さまざまな職場の看護師の仕事まとめ|ツアーナースと刑務所看護師のおすすめ

ツアーナースと刑務所看護師

さまざまな職場の看護師の仕事まとめ|ツアーナースと刑務所看護師のおすすめ

さまざまな看護師の勤務場所

武川さん
病院、介護施設、企業、保育園で働く看護師は多いですが、それ以外にも看護師が働いている場所があります。
あゆみ
学校の保健室なんかもそうですね。
武川さん
はい。
学校の保健室で「養護教諭」として働く看護師がいます。
養護教諭の場合、教員免許と養護教諭2種免許が必要ですが、障害や病気を抱えている子供が通う特別支援学校では養護教諭だけでなく、看護師が生徒のケアを行っています。
あゆみ
なるほどです。
看護教員なんかも看護師を養成する大学、短大、専門学校で教えていますね。
武川さん
はい。
看護系大学の急増によって、教員不足が問題になったこともありました。
その他、厚生労働省や国会で働く看護系技官もあります。
日々、医療や福祉に関わる課題に取り組んでいます。
実際に国会議員、地方議員の中にも看護師出身の方がいます。
あゆみ
官僚、政治家にも看護師がいるんですね。
武川さん
はい。
空港の検疫所で働く検疫官の中にも看護師の資格を持った厚生労働省の職員がいます。
その他にも看護協会など職能団体で働いている看護師もいますね。
あと場所ということでユニークなのはツアーナース刑務所看護師です。
珍しい仕事に就きたい看護師の方は、ツアー看護師として勤務する方法もあります。
あゆみ
面白そうですね。
どんな仕事なのか興味があります。
武川さん
以下、ツアーナースと刑務所看護師、シップナースについて解説がありますので、ぜひ参考にしてください。
あゆみ
わかりました!

ツアーナースの仕事とは?

医療や福祉の現場で働くイメージの強い看護師のお仕事ですが、看護師が活躍できる場所は他にもあります。

その中の一つにツアーナースというものがあります。

文字通り、旅行客に付き添い、看護の提供をするものです。

団体観光客や修学旅行などがあり、旅行中に発生したケガや病気への対応、病院への付き添い、また、持病のある方への健康に関する配慮など、旅行中の健康管理の役割を担います。

基本的に医療行為は行わず、応急手当てや看病、病院受診対応といった内容になっており、日帰りのものから宿泊を伴うものまで、仕事の案件によって様々です。

ツアーナースは、看護師の派遣会社に所属して派遣されることがほとんどですので、会社との契約、規約を順守していれば、何かあったときに個人だけが責任を追及されるということはありません。

