の知識や技術に不安な看護師にとっては、利用する価値があります。
ただデメリットもあり、口コミで評判の大手看護師転職サイトと比較すると、求人数が少なく非公開求人はありません。
また転職活動も看護師求人サイトのキャリアコンサルタントのように、がっちりサポートしてくれる訳ではありません。
したがって、自分自身で計画をしっかり立てて行う必要があります。
こうしたナースセンターのデメリットを補うため、看護師転職サイトやハローワークをうまく活用している求職者も数多くいます。
転職でナースバンク(ナースセンター)を利用しきれず
(30代後半・女性)
先輩スタッフに加えて、患者さんが「新人か。お前に指導される筋合いはない」とプレッシャーの毎日でした。
なぜなら透析患者さんは何年、何十年と透析をやっていて生活の一部になっていること。透析をしないと生きられない生活を死ぬまで送ることで人格が変わってしまう方が多いような気がします。
初めは患者さんがこちらの話を全く聞いてくれず、辛い日々でした。続けることは難しいと思いましたが、せっかくなら一通りのことは覚えてから次のステップに行こうと6年勤務しました。
その後消化器がやりたいのと、歩いていける距離を優先し次の勤務地を探しました。
ナースバンクに登録したくさんの紹介をしてもらいました。しかし残念なことにこちらの意図があまり伝わらず、条件が合いませんでした。
条件と違うことを話しても、良かれと思ってただとは思いますがやや強めに違う勤務地の話ばかりでした。
何か違うお手当てをもらっているのかと思うくらいでした。なので、申し訳なかったのですが自分でめぼしいところを見つけ、お給料は安いですが自分で見つけた消化器科で現在も働いています。
看護師は転職に関しては緩さがある珍しい職種だと思います。できるならステップアップのための転職ができるとベストではないのかと思います。
自分のやりたい仕事内容が早く見つけられると辛さも半減するでしょう。
ナースバンクを利用して転職に成功!
(20代後半・女性)
女性が自立して安定した収入を得て生きていくためには一生認められる資格が必要と考え、社会にも貢献度の高い看護師を選択した。
医学大学附属病院は3直勤務でシフト希望ががなかなか通らないうえ、受け入れがたいシフト変更や追加勤務がたびたび発生し、自分らしい生活がほど遠いものとなった。
ICUという過酷な現場で精神的に疲弊し、うつ傾向となり1ケ月休職。
師長面談のうえ皮膚科に転属となったが、安定した勤務予定は得られず転職した。転職回数は1回。
現在は、患者様および患者様の家族、関係者の立場にたった医療のサポートを実践できる看護師を目指したいという目標を持ち、高齢者社会への突入の現実を踏まえ、介護サービス中心の病院に勤務中。
転職にはナースバンクを利用。勤務地や勤務科、給料などの条件絞り込みには担当コンサルタントの助言に助けられた。
今後の自分を含め、これから転職を考える方にアドバイスをするならば以下のことを伝えたい。
看護師の求人は他の業種に比べれば売り手市場であるが、自分の生活設計や仕事のやりがいをしっかり整理して臨まないと同じことの繰り返しになると思う。
日ごろから同僚や同窓からより多くの情報を収集し、今の仕事の問題点は何か、それを解決するにはどのような選択肢があるか、準備とか心構えをしておく必要があると考える。
看護協会の紹介で転職
(20代後半・女性)
出産後、産休・育休を取得し介護病棟で3交代勤務をしています。
現在第二子妊娠し切迫早産になったため早めの産休に入っています。
配偶者の転勤と妊娠により、出産後の仕事復帰を考慮し、自宅からの距離、院内保育の有無、残業の有無、等ライフスタイルと両立できる病院を希望していた為現在の高齢者医療施設に転職を決めました。転職回数は1回です。
転職サイトは、全く転勤先の県の病院事情が分からなかったため2つのサイトに応募しました。
1つ目医療ワーカーは、希望した条件等をwebにて入力後担当の方から電話連絡があり、転職理由等の質問がありその後3つの病院をメールにて紹介されました。
