福岡県の看護師求人、再就職でおすすめの病院・クリニックとは?
福岡県のナース求人、転職事情と実際に福岡県で働いている看護師さんにおすすめの転職してみたい人気の病院を聞いてみました。
看護師転職サイト・ナースキャストで集めた福岡県の看護師の現場で働いている看護師の体験談・インタビューのまとめです。
福岡県の地域特性と看護師求人事情
福岡県は日本で9番目に人口の多い都道府県です。
県内は福岡・北九州 ・筑豊 ・筑後に分けられ、福岡市は九州地方を代表するコンパクトシティとして発展しています。
交通アクセスの良さ、食料物価の安さ、総合物価も全国でトップクラスで、日本のみならず世界の主要都市の中でも住みやすい街としても知られています。
そのため人口増加率は全国でも1位と人気の地域です。
福岡県の基本的に進取の精神に富み開放的な県民性で、教育制度、医療設備が充実した施設が多いので、キャリアアップを目指す看護師にも良い環境がそろっています。
総看護師数が57,196人います。
筑紫地域を除いて全地域で、看護師の人数全国的に見ても比較的充足しているといえるでしょう。
看護師求人自体は他地域に比べて特に多いとは言えませんが、一般病院への転職をはじめ、様々な施設、労働形態、多様な診療科を選ぶことができることはメリットです。
福岡県の看護師と医療環境は?

博多港の外国航路乗降人員は200万人を超え、1993年から23年連続で日本一ですね。


地域医療支援病院 ・DPC実施病院などの取得病院も多い状況で、都道府県別1人当たり年齢調整後医療費も高知県に続いて2位(※2)となっています。

九州大学病院、久留米大学病院みたいな大きな病院もありますし。

福岡県の「救急自動車による病院収容所要時間」が短かく全国一(※3)の理由は病院の数の多さ、街がコンパクトシティとして発展してきたことが貢献しているかもしれませんね。


