助産師の転職サイトのおすすめ
助産師にお勧めの転職サイトと転職事情をまとめました。
助産師の職場と転職事情について




助産師の転職事情はいかがでしょう?

給与も看護師の平均年収478万円より高く、約560万円前後あります。
つまり助産師は需要があり、給与アップ、スキルアップにもおすすめの資格と言えるでしょう。

助産師の就業場所で一番多いのは病院で全体の約62%、次に多いのが診療所・クリニックで全体の約26%、そして助産所が全体の約5%です。そのほかには地域の保健所、母子保健センターなどがあります。
助産師の仕事と役割
助産師の主な仕事は、妊婦さんに元気でいてもらうこと、そして赤ちゃんの誕生をお手伝いすることが助産師の仕事です。
助産師が女性同士の立場で妊婦さんを支えながら、ともに出産に向けて考えていきます。
妊婦健診では、出産のために大切なことを伝えながら、ふだんの何気ないことを話しあったりもします。
妊婦さんの身近な存在になることで、ちょっとしたことでも相談できるような関係を築くことができます。
助産院では、天敵や帝王切開などの医療の力が必要となった場合、産婦人科へ妊婦さんの搬送をお願いすることがあります。
出産のときは、妊婦の状態が正常な場合は助産師として助産行為を行い、異常があるさいは医師との協働、または補助を行います。
産後は新生児のケアを行い、こうした活動は有床または無床の助産所を開設し、地域で助産師として開業することができます。
助産師の多くは病院や診療所で働いていますが、最近は院内助産所や産後ケアという働く場もあります。
また、多くはありませんが、母子保健センターや、行政関連の仕事をする助産師もいるので幅広く活動しています。
助産師は、単に分娩介助をするだけではなく、思春期の児童、または生徒から子育て中の女性とその子どもに至るまでの健康を幅広く支援する仕事も行っています。
命を守り、社会での生活を支援するために、助産師は医療関係者だけではなく、社会福祉や教育などさまざまな分野の人たちと連携をして働いていきます。
看護師から助産師や保健師への道が開ける
看護師の仕事はどこで働こうが患者さんのお世話をすることには変わりがないですが、それでも医療機関やクリニック、また病院の中での部署によって仕事内容というのは異なってくるものです。
小児科の看護師として勤務してきた人であれば子供の事に詳しくなれるのでそうした経験も活かして保健師の道を目指してみても良いでしょう。
保健師は市で行う子供の健康診断や発育相談に必要な存在ですし、保健師になればずっと同じ仕事を続けていけるので良いでしょう。
看護師は病院内での部署移動があればずっと同じ仕事ができなくなりますし、扱う病気なども違えば使う薬品も異なるので、以前の仕事を忘れてしまうこともあります。
ずっと子供に関わる仕事をしていたいのであれば、保健師になっても良いでしょう。
また、看護師から助産師になることも可能です。
助産師になることで出産の現場にずっと携わることができますし、新しい命が誕生する感動的な瞬間に立ち会い続けることもできます。
看護師から保健師、助産師になることは自分のキャリアアップにもなりますし成長し続けることもできるでしょう。
そして保健師になれば勤務先が病院などの現場から市役所、公共センターなどにも変わるので、環境の変化もあって良いでしょう。
病院などの医療機関以外の場所で働く楽しみというのも増やすことができるものです。
新しい人間関係を築くこともできるので、今までと違った働き方を知る事もできるでしょう。
助産師の転職体験インタビュー
助産師さんに転職と仕事について語っていただきました。
東京都内、横浜市で3回転職した助産師
(20代後半/女性)
正職員として勤務した都内の年収は480万程度、正職員として勤務した横浜市の病院は400万程度、派遣社員として勤務した都内の病院は240万程度。
新卒で都内の総合周産期母子医療センターへ就職しその後、結婚をきっかけに横浜市の病院へ転職、妊娠を考えた時に派遣社員として都内の病院へ転職した。