その後、気になる病院を伝え面談日に自宅近くの喫茶店にて面談がありました。
そして、その後1つの病院に面接を兼ねた病院案内に参加することになり、その日も担当の方が病院までついてきてくれました。
その病院は御縁がありませんでしたが、その後のフォローもしっかりしており、他に条件の合う病院を探してくれました。
2つ目は看護のお仕事です。医療ワーカーと同様に条件等をwebにて入力後担当の方から電話にて連絡がありました。
他の転職サイトに登録していることも伝え、紹介された病院と違う病院をメールにて紹介していただきました。
ただ希望に合う病院がなくその後何度かお電話をもらいましたが、他サイトの病院に見学に行くことになりましたので、このサイトでの紹介は遠慮させていただきました。
3つ目は看護協会です。元々勤めていた病院時代の先輩より看護協会の紹介という方法を聞いた為問い合わせをしてみました。
対応された方は転職サイトの方と同じように経歴や転職理由等の質問と、希望条件、またひとつひとつ病院の特徴もお話してもらいました。
丁寧に対応してもらい、看護協会より紹介された病院に実際に見学に行かせてもらい転職を決めました。
医療ワーカー、看護のお仕事、看護協会ともに全てに言えるのは医療関係の話が直にできるため話が進むのが早い印象です。
医療ワーカーは紹介病院の情報をメールだけでなく資料も送ってくれ、まだ引越し前で土地勘のない身分としては病院までの通勤等も把握しやすかったです。
看護のお仕事は、メールのみの情報提供で、詳しくは電話にて対応する形でした。
看護協会は、電話対応でしたが1番希望条件に近い病院を紹介してもらえました。
また見学時の、最寄駅や駅からシャトルバスが出ていること等も教えていただきましたので見学当日に困ることはありませんでした。
転職活動時まだ現職中なのもあり、休みの日で転職場所まで移動し土地勘のない自分は電車で目的地まで着くことで大変だったことを思い出します。
その中で、こういった遠距離の転職者に対して真摯に対応してもらえた事は有難く思っています。
はじめての転職で思ったことは、転職は大なり小なり労力を使います。身体的にも精神的にもです。
転職したばかりは、元の病院に戻りたいとおもったこともあります。やはり慣れた環境で働くことが1番自分らしく働けると思ったからです。
しかし転職しなければならない理由は人それぞれにありますから、私の今回の転職は転職して慣れた今振り返ると、しっかりと紹介してもらい希望条件に合っており満足した転職になっていると感じています。
ナースセンターで転職
(32歳・女性)
精神科慢性期病棟に1年弱。三交代制で、日勤深夜、準夜日勤のハードスケジュールで眠れず、精神科の患者さんからの妄想に耐えられず転職をしました。
病院内の健診室勤務を1年。日勤のみで業務内容も合っていたのですが、結婚のための転居を理由に地元のナースセンターを利用し、転職をします。
その後は総合病院の透析室に勤務。基本二交代制ですが、夜勤は0時までです。慣れるまでが大変でしたが、慣れてしまうと自分に合っていて、3年間勤務しました。うち1年間は育児休暇を取得しています。院内保育もあり働きやすい環境でした。
第二子妊娠を機に実家近くへ転居をします。育児と仕事の両立には第三者の協力が不可欠と判断したからです。育児方針の関係で姑でなく、実母を選びました。
第二子妊娠中は市立病院の内科病棟に勤務します。二交代制でした。患者数も多い病院で、毎日残業は当たり前の状態でした。自宅からの通勤も片道45分程と長かったです。
これまでの勤務先での残業はあまりなく、通勤時間も短かったため、やはり慣れず、第二子出産後は「この通勤時間で子供と関わり合える時間がどれくらい取れたのか」と後悔の念が大きくなり、退職を決めました。
その後は自宅からの5分の老人保健施設の看護師として勤務しています。
早番遅番、日勤夜勤とあります。コロコロ変わる勤務ですが、仕事内容は肉体労働(オムツ交換、移乗)がメインで気楽に働けます。