旅行の行程により、バス移動や観光地での徒歩移動、救護場所、医務室としての待機時間などありますので、比較的体力のいるお仕事となっています。

医師の同行はなく、看護師一人から二人体制での付き添いが多いため、判断や対応が任されることになります。

旅行会社の添乗員の方や、旅行している団体客、学校の方なども皆お客様となりますので、接遇に関しても心得る必要があります。

反面、観光地でお仕事ができることや、お客様からの感謝の言葉をいただいたり、後日お手紙や写真が届くこともあり、やりがいのある仕事でもあります。

旅行会社の添乗員の方から高評価をいただき、今後の指名につながることもある一方、自分の失敗が、所属派遣会社への評価となってしまう一面もあります。

もしツアーナースに転職する時は、看護師としての知識や技術に加え、コミュニケーション能力がとても大切な仕事であることを覚えておきましょう。

海外旅行のツアーナース

ツアーによっては、海外など遠くまで出かけるツアーナースも存在しています。

海外では、食文化や気候も大きく異なってくるため、いつもは元気な人でも体調を崩しがちです。

慣れない異国で具合が悪くなってしまうと、精神的にも心配が募ってしまうでしょう。

ツアー看護師は、ツアーに参加している人の体調管理を行っていくことで、少しでも不安を感じることなく旅を楽しんでもらえるように努めていくお仕事です。

具合が悪くなってしまった人に対して、応急処置を施していったり、怪我をしてしまった人にも適切な処置を行っていくことになります。

ツアー看護師は、海外に赴くことも多くなっているので、語学力に優れていることも重視されています。

その土地の医師や看護師と会話を行う必要も出てくるので、高度な語学力が必要です。

応急処置を行った時の患者さんの状態を、現地の医師に正しく伝えることができないと、適切な治療を行うことができません。

逆に言えば、優れた語学力を持っている看護師であれば、ツアーに参加して仕事を行っていくことができるのです。

また、ツアー看護師は基本一人で大人数に対応していくので、豊かな経験も必要になってきます。

何かあっても動揺することなく対応できる冷静さや、細かな症状から病気を推定し処置を施せる知識は必須です。

長く看護師として経験を積んできた方にとって最適な仕事といえるでしょう。

刑務所看護師の仕事 一般の病院と何が違うの?

看護師が働く場所は病院だけではありません。少し変わった所では刑務所でも働く事ができるのです。

ここでは、一般的にはあまり知られていない医療刑務所などで働く刑務所看護師の仕事について知りましょう。

・働く場所

刑務所看護師の人が働く場所は大きく2つあります。まずは、一般刑務所です。

こちらは日常的に看護の必要がある人が集まる場所ではありません。

しかし、受刑者が怪我などを起こした時、体調が崩れた時などに看護する事が仕事になります。

次に、医療刑務所があります。体の事や心の事で治療が必要になる人が収容されています。

この事から病院で勤務するように本格的な看護が必要になる所という事ができるでしょう。

・待遇

基本的に給与は国家公務員の賃金表として、医療職俸給表(三)における看護業務が適用されます。

保険は国家公務員共済組合、および国家公務員災害補償法の適用になります。

看護師求人サイトでの求人案件は少ないですが、待遇がよくやりがいのある職場です。

・一般的な病院勤務と違う点

一般的な病院における勤務では、看護師は一人で看護をする事も少なくありません。

しかし、刑務所で働く看護師の場合には違います。

ナースが受刑者の看護をする時には、刑務官も立ち会うような形を取ります。

・基本的に夜勤は無い

基本的な事を言えば刑務所看護師に夜勤はありません。(被収容者の医療専門施設は夜勤あり)

また週末も休む事ができるようになっている事が多いです。

そのため、生活が不規則になりがちなナースにとっては資格を活かして、なおかつ規則正しい生活を送る事もできる職場という事ができるでしょう。

・基本的に雰囲気は暗い

刑務所は警察にお世話になったような人達が集まる所です。

そのため暗く重い空気感がある事は覚悟しておきましょう。

しかし、ある意味では社会の裏側まで見る事ができて人生勉強にもなる面もあると言えるのです。

シップナースの仕事とは?