看護師求人、募集に関して有効求人倍率は2倍以下で、全国平均より少ないといえるでしょう。


それだけによい条件の病院に応募が殺到する可能性はあります。

福岡で応募する時はしっかり面接対策していった方が良いということですね!
※1『医療施設動態調査』(平成30年3月末概数) 厚生労働省
※2『平成27年度医療費の地域差分析』平成29年3月(2017年)8月厚生労働省保険局調査課
※3『救急自動車による平均搬送時間および搬送人員の病院収容所要時間別割合』総務省消防庁資料
※4『平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況』(厚生労働省)
福岡県でナースとして転職したいおすすめの病院は?
福岡県は福岡・糸島、久留米、飯塚、北九州に分けられます。全国的に見た場合、医療看護の教育水準も高く、療養病床、回復期病床が多い地域といえます。
その福岡県内で実際に働いているまたは働いていた看護師の生の体験談、インタビューです。
福岡で働くメリット、デメリットを包み隠さず答えていただきました。
福岡県は看護師の給与が低いことがデメリット
(Mさん/行橋市/女性/30代後半/転職回数:4回)
どうしても他県と比べて(特に都会)条件が悪いと言うのが残念です。
仕事内容は変わらないのに、地域差でかなり給料や条件格差を感じます。
福岡県で転職するなら小倉記念病院がおすすめ
(Nさん/みやこ町/女性/30代後半/転職回数:4回)
ですが患者のためを思ったゆえの行動で受け入れられることも多数あります。
また、既婚者が多く小さなお子さんをもつ方が多いため、独身看護師にたくさん仕事が回ります。
どこの病院もそうでした。あまり、自分の時間がとりにくいように感じます。
病院によりけりだとは思いますが、ラダー制度を導入している病院が少ない傾向にあり新人指導がやりにくいと感じました。
今後の医療の発展にむけて、改善を願いたいです。
耳鼻科や眼科、入院施設のないクリニックで働いてみたい
(MoMoさん/糸島市/女性/20代前半/転職経験:無し)
そのため、状態が重い患者さんも多くいらっしゃいますが、1人ひとりの患者さんにしっかりと向き合う時間がなく、看護師として患者さんの個別性に合った看護が行えず、自分自身の看護に満足できていない状況です。
また、同じように後輩指導という面に対しても、1つひとつ丁寧に伝えていきたいですが、時間がなく難しい状況となっています。
自分のワークライフバランスも思うように保てておらず、残業が少ないクリニックなどに転職したいと思っています。
九州の他県と比較すると患者さんの人数が多いと思いますので、人員をもう少し増やして欲しいと思っています。
福岡大学病院は高度医療施設で福利厚生が充実しているのでおすすめ
(Sさん/大野城市/女性/30代後半/転職回数:5回)
これまで関西の小児科、東海地方の産科及び小児科、長崎県内の産婦人科、福岡市内および福岡市近郊で産婦人科クリニックに勤務。
東海地方で働いている時、私の方が夜勤回数多いのに、給与が同じでショックを受けたことがあります。
高度医療施設ですし、医師も多くいますからいざという時に安心できます。
私はクリニックで働いていたのですが、マンパワー不足があり、急な呼び出しがあったり急変すると搬送もあります。
搬送についていく必要がありましたので。搬送を受ける側も大変でしょうが、それでも医師の対応やスタッフさんの対応も怖くなかったこと、施設も綺麗でしたので、福岡大学病院を選びました。
九州の中で比べると、条件がいいのでそこはメリットだと思います。
ですが、関西や関東に比べたら条件は悪いです。私は関西での就職経験がありましたので関西のときが一番よかったな、と今でも思います。
職場には東京から九州にUターンしてきた人もいましたが条件が悪いと不満を漏らしていました。
そして関西や東海地方では、看護スタッフと医師はもっと対等に近い関係でしたが、これまで勤めてきたところは「医師が上」という感覚が強いようです。
そして、開業医は医療知識が止まっていてガイドラインに沿わない方法を用いていたりして、正直怖かったです。
医療スタッフとの人間関係はどこでも変わらない感じです。
福岡県の眼科クリニックのおすすめ
(Mさん/中間市/女性/30代前半/転職回数:2回)
現在2人の乳幼児を持つ2児の母です。
看護師としては12年目で、最初は一般病棟で1年働き、その後は眼科クリニックで5年、出産して、また別の眼科で3年働いています。
福岡で働いてみたいところとしては、また眼科なのですが、さっか眼科に働いてみたいと思っています。
最初に眼科で働いているときに、眼科の面白さに気づき、ずっと働いていたいと思っていたのですが、そこでは同じクリニックで知り合った人と結婚し、退職。現在は個人眼科で働いていますが、やはりもっと勉強したい、大きな手術にもついていたいという気持ちもあります。
さっか眼科では眼科としての施設も大きく、スタッフも充実しているため、より知識を深めることができるのではないかと考えています。
また、就業時間も遅くはないので子供がいても安心して働くことができるところも魅力です。
福岡県で看護職として働くメリットとしては、病院やクリニックというものが多いので、働ける場所が多くあるところです。
募集しているところが多いので、自分の希望するところで働くことができます。
デメリットとしては、福岡県だからというわけではないと思いますが、気が強い人が多いように感じます。
わたしが最初に働いたところもそうでしたが、看護師として働く友人が働く病棟も、いじめが横行していますし、病棟勤務で人間関係がきつくなり、クリニックで働くようになったという話もよく聞きます。
福岡大学病院に再就職したい
(Hさん/他地域/女性/30代後半/転職回数:4回)
現在は他県で、産婦人科医院で5年近く働いています。
福岡では、大学病院で5年間、クリニックで1年間ほど働いておりました。
福岡県は、福岡市内に大学病院や医療センター、こども病院などがたくさんあり、働きながらキャリアを積みたい看護師の方にとっては選択できる病院が多い印象があります。
また、クリニックも多数にあり、いろんな分野で条件に合う病院を見つけることができるので、それが一番のメリットだと思います。
九州の中では交通の便もよく、福岡市外ののんびりしたところで暮らしながら電車一本ですぐに市内に入ることができ、福岡の中心部で働くことも比較的簡単なように思います。
デメリットは特に思いつきません。
私は福岡大学病院に勤務しており、当時の上司からは、西日本で一番お給料をいただけているということを聞いておりました。
その通り、頑張って働いた分の報酬はいただけて、大学の関連での臨時のボーナスもあったように記憶しております。
現在はどのような給料体制かは細かくはわかりませんが、知り合いの看護師の方からは、仕事での評価がお給料に反映され満足できているというお話は聞いていますので、就職先としてお勧めです。
また、医療の中での看護師の仕事が重要視されていることも感じておりましたので、自分のやりたい看護を他病院に比べて展開しやすいのではないかと思います。
福岡大学の看護学生の実習先でもあるため、学生がいることでの緊張感もあり、指導を行うなかで初心に返り学びを深めることもできるのではと思います。
以上の理由で、また福岡で看護師として就職する機会があれば、福岡大学病院に再就職したいと考えております。
福岡では九大病院と浜の町病院で働いてみたい
(Yさん/志免町/女性/30代後半/転職回数:2回)
理学療法士の資格は所持しているものの、やりたいことがあり医師会の看護学校へ行きました。
学校を卒業した後、産婦人科に勤務しました。そこでの勤務は約3年。その後有料老人ホームへ転職し、今に至ります。
福岡で働いてみたい病院は、九大病院と浜の町病院です。
九大病院はやはり大学病院なのでさまざまな患者さんが来ます。
特に難病の患者さんが多くみられるので、勉強をするためにはいい場所だと思います。
浜の町病院はお世話になった看護師さんが働いているため、そこで働いて知識を増やしたいなと考えたことがあります。
福岡県で働くデメリットはたくさんあります。
福岡市内では競争率が高く、行きたい病院に就職できません。
また賃金がとても安いです。
また市内であれば駐車場がないため近隣のパーキングを契約したり、交通機関でいく必要があります。
メリットは郊外へ行くと少し賃金も高く、駐車場も完備されてます。また郊外へ行く場合は車もあまり混まない。
福岡に限ったことではないかもしれませんが、看護師は性格が悪い方が多いです。
郊外のクリニックへ行けば優しい年配のナースが増えますが、市内の大きな病院は知識や経験が少ない若いナースがたくさんおり、質が悪いと感じます。
もし転職するなら福岡徳洲会病院で働いてみたい
(Mさん/北九州市/女性/30代後半/転職回数:2回)
看護師としては8年目、ほとんど療養病棟などの慢性期の患者さんと接してきました。
福岡への転職後も療養病棟で働いて3年になります。
福岡県内での転職の経験はまだありませんがもし転職するなら福岡徳洲会病院で働いてみたいと思っています。
様々な診療科があり、認定看護師資格取得へのサポート体制があるので看護師としての自分のキャリアアップにつながることはもちろんですが、大きなグループの病院なのでここで学んだ事を、もともと興味があった離島等でのへき地医療に生かす事ができるのではとの思いがあるからです。
福岡県で看護師として働くメリットとしては大都市の大病院での看護だけではなく離島などのへき地での地域医療にも力を入れている病院が多いため幅広い分野で学ぶ事ができる点が大きいと思います。
給与も都市部の病院では東京など他の大きな都市と比べても大差ないと思うので、十分に生活していけると思います。
自分のライフスタイルや興味のある分野に合わせて幅広く就職先を選べるのが福岡県の特長だと思います。