正直、自分の看護師としての技術は心もとないものがあります。若いうちにがっつり普通病棟勤務をしておけば良かったという気持ちもあります。
今の介護施設の看護師では点滴、採血、褥瘡の処置が出来ればほぼ大丈夫ですが…
今後の高齢化社会を見越して、ケアマネの資格を有しておくと良いと思っています。
出産後は介護施設での看護師勤務もいいですよ。
eナースセンター利用した感想
(Aさん、40代後半・女性)
看護協会直結の運営サイトだからでした。
看護協会運営サイトで看護協会を通じての検討、応募になるので あれこれ悩む必要もなく 伝えたいこと等は 伝えやすい環境にあったためです。
・看護師としてのキャリア
20年 准看護師 内10年間 主任業務に就いていました。
施設・診療科:病院・診療科は総合 勤務していた科は ICU
勤務体制:常勤務 2交代 oncall
年収:450万円程度
・転職前後のライフスタイルの変化
主任業務に就いていた頃は oncallだったので 余り休日という 休日はなかったです。
勤務は自分の思った通りに思う存分に力を発揮し、病院を支えれていたと思います。
・転職活動の中で印象に残ったエピソード
eナースセンターは看護協会が運営するサイトで、募集内容も病院と提携しているため、安心して 検討、また応募することができました。
応募する病院サイドからも直接お話することも出来たのでとても良かったです。
eナースセンターを利用して転職活動をした時は 私の職務履歴に細かく合わせて 相談に乗ってくださったのがとても 印象的でした。

再び看護師として働きたいときに支援制度「復職支援研修」
日本は現在、深刻な看護師不足に陥っているといわれています。
ところが、実は、免許保有者から就業者数をマイナスして算出した「潜在看護師」の数は膨大で、実数は不明ですが、55万人以上とも、70万人以上ともいわれています。
つまり現在看護師の仕事をしていない人々の一部が復職するだけで、看護師不足は解消するのです。
結婚や出産、家庭の事情など、看護の職を離れる理由はさまざまです。
しかし、事情によって離職した後でも、「もう一度看護師として働きたい」と考えることもあるでしょう。
そんな看護の仕事を離れた人々が、「再度看護師の仕事をしたい」と考えたときのために作られた支援制度があります。
それが、「復職支援研修」です。
「復職支援研修」は、各都道府県のナースセンターによるもので、料金は、無料、あるいは安価です。
この研修は、ナースセンターからの依頼を受けた病院で行われるため実際の現場を見て学ぶことが可能です。
対象となるのは、
・看護師
・准看護師
・保健師
・助産師
となっています。
支援制度では、技術や知識に関する支援だけでなく「復職についての悩み」や「働き方について」などの相談も可能となっています。
これならば、ブランクがあったとしても、安心して仕事に戻ることができるのではないでしょうか。
もし、現在これらの資格を有しているものの離職中で、再度同じ仕事をしたいと考えている場合は、支援制度を利用してみてはいかがでしょうか。
eナースセンターの登録方法
①登録
登録には以下の3つの方法があります。・インターネットでeナースセンターに登録
・ナースセンターに来所して求職登録票
・求職登録票を郵送来所して登録
登録時に看護師免許番号と取得年月日を記入します。
②検索・閲覧・相談
インターネットからの求人情報検索のほか、電話相談、メール相談、来所相談、ハローワークなどでの出張相談があります。↓
③求人紹介
面接または施設見学の希望をナースセンターへ連絡すると、担当者が雇用主に連絡し、紹介状を発行します。↓
④面接
指定された日時に面接。↓
⑤採否の決定
採用された場合、入職の有無をナースセンターに連絡。
就職の場合は、自動的に求職登録は抹消されます。
ナースセンター
営業時間(基本):9:00~17:00(紹介は16:00)
※一部のナースセンターは土曜日開館、時間帯も異なることがあります。必ず訪問前に確認しましょう。