また、母はシングルマザーだったが私を産むことを決意してくれたことがとても嬉しく、ありがたく感じ、自分も産科で妊産婦さんや家族の支えになるケアがしたいと思ったから。
転職前、GCUで勤務しており、赤ちゃんのケアをすることがメインだったが重症な疾患を持つ赤ちゃんが多く、日々緊張感があら職場だった。
また、亡くなっていく赤ちゃんも非常に多く、赤ちゃんや家族の姿を見るのが辛くなってしまったため、夫とも相談し転職を決意した。
横浜の病院は、確かにローリスクではあったが、医師の都合で不必要な医療介入してしまう症例が多く、そのような分娩に疑問を抱くことが多かった。
また、看護師も一緒に働いていたが妊婦、褥婦のケアがずさんで業務だけこなしていればいいと考えているスタッフが多すぎてそれがストレスだった。
また、夜勤は助産師1人となり分娩が重なる際は非常に多忙で心身ともに疲弊してしまった。
帰宅しても、家事があまりできなかったり、自宅にいてもイライラすることが多く、助産師の仕事が嫌いになりそうだなと感じながら過ごしていた。
そんな時に、夫から転職を勧められたため、早く妊娠をしたかったということもあり、派遣社員という形態で転職をした。
優しさ思いやりだけではなく、裏付けとなる確かな知識と技術がある看護職。
内定をもらうということは大切かもしれないが、面接の際には自分がしたいと思っているケア、在籍するスタッフがどのようなケアをしているか、医師と看護職の関係性、医師とどのように協働しているのかなどを確認してから本当に自分にあった施設か考える必要があると思う。
助産師として2回転職
(20代後半/女性)
2回目は先輩の浮き沈みが激しく、病院全体で問題になっているほどの人物がおり、人間としての扱いを受けれなかったから1年で転職。
就職するまでは、私が提示した条件で働けると担当さんより言われていたが、就職すると全くその条件で働くことができず、騙されたと感じた。
看護師(助産師)の転職サイトを選ぶのは病院選びと同じくらい大切である。
面接は基本、自分の思った通りに言えば、落とされることはない。
自信を持つことが大切である。
同じところで3年は働かなくてはと自分もですし親にも言われました。
しかし最悪な環境で我慢して自分が潰れてしまい、せっかく資格を取ったのに、同じ仕事をしたくないと感じるくらいなら新しい環境で働くことをオススメします。
自分にあった職場は必ず存在します。
2回目の転職の際に転職サイトを変えて転職したら、担当さんがとても親身になって下さり、愚痴や気持ちを聞いてくださり、理想の職場で働ことができました。
諦めず行動を起こしてください。
名古屋のクリニックから大学病院の助産師に転職
(30代前半/女性)
病床数12床の二交代制でしたが助産師は夜勤ではなく日勤後のお産待機でクリニックに泊まっていました。
基本給は、21万くらいでしたが、時間外にお産をとると1万円の手当てと待機代は別に2000円ついて、月に手取りで30万、多ければ35万円ありました。
お産の基本的な技術は学べましたが、やはり大学病院でしか学べない異常時の対応や基本的な看護技術も学びたいと思い、大学病院に転職しました。
自分の中で経験年数が同じでも、やはりクリニックと、大学病院では経験値に差があるとも思いました。
その上で、患者さん個々に応じた看護ケアが提起できるようになりたいと思っています。
大学病院では一年で2例しかお産がとれませんでしたが、クリニックでは50分件もとれました。
その分人がいないということで、夜勤の時は私しか助産師がいないため自分で判断しなくてはいけないので緊張しました。
その分責任感が増したと感じます。
大学病院は、やはり教育制度がしっかりしているのと、同期ができたのが心強かったです。
私の場合は知識と技術の向上が理由でしたが、自分の中の優先度がわかると自然に見つかると思います。
頑張ってください。。
大学の助産師の仕事とは(体験談)
(30代後半/女性)
私は、大学病院で助産師を3年間勤めました。
大学病院には、NICU、MFICUなどの妊産婦、新生児の集中治療室もあり、お産をとるだけでなく様々な業務を行っていきます。