看護師と言えば病院で働く事が一般的ですが、活躍できる場所はクリニックに限りません。

例えば船の中で活躍できるシップナースもいます。

・シップナースとは

シップナースとは普通の看護師と何が違うのでしょうか。シップナースの仕事も体調の優れない人を看護する事には変わりはありません。

しかし、働く場所が病院ではなくて船上です。クルージングなどの船旅を楽しむ人達を助けます。

船旅の道中で体調を悪くした人などの看護をする事になります。

・求められる事

シップナースが面倒を見る患者は経済的にゆとりのあるお年寄りが多いです。

そのために、年齢的な事もあり病気を持っている人も少なくありません。

シップナースに必要になるのは高齢者の健康管理をしっかりとできる知識とスキルです。

さらに、外国語ができればなおいいでしょう。船旅に参加している人は必ずしも日本人とは限りません。

そのため、外国語ができる方が有利になります。採用される率も上がります。

・利点

なんといっても綺麗な海を眺めながら生活できる点です。

仕事がある時にはもちろん景色を堪能するゆとりがありませんが、ふとした休憩時間などには普通の看護師では味わう事ができない景色を見る事ができます。

また、船の中にある医務室で働いているのは医師とシップナースだけになるので、面倒な人間関係もありません。

看護師が活躍できる場所は病院とは限りません。

クルージングに同乗して船旅をしながら患者の看護をする事もできます。

旅好きな看護師にはこの上ない仕事でしょう。

障碍者施設で働く看護師の仕事内容と役割

私は、障害者支援施設で5年間勤務をしました。

主な業務としては、まず薬の管理です。

もともと持病がある方や向精神薬を飲んでいる方もいてなかなか自己管理が難しい方もいらっしゃるので、看護師が管理し食事の際に内服してもらいます。

そのほかには、バイタルチェックや他のスタッフとともに安全に入浴ができるよう介助に入ることもあります。

その際は、皮膚状態、全身状態をよく観察していき必要であれば軟膏処置などを行います。

また必要に応じて痰の吸引や導尿などの医療行為も行います。

私は、病棟経験が長かったので、障碍者支援施設で働くことに最初はとまどいもありました。

しかし、働きながら障害があったとしても一生懸命毎日を過ごす利用者様の姿を通して、改めて与えられた命に感謝する気持ちや1日1日を大切にしようという思いにさせられました。

病棟よりはスキルは磨けないところもありますが、改めて看護とは何かについて考えさせられる現場でした。

就職してよかったのは、定時で帰れることがほとんどでオンコール制度はありましたが、残業や夜勤がないため子育てや家事と両立しながら仕事をすることができました。

周りのスタッフも主婦の方が多かったです。患者さんによっては、精神的な衝動によりガラスを割ったりものを投げたりと危険行為をする場合もあります。

最初はびっくりしましたが、そのような行為も受容できるような人が障碍者施設で働くには向いていると感じます。

私自身も最初は受け止めるのに時間がかかりましたが、利用者様と接し、慣れてきてからは受け止めることができるようになりました。

看護師として様々な職場を転職で経験

総合病院の整形外科で看護師として勤務をしていました。

企業病院だったので、月給はそれほど多くありませんでしたが、ボーナスは基本給の4倍以上あり、比較的ゆっくりとした3勤交代、有給100%消費、残業少なめという条件にしては良い待遇だったと思います。

条件に関して不満はなかったのですが、20代の頃はやはりもともと目標だった救急医療に挑戦したり、もっといろんな経験を積みたいと思っていたので、3次救急の病院に転職しました。

そこでは毎日全てのことが勉強で、本当に忙しかったです。

慣れないことは初めてみる症例が多く、記録にも時間がかかりました。

勉強会や残業が多く、始発の電車で出勤し終電で帰宅という日が続きました。

ある日、忙しさのあまり「看護」よりも「医療」にばかり目がいっていることに気が付き、これが私の求めていた看護師像なのかなと振り返りました。

ちょうど結婚も重なり、救急病院は約2年で退職しました。

しかしいったん現場を離れてみると、はやり看護師の仕事がしたくなるものです。

友人から「応援看護師」「イベント看護師」「検診」といった今まで私が経験したことのない看護師の仕事の話を聞き、友人と同じ看護師求人サイトに登録しました。

その後は、家庭と仕事の両立ができるようにパートタイムの仕事と単発の仕事を入れています。

看護師も一人の人間ですので、夢があって看護師になっても現実は違っていたり、人生の中で結婚や出産という大きな出来事とともにライフスタイルが変わります。

転職を繰り返すたびに思うのは、たとえ短期間の勤務であっても、自分のやりたかった分野に挑戦したことは強みになり、様々な経験となっていて、それらは就職の際に必ず役に立ちます。

どんな小さなことでも、今までの自分の看護師経験を大切に自身を持って頑張ってください。

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