大学病院は、妊娠高血圧や妊娠糖尿病があったり、持病をもったハイリスクな妊婦さんが入院してくる場所なので、正常分娩よりも帝王切開の数が多いのが特徴です。
そのため、私は、就職してから正常な分娩に数える程度しかつかせてもらっていません。
助産師としてのスキルを磨きたいという人には大学病院はあまりおすすめできないかもしれません。
帝王切開を行った方には、術後の創部の観察や、授乳指導、術後の離床が安全に行えたかどうかの観察などを行っていきます。
特に術後の創部の痛みで授乳が思うようにいかなかったり、赤ちゃんをうまく抱けなかったりする人もいらっしゃるので、そういった方々のケアにも当たったり、日常生活動作をサポートしたりしていきます。
また、外来業務も行いますが、母親学級・父親学級なども行います。自分たちで考えて企画を立案しやっていました。
また、部署内で移動もあり、MFICUやNICUに応援に行くこともありました。
帝王切開後やママさんの体の状態が良くなく、母子分離を余儀なくされた方などの精神面のフォローや家族への指導、支援なども大切な役割になってきます。
正常分娩にしても帝王切開にしても命の誕生の瞬間に立ち会えることが本当に素晴らしく、いつもやりがいのある仕事だと感じながら、働いています。
助産師の転職の面接とは(体験談)
(40代前半/女性)
私は現在、総合病院の産婦人科で正職員として勤務している助産師です。
キャリアとしては助産師19年目になります。
転職活動で一番大変だったことは、産婦人科を有している病院やクリニックが限られている中、さらに幼い子どもがいたこともありなかなか希望に近い病院を探すのに苦労したという点です。
私の希望としては、できれば院内保育園があるような病院、混合病棟の場合できるだけ産婦人科の業務に集中できる環境、3交替ではなく2交替、通勤時間は1時間以内などがあったのですが、実際のところなかなか難しかったです。
ですので、結果としてかなり時間を要することになりましたが、気長に職場探しをすることに決めました。
そしてその間友人や知人に連絡を取るなどして情報を集め、私の希望条件も少し緩和させたこともあり、何とか希望に近い病院を見つけることができました。
面接ですが、面接官は看護部長と副看護部長、総務部長の計3人がいました。
聞かれた内容は、どうしてこの病院を希望したのか、助産師になった理由、私が履歴書に記載した経歴について、経験した分娩件数、大学院での研究テーマと指導教官、ワークライフバランスなどについて聞かれました。
また面接の前に課題として「助産師としての今後の豊富」をテーマに作文を書いたのですが、その内容についての質問がありました。
最後に質問をする機会がありましたので、混合病棟だが病棟内でどのようなチーム編成になっているのか、院内研修に関して、キャリア形成に関してどのような支援を病院として行っているのかなどを質問し25分程度で終わりました。
これから転職をしようとしている方には、時間がかかっても納得できる職場探しをすることをお勧めします。
特に私のように職場に対して色々と条件がある方は、時間がないからと妥協をしてしまうと結果として長続きしないことになるかと思います。
また転職までにあまり時間のない方は、友人や知人に興味ある病院の情報を聞いてみるのが良いと思います。
やはり人間関係や看護部の情報は表だって出ていない情報も多く、内部を知っている人を探すため友人や知人を頼るのも一つの方法だと思います。
また面接ですが、履歴書に書いてあることについて聞かれてもすぐに答えられるようにしておくこと、自身のキャリアや今後の豊富を意見としてまとめておくこと、総合病院でしたらその設置母体に関して調べておくことなどは必要だと思います。
特に過去に2年以内で勤務している病院を辞めたという経歴がある方は、その理由を聞かれることは多いです。
そして個人病院やクリニックなどを希望する方もホームページにはしっかり目を通し、病院の方向性や院長の考えなどは知っておいた方が良いかと思います。